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これから発明する「村」の話。クリエイターの楽園を作るぞ

いまやっている、すべてのプロジェクトは「村づくり」のためと言っても過言ではない。というより、すべてのプロジェクトが村づくりに必要なので、すでに村を作り始めているとも言えるだろう。

基本的に「村や街」の構成要素は、ソフトウェアとハードウェアに分かれると思っている。文化や仕組み、村のエコシステムそのものがソフトウェアなら、建物や土地、環境がハードウェア。そして今は村のソフトウェアを作っている段階。そしてソフトウェアを動かすためのOSも必要なわけだ。だから、今、村のソフトウェアと共に村のOSも真剣に作っている。

細かい話はともかく、一番大事なのは、その村でどんな価値を提供できるかだ。その人にとって価値があるから村に移住するのであって、何の価値も無い村に誰も引っ越そうとは思わない。では、僕はその村でどんな価値をデザインしているかと言うと「クリエイターと起業家が勝手に誕生し、ワクワクするプロジェクトや事業が誕生し続ける村」だ。起業家も含め、クリエイターだと思っているので、仮に「クリエイター村」と呼ぼう。

ハンズオフの人材育成環境

その村では、エンジニア、デザイナー、そして起業家など、何かを作り出せる人が次々に生まれ、自由にコラボレーションし、思うがままにワクワクするプロジェクトや事業を生み出していく。そしてお金と新たな体験価値を生みだすのだ。

スキルが無い人でも習得できるハンズオフの育成環境があり、まったくのゼロからでも、クリエイターを目指せる。事業を作りだければこちらも同じようにハンズオフの起業家育成環境の元に学び、一歩を踏み出せる。

ゼロからスキルを習得し、みんな、自分が作りたいもの、成し遂げたい仕事を実現するために、この村で生きている。家賃もめちゃくちゃ安い。何度でも失敗できるように、生活コストが極力かからない設計になっている。

いつでも自分のアイディアを実験&実現できる環境

また、実証実験がしたければ村人のみんなに使ってもらって、村という小型の経済圏で小さくいくらでも実験できる。今、既存の街に出て「新しくサービス作ったんですけど使ってくれませんか?」なんて言っても、そもそも新しいものを気軽に受け入れる文化が無いので、難しい。しかし、クリエイター村なら一瞬だ。多くの人が検証に協力してくれるだろう。

さらに、この村では1人1人がネット上にも「アカウント」を持っており、自分のマイページがある。そしてすべてのクリエイターが生み出したサービスは、マイページからすぐに使うことができるのだ。だからこそ、サービスに価値を感じてもらえるかどうか、判断しやすい。

人材もすぐに仲間に加えられるし、資金調達も相談しやすい

もし理想の事業を実現する技術がなくても問題ない。自分で覚えられる環境は右にも左にもあるし、なんなら村の掲示板で募集をかければ、すぐにたくさんのクリエイターが協力してくれる。

常に受託案件を紹介してくれる人もいて ( ゲームで言うギルドやクランと呼ばれてるあれ ) 、仕事がほしければ、そのきっかけを、いつでももらえる。そもそも生活コストが安いので、最低限の仕事だけで生活は成り立ち、捻出した時間で自分が追求したいことや、取り組みたいプロジェクトに全力を注ぐといい。

投資を受けたいなら、ベンチャーキャピタルや投資家へ繋がる窓口が常に用意されていて、いつでも好きなタイミングで相談できる。本当に自分が作りたい価値だけを追求できる設計だ。

デジタルツインで仮想空間上にも同時に村が存在する

そして「クリエイター村」は場所に縛られない。2つ理由がある。

1つがデジタルツイン。ネット上に現実の村と同じ仮想空間を用意する。裏と表のように、現地に住む人もいれば、仮想空間上で訪れているお客さんもいるわけだ。パラレルワールドのようだが、この2つはそれぞれ自由に行き来できる。リアルに住んでいる人が仮想空間上に住んでいる人と交流することも、もちろん可能だ。

そして仮想空間上の村とリアルな村はスムーズにリンクする( 詳細はまたいずれ )  。完璧ではないにしろ、いつでもどこでも村の環境にアクセスできるようにする。決済方法もすべて電子決済なため、リアルで受けられるサービスのほとんどを、ネット経由でどこからでも受けられるようにする。

村という概念自体が、場所に縛られていない

そしてもう1つが、村は決して1つではないということだ。最初の村が成功したら文化、通貨、仕組み、インフラ、サービス、そのすべてを「複製」して、作れる場所に作る。

現存する「村」の概念は、必ず土地や地域に縛られていた。しかし、インターネットが普及した現在、村でさえ、いちいち一定の土地に縛られる必要はない。言ってしまえば、A地点とB地点、例えばそれが地球の真反対にあったとしても、同じ文化と仕組みを持っている限り、どちらも同じ地続きの「クリエイター村」なのだ。場所が離れていようが、A地区、B地区くらいの違いでしかない。無数にある村同士が網の目のように見えない線で繋がる、ネットワークといっても良いかもしれない。このネットワークそのものが村を意味しているのだ。

県を挟もうが、国をはさもうが、それがクリエイター村である限り一緒だ。中に入れば、同じ環境が手に入り、同じ文化、同じ空気、同じ環境で暮らせる。もちろん、気候や土地柄によって変化はあるが (雪国だったりリゾートだったり)  基本は一緒だということだ。そして、どこに行こうが、エンジニアやデザイナーそして起業家が、ソフトウェア、ハードウェア、有形無形の垣根を越えて、ワクワクするような体験を生み出している。クリエイターがクリエイティブであり続けられる場所だと思う。

絶賛、実験&研究、進行中

ともかく、こうした村を作るために今、僕自身は活動していて、実際、少しずつ検証をすすめているのだ。

では、一通り理想ばかりを語ってみたが、実際はどこまで進んでいるのかということだ。今の所、村の仕組み、ソフトウェアの部分が上手くいくのか実験している段階だが、割とうまく行っているのではないかと思う。

さらに今回は、その成果と進捗状況、そして村のビジネスモデルを少しだけお話しする。ボランティアでもなんでもなく、事業として村作りをしたいので、確かなビジネスモデルが存在していて、人によっては、かなり面白いはずだ。しかも、日本に現存する多くの社会問題を解決できるだろう。

■ 以降、有料箇所の目次

・クリエイター村のビジネスモデル
・ハンズオフ・クリエイター育成の仕組みと現状
・ハンズオフ・起業家育成の仕組みと現状
・どんな社会問題の解決を期待できるか
・村OSの内容と現状
・クリエイター村のビジュアルイメージ
・今後のスケジュールは?
・まとめ

なお「クリエイター生存戦略マガジン」をスタートした。

いま思いついたのだが、クリエイター生存戦略マガジン参加者の方、および有料エリアを購入して頂けた方を「村人」と仮定して、毎回、村人専用のエリアを用意させていただこうと思う。今回のように、かなり濃く、おおっぴらに言いにくい話を共有していく。

クリエイター村のビジネスモデル

さて、ここからは理想というより現実についてお話していこう。まずは、クリエイター村のビジネスモデルである。基本的に村民からはそれほど多くのお金は取らない。村が維持できて、黒字であれたら、それほど多くは必要ない。では誰から取るのかと言えば、国や地方自治体である。

クリエイター村が設置されるのは、廃村や過疎地域だ。そんなところに人を集めるのは大変かと思うかもしれないが、そうでもない。実は、その場所が非日常空間であれば、人は集まるのだ。ワーケーションなど良い例だろう。オフィスを失った人々は、東京に住む必要性が無いとして、地方に移住する。非日常であればあるほどいい。実は、これも検証をはじめているが、人が集まる条件、環境含む理解も進んでおり、経過は順調である。

後ほどイメージが伝わる画像をお見せするが、村全体を住んでみたいと思わせるデザインにする。完全に非日常空間を演出するため、そこがどこだろうが関係ない。すでに経済など存在しないであろう地域に村をつくり、そこでクリエイターと起業家を育てる。事業を生み出し根付かせる。少なくとも、その地域に法人が無数に生まれることになる。経済が無い場所に経済を生み出すことで、村に価値が出る。だから求められるのだ。

言ってみれば商品は、経済を生み出す「村のパッケージ」だ。なにもない地域に村をつくり、経済を作り出す。オーダーされたら、住まいなどを整え、人を呼び、そこで「村から生まれたサービスや事業すべて」を使えるようにする。数カ月後には、たくさんの人がそこで製作技術を学んだり、サービスを作り出すようになる。

だが、ここで問題が2つ生まれる。そもそもクリエイターと起業家を、どのように育てるのかだ。そして、実際に事業を生み出すことが出来るか、である。形だけお金をかけて作ったところで、中の育成環境をはじめとした村の「ソフトウェア」が機能しなければ意味がない。だからこそ、最初にソフトウェアの設計に注力しているのだが、これについては、次で説明する。

ハンズオフ・クリエイター育成の仕組みと現状

コロナでストップしてしまっているが、WORKROOMというシェアハウスを展開している。WORKROOMは「メンターも誰もいない状態」で、どれだけクリエイターを育てることが出来るかがテーマだった。なぜなら、村では最終的にメンターもいない状況で、少なくとも一通り制作や開発できるくらいに、人材を育てる必要があるからだ。メンターを入れないというのは、可能な限り住人にとってゼロコストの仕組みを作るためである。

メンターも先生もいない状態で、果たして人材が育つのかについて考えた時、最初に見つけたのが42というプログラミングスクールだった。ここはまさに理想で、GAFAなどに引き抜かれるほど優秀なエンジニアが育っているにも関わらず、メンターがいない。すべて生徒同士で教え合うことで、考える力を育てながら、プログラミングを習得しているのだ。安易に答えを教えてもらうのではなく、議論を重ねることで、問題解決能力と共に技術を習得する。だから、優秀なのだ。

そこで、僕らもやってみようと考え、IT留学シェアハウスWORKROOMをフィリピンに立ち上げた。当初は42をどこまでパクれるかが目的だったのだ。ところが、どうやっていいか僕らもで探りである。最初は本当に何もなく、環境を用意するだけだった。後は、課題をどんどん出していけば、皆で課題を解決するために技術を調べ、学んでいく流れができるだろうと考えていた。ところがそうはならなかった。学びに来たのに「何も教われない、どう勉強していいか分からない」というクレームが噴出したのだった。

42は最初に参加できる人を何度も試験をして厳選する。つまり、最初から問題解決能力が高い人を集めて運営するのが1つの成功要因だ。それだと、意味がない。問題解決能力を鍛えてこそ、本当の教育だと思った。

なので次の募集から工夫した。まず、学習方法だけ教えることにした。しかし、それでも無理だったので、自分たちが考える理想の教材を作ることにした。それが「STARTOUT」だ。教材が出来上がると、最初に勉強の流れだけ伝えれば、あとはシェアハウス内でうまく成長してくれるようになった。半年近くも滞在すれば、ほぼ何もしなくても、入居者は就職先を見つけられるようになった。メンターなしで人が育つ環境は、こうして誕生した。

ハンズオフ・起業家育成の仕組みと現状

ぶっちゃけ、まだ完成していない。失敗続きだ。かなり難しい。いや、もちろん最初から頭脳明晰でモチベーションも溢れる起業したいマンを集め、合体させて事業を作ってもらうなら可能だ。実際、何度かハッカソンなどでメンターをやらせてもらったケースで言えば、その時集まったチームが再結成するなどして、どんどん事業を作っていた。

自分でチーム集めて立ち上げるぶんには、最終的には大体成功させる。そのおかげでメディアからスクール、留学、シェアハウス、シェアオフィス、WEB制作プロダクションなど、様々な事業が生まれた。

しかし、ごく普通のゼロスキルから、何か自分でサービス作ってみたい!といった、ありふれたモチベーションから、ハンズオフで事業を引き出すのは容易なことではなかった。まず、リリース直前になって「やっぱり売れない気がする」と言い始め、公開することさえしなかったり。機能ばかり付け加えたがって、結局リリースしなかったり。まずリリースしないケースも多かった。さらに公開しても「運用が続かず挫折する」「チーム内でトラブルで分裂する」といった、細かいトラブルが数多くおきた。

プロジェクトの中で、数件の事業が企業から「欲しい」「興味ある」と問い合わせをもらったものの、結局、エグジットや長期で利益を出し続けるまでいかなかった。マジで難しい。本当に難しい。

なので、次は私塾を立ち上げて、僕が直接メンタリングする形で進めてみようと思っている。その中でヒントを見つけたい。本番の村では、ハンズオフにするのだが、クリエイター育成の時でさえ、1年、試行錯誤してようやく答えに到達したのだ。起業もできることを全部やれば、達成できるだろうという自信はある。なので、起業に関しては、まだまだ研究中である。たぶん、2022年頭にはできているとおもう。

問題解決の呼吸、全集中。ノースキルからハンズオフで事業づくりを高確率で成功させられるようにしよう、とかホント、我ながら難易度高すぎだろうとおもう。やり遂げるけども。

どんな社会問題の解決を期待できるか

ところで、今回の村パッケージ事業をやり遂げると、日本に存在する数多くの社会問題を解決できるはずだ。そのいくつかを紹介する。

まず、土地問題。正直、地方には膨大に土地があまっている。しかも、土地の税金は取られる。管理も大変だし、無料であげたいと悲鳴を上げている人が大勢いらっしゃるようなのだ。実は僕の実家も土地を膨大にもっていて、使いみちに困っている口である。特に山がやっかいだ。昔は山があれば、食べ物に困らなかったらしい。しかし、今はそんな時代でもない。

しかし、今回のクリエイター村にとっては、そんな土地だからこそ良い。求めるものは非日常だ。山の中にどうやって生活インフラを設置すればいいのかは甚だ疑問だが、山の中でなくても、自然に囲まれ、周囲に川などあった日には、その土地まるごと、住みたい欲求を引き出すくらいおしゃれにしてみせる。土地に非日常なハードウェアを設置し、優秀なソフトウェアを載せることはできる。むしろどんどん欲しい。

さらに、地方の過疎化、産業問題。最近はワーケーションの普及によって、少しずつ過疎化が解消されるきっかけも生まれてきたと思うが、まだまだだ。そのままずっと住みたいくらい面白い場所だと思ってもらうためには、やはり新しい挑戦と産業(便利さ)が必要だ。直接、既存の街やコミュニティでそれをやろうとすると、地域住民の手ひどい反対に会うが、もともと経済さえほとんど消滅したエリアを想定しているのだ。どんどん事業を生み出し、経済活動を作ることで、地域に経済効果を生み出し、人を呼び戻す。できると思う。このクリエイター村、住みたいし面白いので。

地方の給料が低い、雇用が少ない問題。そんなときこそITだ。ITの給与に住んでいる場所は関係ない。オンラインでミーティングを重ねるようになり、コロナによって人と接触しなくても、WEBやコンテンツ、サービスを使った「空中戦」で仕事を生み出せると分かった。クリエイター村からどんどん事業を生み出すことができれば、地域の人を雇用し、都心と同じくらいの給与を支払うことも可能になるだろう。結果、地方が潤う。使われるお金もさらに増え、経済の維持、希望があれば発展に貢献できるだろう。

ということで、これらの社会問題に対してクリエイター村は有効に機能する。商品やサービスを作り、売る能力が集まった村は、地方の様々な問題を解決に導く力と可能性がある。もっとも、そこに到達するためには、無数の問題をクリアする必要があるのだが、いずれ成し遂げられるだろう。解決すべきことが見えている問題ばかりなら、問題ない。何を解決すべきか分からない状況なら難関だが、幸運なことに今回はそうではない。

村OSの内容と現状

村の根本を束ねるのが村OSだ。といっても、基本、WEBサービスと変わらない。違うのは、誰か住んでいて、どんな能力を持っているか、住人のプロフィールページが用意されているとか、その中から自由にスカウトできるとか、仮想空間にすぐアクセスできるとか、世界中のどこにクリエイター村があるのか確認できたりとか、世界中で生まれた事業が一覧で見れて、すべて格安で使えるとか、機能を数えだしたらきりがない。

ただ、最も重要なことがある。それが、クリエイター村で生まれたサービスがすべて紹介され、すべての村で使えることだ。正直、生まれるサービスとクリエイター村の場所によっては、もしかすれば提供できない箇所があるかもしれない。しかし、それを可能な限り使えるようにするからこそ、世界中どの村にいても同様の環境が手に入るようになるだろう。そのためには、生まれた事業にとっても、世界中のクリエイター村すべてでサービス提供する労力以上の価値を、村に持たせることにほかならない。それが理想を追求する上でやっかいな問題になるだろう。

あと、大きなポイントとして、誰でも村作りに挑戦できる点にある。基本、クリエイター村はフランチャイズと似ている。次に村を作るポイントが示された段階で、村長になりたい人を募集する。それらの進捗や募集もすべて村OS上で行う。すべてオープンに公開されているのだ。

現在、開発途中だが、実はその一部は、多くの人がすでに使っている。STARTOUTだ。もともともSTARTOUTのUIは、村OSのUIであり、STARTOUTも今の所、村OSの一部だ。ただ、OS以前にまず目の前の課題としてハンズオフ型起業家育成プログラムの開発が急務なので、そっちの方を先に片付けていきたい。

クリエイター村のビジュアルイメージ

実は、具体的にどんな雰囲気の村になるか、すでに構想はある。きっかけは2つあって、1つが宮崎県の青島に足を運んだ時に見つけた。青島ビーチパークというエリアをご存知だろうか。コンテナハウスがいくつもあって、それら1つ1つがお店になっている。さらに中央には椅子とテーブルがオープンに並べられていて、夜は電球の明かりがつく。最高の雰囲気だ。

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※ 出典 宮崎市観光サイト

そしてもう1つ、同じく宮崎のカームラナイハーバー。

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※ 出典 カームラナイハーバー

さらに、ドイツのホルツマルクト。なんとハンドメイドの複合施設なのだ。ワーケーション感は薄れるが、文化も含めると一番理想かもしれない。最もスタートアップ感が溢れている。住みたい欲求を引き出すために、もっと小綺麗にする必要性はある。

少し、興味が湧いただろうか。全体の雰囲気は、なんとなく掴んで頂けたはずだ。これらのイメージの時点で興味を持って頂いた方は、たぶん、僕とかなり気が合うかもしれない。

次に、どんな家に住むかだが、近年「ミニハウス」「タイニーハウス」と呼ばれるカテゴリーが進化してきた。さらに、簡単に組み立てられる家、コンテナを活用した家など、様々な住居の形がある。一部、ご紹介しよう。

ひとまず、今ご紹介したイメージが、実際にクリエイター村を作る時のベースとなってくるだろう。もちろん、さらに男性、女性、それぞれにヒアリングを重ねて、雰囲気を作り込んでいくことになる。

今後のスケジュールは?

とにかく、ハンズオフ型で誰もが事業を作り出せる育成方法を、徹底して模索していく。これが出来なければはじまらない。クリエイター村にインストールするソフトウェアで、もっとも重要な要素になるだろう。

なので、2021年はまず私塾を開いて、ハンズオンで一人ひとりと向き合いながら、起業家育成の方法について試行錯誤していきたい。いきなりハンズオフにしたのは、仕組みを見つける上で、ハードルが高かった。特に、問題解決能力をそれほど持たない人を、どう伸ばしていくかが重要だ。

しばらくは、起業家育成プログラムを作り出すことがメインである (情報商材や転売のような内容ではなく、ガチで新しい価値を作り出すやつだ ) 。ここは経験上、割とすぐできるともう。以降、ハンズオフ型の育成方法に落とし込んでいく。同時に、WORKROOMを再開して、ハンズオフ型クリエイター育成のノウハウもさらに獲得していく。

ということで、少しでも多くのケーススタディがほしいので、もしSTARTOUTWAREHOUSE等でサービスづくりを成功させた人がいたら、ぜひ連絡して欲しい。もちろん、こちらでも宣伝していくし、なんならインタビューさせてほしい。ブログにも掲載したい。

起業家育成プログラムが出来たら後は早い。その結果を束ねて、資金調達する。または自治体と掛け合い、現地での実証実験ができる場所を提供してもらいたい。仕組み一式を村づくりが一緒にできそうな会社に売却し、潤沢な資本をベースに一気にプロジェクトを拡大するのもありかもしれない。とにかく、その先の詳しいスケジュールに関しては、改めて考える。

具体的な事業計画を作るのは、いずれにせよハンズオフ型の起業家育成プログラムが出来てからだろう。事業収益化率90%以上を目指したいところだ。技術者と起業家、2つのクリエイターをどちらも高い確率で育成できれば、それは唯一無二の場所となるだろう。

まとめ

色々とお話しさせて頂いたが、前半のデジタルツインや、村の概念等の仕組み自体は、正直、新しいこと実験で、それそのものが一番の価値ではないと思っている。それらは、技術力や構想を知っているなら、誰もが実現できるようになるだろう。なんなら将来的に、それらは何らかの無料サービスによって、クリック1回、タップ1回で出来るようになるかもしれない。

何が大事かというと、まずは育成の仕組みである。これは、模倣しようとおもっても、なかなか出来ることではない。特に事業が次々に生まれてくるように人材を育成するのは、成功変数が多すぎて、模倣しようにもなかなか難しい。それは42を模倣しようとしり、ハンズオフの起業家育成に取り組んだた僕らが一番良く知っている。

なので、村の建物や形式、仕組みうんぬんより、まず人材育成システムだ。手放しでも勝手にクリエイターが誕生し、事業が生まれて、お金を稼ぎ、さらに次の世代に投資していくようなエコシステムだ。これを最小限の形でも生み出すことが出来れば、一気に話が進み出す。あとは雪だるまのように、転がしながら少しずつ拡大すればいい。以降はそれほど難しくはない。

ということで、これから発明する村についてでした。なお、村の前身となるコミュニティプロジェクトを再開する。以前やっていた、WORKROOM CAMPの大幅改良版だ。一応、昨日、ざっくりとWEBサイトを作ったので、掲載しておく。ここでコミュニティを盛り上げ、生まれたコミュニティから「オンラインだけではなく、オフラインでも学びたい」という方を募り、村人として移住してもらうようになるだろう。公式オープンは来週だろうが、今からでも活用はできるので、興味あればぜひ参加してほしい。

最後に、村作り、なんらかの形で手伝ってもらえそうな方も、ぜひ声をかけてほしい。それにしても、今回の記事は、僕自身にとっても、良い思考整理になった。時々、進捗報告していこうと思う。

最後に、今イチオシの仕事載せておく。

WEBデザイナーやエンジニアを目指す方、そして、現役の方でキャリアに悩んでいる方は、絶対読んで欲しい。

では、また次回。

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