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大雪の東北 かみのやま温泉2025.2 ①出発と到着まで

の続き

前回の記事は意外に「スキ」をいただいた。見沼天然温泉 小春日和への興味からなのか、前段のグダグダ話が、実は大雪の時のJR対策の参考になったのか定かではないが、まあ好評だったと受け止めてその続きもグダグダ書いてみよう。



(無料)キャンセルの攻防

加茂水族館行きを断念した翌日、JR東日本のアプリをインストールしてその後の状況を見守る。やはり山形新幹線は厳しそうだ。午前中福島新庄間は不通である。つばさ140号までは「仙台行きに行き先変更」となった。午後はどうかな? 私がこの日の朝急遽予約した14:25発141号がなかなか出てこない。しかしまずもうムリだろう。

ということで昼過ぎに天童の宿にキャンセルの電話をした。電話に出た受付の方に事情を話して

「これこれこういうわけで(無料)キャンセルお願いできないでしょうか…?(あれ?なんか無反応…)」
「…ああ、はい、いえ規定で頂いている宿泊料はそのままにさせて…」
「(げっ)いやいやいや、でも天災の場合はふつう勘弁していただけると思うんですけど…(低姿勢ながらやんわりと圧)。行きたくても新幹線動かないんですよ〜(他のお宿は認めてくれましたよ〜とかは言わないほうがいいかな)」
「は、はあ、…では上のものに確認してまいります。(間をおいて)いちど折り返させていただきます」

5分くらい待ったかな。すると昨日と同じように予約サイト一休さんからの「宿泊取消」確認メールが折り返しの電話よりも先に来た笑。

その後すぐ電話が来て

「はい、では今回は新幹線の事情ということで…え?ああもうメールいってますか」
「すいませんね、ドタキャンで、また利用させてもらいます〜(勝利v)」

あぶねーあぶねー、ゴネ得ではないはずだが、簡単に引き下がってはいけない。これぞハーバード流交渉術!(?)

夕食も頼んでないし朝はビュッフェだし、宿に実害はそれほどないはず。もしここで「一円もまかりならん!」とか言われたらもう二度と行かないけどね。また行くから勘弁して! 私も残念無念なのよ〜。加茂水族館行きたかったのに〜。

一件落着。さてどうしよう。天童一泊の後は、帰り道なのでかみのやま温泉の予定にしていた。明日の天気予報では東北も晴れ。なんとか動くだろう。ただそこへの往復だけだと交通費がもったいないけどな…。出来れば他絡ませたい。今日は福島や仙台までは行けそうなのでどこかにビューーンできるかな?(ほんとの「どこかにビューーン」を使うわけじゃありません)。

新幹線のキャンセル問題

おっとその前に私が取ってた新幹線はどうなるんだろう? まだ白黒ついてないのだ。運休なのか行き先変更してでも動くのか。

おっと、運休連絡が来た! 

えきねっとをご利用いただきありがとうございます。
以下の予約番号でご予約いただいた新幹線が運休となりましたことをお知らせいたします。なお、全区間運休のケースと一部区間運休のケースがございます。運休となった区間は「▼運休情報」よりご確認ください。

私の場合「一部区間運休」に該当するようだ。これ払い戻しどうなるんだ?

FAQにこんなのあるんだね

乗車予定のつばさ号が仙台行き・仙台発となりました。どうすれば良いですか?

これの回答は「全額払い戻し」となっている。

なお、

ご予約の新幹線が運休となった場合でも、お客さまご自身で「払戻操作」を行うと所定の払戻手数料が発生します。ご予約の新幹線が運休となり、ご旅行をキャンセルする場合においても操作は何もせずに「えきねっと」からのメールをお待ちください。

(赤字で書いてある)

ヘタにキャンセル操作しない方がいいみたいだ。ホントかなあ?

不安は残るが、該当のチケットレス乗車券はそのままにして、そもそもの最初に取っておいた帰りの新幹線予約の一部を明日の朝の山形行きつばさに変更した。そんなこんなでウダウダしてたらお昼もかなり過ぎてしまった。けっきょくまた家で過ごしたのであった。

☃️⛄️☃️⛄️☃️⛄️

その翌日(運転再開)

もう少なくとも大雪はやんでいるようだ。午後からは晴れるところも。しかし線路がどうなっていることやら。とりあえず大宮までまた行くか。

朝早くのつばさは運休。続く便も仙台行きになってしまうものがあるらしい。遅延は覚悟の上で来ているのだ、仙台行きになるのかならないのかの結論が欲しい。「JR東日本のアプリやサイトをご確認ください」って、なかなか結論が出てこない。ったく、こちとら大事な用事で向かっているのに(←遊びだろ?♨️)

JR東日本のアプリキャプチャー

お、「一部運休」表示が消えた。よし、この際無事到着してくれれば御の字だわ。二、三十分程度の遅れなんて無問題! 宿とのキャンセル交渉ももうたくさん。

大宮駅に着くと

勝利!v

大宮駅へ七分遅れで来た山形新幹線は秋田新幹線と同じくずいぶん短い車両なんだね。初めて乗るわけではなかったと思うけど。前回と同じ車両かな?

山形は二年ぶり。秋田への通り道に寄ったのであった。

乗り込むとお隣の席にはカメラ機材持ったおねえさん。YouTuber? 日本人? チラッと聞こえた言葉は韓国語っぽかったような。

さあ出発進行!ナスのオシンコー!!  東京はここ数日晴れてるのに、郡山近辺に来るともう雪景色だね。

福島を過ぎると…こりゃすごいわ⛄️
ラッセル車とかで線路の雪をかき分けてくれたのかなあ

雪煙を巻き上げて列車は走る。ってか、途中から暴風雪だわ。

米沢あたりだと、屋根に上がって雪下ろししてる方々もたくさん。ご苦労さまです…。

米沢駅(だったかな)

なんとか無事かみのやま温泉駅到着。そんなに遅れなかった。

バイバイありがとね〜

いやここまで長かった(ちっとも移動してないのに)。

このカカシなに?
案内所にて。コーヒーやワインも売ってる
やっぱりけっこうつもってるわ


師匠の跡を辿る

今回は珍しく事前にリサーチして、(勝手に弟子入している)湯美師匠のかみのやま温泉周辺情報を予習しておいた。

まずはお蕎麦屋さん「さかえや」。

師匠のnote記事と違い暖簾が青緑色だね。夏は白にするとか?

「明日のそばを語る会」?
かみのやま地区独自でやってるみたい

師匠が食べていらした夏中華は季節ものかな。なかったのでここは天ざるにした。そば屋ではこればっか頼んじゃうな。

注文取りにこねえな。自己申告制か。「天ざるひとついいですか〜?」

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!(←懐かしい)

あら平麺なのね。このお店がそうだということで山形の蕎麦がみなそうとは限らないだろうけど。コシ強くさわやかでうまい。蕎麦通は海苔乗ってるの嫌がるんだけど、私は別にどっちでも構わない。

そばつゆは色薄め。江戸の真っ黒いのとは違う。これは山形スタンダードかも。でも山形はそばつゆのことを「たれ」と呼ぶとも聞く。

山形県は、冷たい肉そばが名物として知られており、そのつゆは甘辛い味が特徴です。一般的なそばつゆとは異なる独特の風味があることから、「たれ」と呼ばれるようになったと言われています。

Gemini 回答

なるほど。でもいただいたのはそんなに甘辛は感じなかったな。さらっとして出汁がきいてた。やっぱりお店ごとに違うんだろう。

山形プリン

さてこの後はどうしよう。ワインセラーもいいけど足がない。タクシーで行っても帰りまた呼ぶのか。

するとGoogleマップにプリン屋さんが現れた! 泊まる宿の近くみたいだしそっちにしよっと🍮

バスで行けるみたいだ。次のバスは30分後なので急いで時間通りにバス停に来たがこねえ…。日陰にずっといるとやっぱり寒いな。

ふと見上げると🏯

バス停からお城が見える。雪で白いわけじゃないよね。これも白鷺城だ(おととい「プロジェクトX」でやってた)。ここのは上山城というらしい。

上山城は、上山市のシンボルとして市民に親しまれています。春には桜の名所としても有名で、多くの観光客が訪れます。

Gemini

へえ。斎藤茂吉記念館と併せて桜見に来たいなあ。

そうこうするうち10分遅れだが無事にバスが来た。Suicaも使える。

終点の高松葉山温泉というバス停で降りる。なかなか風情のある宿があちこちに。

扉には「高松温泉 湯元 三木屋」と

プリン屋さんへは、かなり坂を登る。箱根みたい。

すごい雪
ここもかなり評判のよい高級旅館らしい

そのお向かいに

ここか
🍮
「チョコレートいちご」にした

もっとずんぐりした器なんだけどスマートに撮れちゃうな。

「賞味期限10分」という「生プリン」なんてものもあり、バエは最高だろうが、わたしゃあんまり生卵に価値を見出さない人なので見送るかな🐣

続いて、やはりマップで目に付いたそばにある

葉山足湯

無料だよね?
午前6時〜午後9時

入浴時間が決まっているのはなんだろ? 時間過ぎたらふたでもすんの? 電気を消すのかな。

飲むなよ!

そしたらひしゃく置かないほうがいいのでは?とも思ったけど、これはお隣のお地蔵さんに掛けてあげるんだって。

さて足湯に浸かろう♨️

うむ、適温で心地よい。温まる👣
眺めもよし

でもそばに靴下が一足脱ぎ捨てられてた🧦。汚いから写真に撮らないけど。

寒河江屋旅館(不泊)

宿は15時チェックインだ。そろそろ行こうかな。グルンと迂回して来た道を戻る。途中、雰囲気のある旅館を横目に坂を下って行った。

後で師匠のnoteを見返していたら…あ、これ寒河江屋旅館か。スルーしてごめんなさい! 次回チャレンジしてみよう。

そういえばさっきのお蕎麦屋さんは「さかえや」だったな。「栄屋」なんだろうけどなんか関係あるんだろうか。

この辺は葉山温泉と呼ばれる。川崎温泉口とかいうバス停もあった。さっきの「三木屋」は高松温泉と書いてあった。バス停は「高松葉山温泉」だったね。

そう広くもない地域にいくつも「温泉地」があるのは、その昔に縄張り争いでもあったのかな…?かみのやま親分、葉山親分、川崎親分、高松親分??

謎は深まるがつづく


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