緑内障と診断された話

1年ちょっと前なんですが、幸いなことに緑内障と早期に診断されて、点眼を始めることができました。そのことについて書いてみたいと思います。

緑内障って怖い！

緑内障の自覚症状

私は緑内障って診断されているのですが、緑内障の自覚症状って全くないんです。

子供の頃から強度の近視で、度の強い眼鏡を掛けていることと、40歳を過ぎた当たりから、老眼が始まったためか眼鏡を掛けていても、目が霞むようになったことが、目の不調といえば不調です。

しかし、緑内障と診断される前も後も、ものの見え方が変わったとか、眼科のお医者さんからパソコンやスマホの利用を制限されるとか、そういったことは一切ありません。

本当に何も自覚症状はないんです。

目の不調についてあえて言えば、25歳くらいで作った眼鏡の度数で40歳くらいまで何の問題もなかったのですが、45歳前後から見えにくくなり、それから頻繁に眼鏡を作り直すようになったことでしょうか。

眼鏡自体は、レンズが傷ついたり、子供に叩かれてフレームが歪んだりして、何度か替えていたのですが、度数はそれまで15年以上変える必要はありませんでした。

それが45歳くらいになってから、以前の度数では目が霞んでよく見えなくなり、近視と老眼への対応が必要になったことで、近視対応は度数を強くして、老眼対応も入れた遠近両用眼鏡が必要になってきたのです。

でも、緑内障でなくても、50歳前後から遠近両用眼鏡を使い始める人は増えてくるので、視力の変化は緑内障の症状ではありません。

緑内障の怖いところは、自覚症状なしに進むところなんです。

ある日突然失明も！

このように、自覚症状なしで進む緑内障で一番怖いのは、ある日突然完全に失明してしまうことです。

緑内障っていうのは、眼球の中の圧力が上がってしまう病気です。眼球はボールのような球形ですが、内側の圧力、眼圧が上がってしまうと、空気を入れすぎたサッカーボールやドッジボール、ビーチボールみたいにパンパンになってしまいます。

ビーチボールなんか、空気を入れすぎると破裂することもありますよね。眼球はその周りを覆われているので、眼圧が上がりすぎても破裂する恐れはありません。

しかし、パンパンになった眼球は、周囲にある視神経を圧迫して殺してしまうのです。圧迫されて死んでしまった視神経の部分は見えなくなるのですが、その部分を左右の目と脳が連携して、情報を補填して見えているように錯覚させてくれます。

そのために、緑内障になって視神経が死にはじめても、見えにくくなるといった自覚症状が出ないので、完全に失明するまで気が付かないことが多いのです。

完全に失明してしまったら、すでに視神経は全滅しているので、視力は戻ることがありません。再生医療が発達すれば、また視力を取り戻せる日がやってくるかもしれませんが、まだまだ医療はそこまで発達していないので、緑内障で失明したら、もう一生視力は回復しないのです。

緑内障は自覚症状が出ないうちの早期発見が大切！