第32話 本当に親切な人。公衆電話をみると思い出す。
noteも、夜のウォーキングも、まあなんとかまだ続いています。
今日のウォーキングは、いつもと違うコースで、1時間ほど少し長めのウォーキングでした。
めっきり風が涼しく、日に日に秋を感じます。
ウォーキングのゴールの手前、家のすぐ近くに、公民館があります。その入口には、最近あまり見なくなった電話BOXがあります。
夜は人がいないので真っ暗です。電話BOXの電灯は灯っていますが、なんか出そうな、それっぽい雰囲気。
でも、その前を通ると、昔の思い出を思い出します。
兄の運転で遠路はるばる鹿児島の大学の入学式に向かう途中、私は電話BOXに財布を置き忘れてしまったのです。
高校卒業したばかり、入学までに、必死で貯めたバイト代が入った財布。
気付いたのがかなり時間が経過してからなのですが、兄に頼んで引き返してもらいました。
わずかに期待はしていましたが・・・。
でも戻った電話BOXには、もう財布はありませんでした
「何しとんねん💢」
兄に叱られるは、バイト代は消えるわ、せっかくの大学生活は、最悪のスタート。
翌日、兄のすすめで、警察にダメ元で遺失物の届け出をすることにしました。
すると、置き忘れた財布が、警察に届けられていました。私が置き忘れたすぐ後に、気付いた方が、すぐに警察に届けてくれていたようです。
とても嬉しくて、お礼をしたかったのですが、結局拾ってくれた方には連絡がつきませんでした。
世の中には、本当に親切な人がいる。その時、感謝しながら、そう思いました。
あのとき受けた親切のご恩は、誰か困った人への親切で返したい。
だから電話BOXの前を通る時、財布が置き忘れていないか確認してしまう。もし置き忘れがあったら、すぐに警察に届けてあげたい。