前菜について思うこと。
はじめまして。
私は現在、大学でデザインを学んでいる学生です。
このnoteはデザインに関わらず、思ったことや考えたことを文章にして残していこうと思います。
今日のテーマは"前菜について"です。
私は学生でお金もないので外食で前菜が出るようなオシャレな場所に行く機会はあまりありません。
私が前菜の存在を感じる場面といえば、たまにコース料理を食べた時や、近所のいい感じのカレー屋さんに行くとカレーが出る前にサラダが出てきたりします。私と前菜とはそういった薄い関係性です。
そんな私は今日という日まで前菜という存在についてあまり意識していませんでした。
前菜をはじめに食べると食を最大限に楽しめない!?
一体どういうことでしょうか?
今までの私は前菜というものを音楽でいうところのイントロだと考えていました。
イントロはその曲を聴く人のイメージをかきたて、世界観を作る役割を持っています。
いくらサビが良くてもイントロが良くなければ曲の世界に入り込めず、その良さを最大限に引き出すことができません。
そして前菜もメインディッシュに向かう大事な存在だと思っていました。
しかし全くもって前菜はそういったものではなく、なんならメインの足を引っ張ってすらいるのではないかと気がつきました。
なぜ前菜はイントロのようになれないのでしょう?
空腹は最大の調味料
その言葉通り、私たちはお腹が空けば普通の料理でもとても美味しく感じるようにできています。
そうなのです。人は満腹に近づくにつれ、美味しく感じにくくなっていくのです。
つまり、食の一番重要な時は一口目、そう、前菜のサラダを食べている時なのです。
お店についてメインディッシュを魚にするか、お肉にするか考えてお肉に決めた時から私の口はお肉になっているのです。
お腹ペコペコな上に肉が食べたい私の口に放り込まれる苦いサラダ。
決してサラダを食べに来た訳ではありません。
そしてパンやスープなどを食べてるうちに空腹は満たされメインの肉料理の時には感動が弱くなってしまいます。
しかし前菜にはすぐ提供できるため、時間がかかる料理までの繋ぎとしての働きや、食事のはじめに野菜を食べるとダイエットに効果があるような話も聞いたことがあります。野菜が好きな人ももちろんいるでしょう。
今まで前菜について何も思わなかったわけですからきっと今のこの前菜システムは理に適っていると考えられます。
きっとそんな人はコースに向いていないのでしょう。
一品料理を好きなタイミングで頼めばいいのです。
ですがせっかくここまで書いたので次に私の満足するようなコースの順番を考えてみます。
まずは肉!
前述の通り空腹は最大の調味料ですので、メインの肉料理から食べてもらいます。
一口目が一番美味しく感じるはずなのでそこが幸福度の天井です。
メインは量を抑えめにしてもっと食べたい!という気持ちに導きます。
テンションが上がったところで前菜のサラダを食べます。
しっかり味付けがされた料理の後にさっぱりした野菜のもつ素材の味を味わいます。
その後スープとパンを食べることで胃の中を温めて満腹感を高め、満足していただきます。
いかがでしたか?
普段意識の外にいる前菜について読んでいただいた人が考える機会を作ることができたなら幸いです。
また何か日常の気になることについて書いていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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