【ボロ屋危険ファイルNo1】雨漏りで死ぬパターン
家が壊れて、人がケガをしたり死んでしまうと大問題。
それは自分で住んでも、人に貸しても同じことです。
頭上のものが頭に落ちてくると死亡リスクも高くなります。
その一つが屋根です。
その中でも瓦屋根は重くて危険です。
雨漏りで屋根が腐ると上から瓦が降ってきます。
超古いボロ戸建ては、雨漏りも放置気味です。
雨漏りが続くと屋根も腐りやすいです。
危険な雨漏りは?
ではどんな雨漏りが危険なのでしょうか。
台風で暴風雨により一時的に雨漏りしているものはそんなに問題になりません。
雨漏りをしても、いずれ乾燥するからです。
問題は日常的にジワジワ雨漏りしている場合です。
そうなると発見も遅れて、木造もゆっくり腐っていきます。
雨漏りの確認は、建物の中から天井のシミを確認します。
天井のシミの原因
雨漏り
害獣
配管漏れ
結論や材料劣化
雨漏りのシミ
雨は透明ですが、漏れる途中に埃などをひろって天井側では黒っぽいシミとなることもあります。
鳥獣の糞尿も黒っぽく、中古住宅内覧時に素人が見極めるのはかなり難しいです。
雨漏りの度合いは、台風などの暴風雨時と日常の雨にざっくり別れます。通常の雨で雨漏りしていると屋根材が腐ってることもあるので要注意です。しかしこれも内覧時に判断するのは難しいです。
雨漏りのひどい物件を内覧したことがあります。2階建てで2階の天井から床に落ちて1階の天井・床までシミがあることもあります。そこの家主さんは『お金かかるし、長いこと直してないね~』と素直にお話してくださいました。もちろん買いませんでしたが・・・
屋根瓦がずれていたり、屋根材がめくれているなど、わかりやすい場合もあります。しかし雨漏りの多くは原因特定に時間がかかります。
バルコニーがあればバルコニーも必ず歩きましょう。ふわふわしてたら結構危険です。
雨の時に水が落ちてくるなら雨漏りと考えて良いのですが、内覧時の短時間では確認が難しくなります。
動物のうんことおしっこ
雨漏りではなく、コウモリやねずみなどの害獣の糞尿の可能性もあります。
これは天井をめくってみないとわかりません。
害獣の糞尿の場合は、害獣駆除をして天井を直して終わるので、予算も10万円以下で納まることもあります。
どうやって確認するの?
部屋の中から天井のシミをみる
天井点検口から覗いてみる
押し入れの天井を外す
点検口があったらラッキーです。点検口から屋根裏を除いて直接みることもできます。
ただ古い建物は点検口がないことが多い。
まれに押入れなど収納の天井が外せるようになっているタイプの点検口があります。押し入れの天井を少し押してみましょう。
天井裏を除けたらスマホのライトで見てみましょう。
最悪、ゴキやネズミがいるので要注意ですが…
まとめ
内覧時に天井のシミをチェック
シミの理由(雨漏りの有無)を立会者に聞く
シミだけで雨漏りと特定するのは難しい
シミがあれば要注意
シミがあっても絶対に雨漏りとは言えない。内覧時に見極めるは難しい。
シミは物件のリスクが上がるので、内覧時のチェックポイントです。
シミがあっても判断しきれない場合は、物件価格と立地などを考慮して、総合的に購入の判断をします。
次回は?
シロアリに食われるとボロ屋から巨大な粗大ゴミに格下げになることもあります。