【ボロ屋危険ファイルNo8】無責任な家
契約不適合責任免責って見たことありますか?
スーモやアットホームでたまに見かけます。
【契約不適合責任免責有】とか【瑕疵担保責任免責有】っていう物件。
こいつは結構注意が必要なんですよ。
そもそも契約不適合責任って何ですの?
売り主さんから聞いてなかったけど、雨漏り、シロアリの被害、屋根・床が腐ってる、設備が故障していた場合に、売り主さんが保証するという約束事です。
期間は売買締結後6カ月になっていることが多いので案外短いです。
でもそういう責任が売り主さんに基本的にはあるということです。
契約不適合責任を免責するとどうなるの?
免責、つまり責任を免除してます。ということです。
簡単に言うと、この部分が悪いんです!って自首してます。
自首したから許されちゃうという制度です。
免責物件って買っても大丈夫なの?
内容によっては巨大な粗大ゴミを何百万円も出して買うことなります。
例えば、雨漏りして屋根と柱腐ってます。シロアリ被害で床下全滅、柱も何本かやられちゃってます。っていうこともあります。
でも募集には 契約不適合責任免責あり で終わり。
その契約不適合免責の中身が何なのかがとても重要です。
不動産屋に聞くと、シロアリ被害で契約不適合責任免責になってます。なんて教えてくれます。でもどの範囲かはわかりません。土台一本なら何とかなるかもしれませんが、自主するぐらいなのでほとんどは壊滅的なダメージを負っていることが多いです。
まれにSNSで免責有物件買ったけど、簡単に治せましたという人も現れるけど、宝くじに当たったようなものです。構造部材関連の場合、ほとんどは100万程度の出費は確実でしょう。ボロ屋大家さんの基本姿勢はDIYです。でも構造部材関連のDIYはプロ大工レベルの仕事が求められます。材料と工具だけでも結構な出費です。
だから契約書がポイントになります。
契約書に免責部分が記載されます。内容が聞いていた話と少しでも違う場合は一回立ち止まりましょう。
契約不適合免責でも買ってもいい物件も実は結構あります。詳しい話は【ボロ屋突破ファイル】で解説します。
まとめ
契約不適合免責は、売主の責任を一部免除している
契約不適合免責がどこかが重要
内容によっては買わない方がいい
次回は?
【ボロ屋危険ファイルNo9 水が飲めない流せない家】 です。
超ボロ屋はたまに井戸水ってこともあります。
雨水を流せない土地もあります。
築古戸建はいろいろあります。
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