看脚下
坐禅ウィーク5日目
こんばんは!今週は坐禅に専念する期間ということで毎日バーチャル坐禅会を開催させていただいております。
坐禅ウィークもあと1日となりました。最後まで気を抜かずにつとめていきたいと思います。
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看脚下
5日目は「看脚下」(かんきゃっか)という禅語を紹介させていただきました。
直訳すると「足元を看ろ」という意味です。
この言葉はよくお寺の玄関など、靴を脱ぐところで見かけます。
「くつを揃えなさい」というメッセージかなぁって思いますが、実はもっと深い意味があります。
例えば暗闇の中、懐中電灯を持って歩いていたとします。
しかし、急に電池がなくなってしまい、懐中電灯が全く使えなくなってしまいました。
1m先も見えないという状況です。
そんな状況で闇雲に進んでしまったら、転んでしまったり、何かにぶつかってしまったりして危ないですし、ずっとその場所にいてもどうにかなるというわけではありません。
そんな時は足元を探りながら進むしかありません。
現実世界でも自分の進むべき進む道が見えないことがあります。
自分の師匠や先生を失ってしまったり、誰もやったことのない分野を進むことになったりすることもあります。
他にも、うまくいった時やピンチの時は周りが見えにくくなってしまいます。
足元を看るというのは、今の自分の状況を知るということです。
つまり自己を見つめるということです。
自分の今の実力をしっかりと理解していたら無謀な失敗をすることはありません。
進む道がわからなくいなってしまった時は、
一旦立ち止まって自分の足元をよくみて、靴ひもを結び直してから、もう一度進んでみてください
ご参加いただいた方ありがとうございました。