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てんぷれいと、湧き出す言葉

こんばんは。考えながら書きます。故に、文が乱れます。

前提として、これについて綴ります。聴いてね。


まず音楽としての側面なんですが、私個人的にはバンドサウンド大好きなのでディストーションベースが入った瞬間湧きましたね。ベースを割るのって結構ないんですよね。ギターなら全然割れはあるあるなんですけどね。割れベースイカしてんねぇ~!!!!!!!となりましたね。
他、キタニさんの作風は詳しくは存じ上げないのですが金物とバスドラをバッチバチに鳴らしてるドラムとか、カットイン的に入るギターフレーズとかうわ~~~カッコよ吐きそうになっています。

で、ここからが本命。MVと歌詞の面で湧き出す言葉をただただ羅列していきます。
すいせいこーど所属なのでそこで流れる考察も見ていたんですが、「アンチVS信者」の構図とか、「現在のファンと古参のバチギス」とかあっておお~~~面白い!!!ってなっていました。
ですがここは私のnoteなので私の意見をまず書かせてもらいますね。

個人的には「求められたペルソナと己の目的地の乖離」だと思っています。MVに出てるメガネの子はペルソナを押し付ける側、ショートの性別不詳の子がペルソナを剥がす、己の目的地の投影。
アイドルだからこれをやれ、Vtuberだからこれをやれなどなど、そのカテゴリに属したときに「あてがわれる傾向」への反発意識だという解釈。
ロックンロールですね。
他にも組み込まれているテーマは感じてて、「インターネット上の罵詈雑言」だとか「第三者の根も葉もない戯言」だとか。

一番に登場しているメガネの子は「星街すいせいの偶像」たる姿に一目惚れし、それ以外の解釈違いに該当するモノを攻撃しているのに対し、二番に登場する性別不詳ショートの子は枠に囚われた「星街すいせいの偶像」を解き放ち結果、一番の子と二番の子は殺し合いにになるのですが、ここで当の本人「星街すいせい」はというと蚊帳の外、宙ぶらりんなんですよね。
偶像たる姿を維持させようとする人格と枠から外れようとする人格の戦争なぞいざ知らず、己のやりたいことをやるぞという意志を感じました。
歌詞にも「僕以外、何もいらない」とあるように他の人間や意見に揺らぐようなことなく推し事してくれやというメッセージかもです。

「Vtuberだから」「絵は」という人間たちへのだからどうした?という強い気迫を感じて推し...…今日も今日とてかわいいしカッコいいわ...…になりました。
「この生き方を選んでるんだから勝手にさせろ」と、それはそうだし、尊重されるべきですよね。この世には悲しいことに偶像を押し付ける人間はいますし、事実私もそういう傾向にあります。「Vtuber」というものは3DCGで色々未知なことをしてくれる存在で、2Dストリーマーは邪道だと思っていた時期もありましたし、今現在もそう思っていないか?と問われればいいえとは言えません。クソ根深い老害です。
一昨年の10月頃にそれに関してある人からお叱りを受けてから意識改革したり、2Dストリーマーへの理解を深めています。そういう人間に対しても、「Vtuber」を白い目で見る層にも、アイドルなんだから男子禁制だという層にも否、己は己であると言い切る強さに惚れます。

同じこと繰り返し書いてないか?

ともかくとして、推しの我の強さが出ている曲でとてもいいと思いました。

前述した他の説、興味があるので他の切り口に対しても掘り下げようと思います。
「アンチVS信者」説、とても面白いと思います。偶像を追いかける信者と、そんなもん虚像だろという所謂衛門の対立。この説聞いたときこれじゃん...…になっちゃったので私の妄想の弱さが露呈しましたね。
この説なら一番の子と二番の子の蚊帳の外で推しが静観しているのがとても腑に落ちますし、構図的にも非常にあるあるなのでそれを描いたよと言われたらうんうんうんうんと首を縦に振れます。
「古参VS新規のバチギス」説、これもこれであると思うんですよね。二番の子が古参で過去の輝きを追い求めるが故に現状に満足いかず現在のギャラリーを荒らし、新規が現在のギャラリーを荒らされたことに対してブチギレる。古参と新規の認識の差で戦争が起きるが本人は蚊帳の外。

どれを取っても「本人が蚊帳の外になる」という現象がキーなMVだと思います。ペルソナを押し付けられても、ただただ「星街すいせい」は存在しているということで。

あと、MVを見てピングドラムとメカクシティアクターズを感じました。演出がシャフトっぽいとか、輪郭線や色遣いがビビッドなのがそれっぽいだとか。あれっぽいなそれってやつですね。ぽいっていうのはあまり誉め言葉ではないのでシンプルに感想です。パクリと言いたいわけでもないです。エッセンスを感じるというだけですので。


ここまで読んでくださりありがとうございました。脳直の乱文でした。

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