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生成AIでアニメ作ってみた
趣味でアニメを作っている者だ。
みたいなワンパンマンみたいなセリフを、誰もが言える(ハードルが下がった) 世界になるとは、びっくりです。生成AI時代だなあ。
とりあえず、最近つくったアニメを貼っておきます。
冒頭の声が、なんか棒読み感すごいですが、あえて棒読み感残しました。
直すか棒読み感が出ないセリフにしよう、ともおもったんですが、ふと、そういう棒読みっぽい反応するキャラもAIっぽくて、いいかなって思って。
最初の「やばやばやば!」はアンチャーテッドのオマージュです。
トレジャーハンターものだったので。
■ よければチャンネル登録してもらえると泣いて喜びます。
https://www.youtube.com/channel/UC71YCGOcoLWiOsA4WZE-7-Q
あの「やばやばやば!」のセリフっってすごい人間的なセリフなんだなと。
同じセリフでAIと人の見分けつかなくなったら、すごいと思う。
どんなツールを使ったかは、チャンネルの概要欄にあります!
ぜひ見てあげてください!
生成AIだからこそ可能になった今までならありえないこと
色々とできるようになったのですが、下記が実現できるようになったのは、本当に革命すぎると思います。
ぶっちゃけ制作期間4日
なんと、この動画を作るのにかけた時間は4日です。
しかも他の仕事しながら4日で制作しました。
生成AIが生まれる前だったら、まずありえなかったと思います。
8分に使ったイラスト枚数は191枚
191枚、全部プロの方にお願いしてたら、いくらかかるのか。
大量発注だとしても、200万円かそれ以上かかりそう。
今回はツールの費用だけなので6,000円くらいでした。
でも使えば使うほど、こうして生成される絵は、絵描きさんにオーダーする時のニュアンスとだいぶ異なるなと思いました。
後半で気づいたことを語ります。
音楽からアニメーションまで全部1人で完結
いや、これ、ほんとすごすぎる。
音楽、ストーリー、絵、アニメーション、すべて1人で完結。
僕のアニメ動画程度なら、4日のうちに1人で、これ全部やれちゃう。
ほんとこれは、各サービスに感謝するしかありません。
すべてのサービス、テクノロジー、クリエイターさんに感謝です。
今までだったら絶対にありえない。
すべて作品専用で作ったら、数百万円はかかってた。
でもすべてのツールあわせて費用は20,000円/月くらいだと思う。
それを1人で生み出しYouTubeにアップできる時代。
どんな時代を生きてんだ、僕らは。
生成AIは、コンテンツの高解像度プロトタイプ生成を可能にした
実際に作ってみて、勘違いしている人も多いと思った。
なるほど、これプロトタイプ生成機としての役割が大きいんだわ。
よく事業デザインの方法で、高速で試して改善していく手法がとられます。
あれと一緒のことが、コンテンツでできるようになる。
めちゃくちゃ解像度の高いプロトタイプが無限に生成できる。
この価値が一番大きいようにおもう。
コンテンツの高解像度プロトタイプが増える
今までアニメや漫画、映画やドラマを作ろうと思ったら、めっちゃコストかかったし、できる人も限られていた。
だから気軽に作って試す、みたいなことが、やりにくかった。
でも生成AIが生まれたことによって、気軽にアニメでも漫画で映画でもドラマでも試して、どんなコンテンツがうけるのか、生成AIでプロトタイプを作って世の中に出せるようになった。
するとどうなるか。
コンテンツ全体の質があがると思うんですよね。さらに。
やがて、コンテンツの総量が膨大に増える
今までこうしたコンテンツの仮説検証の場って小説だったように思う。
あ、でもWEB漫画として下手な絵なりに投稿する場合も多かった。
ワンパンマンとかもそうだったし。
ワンパンマンと同じようなことが、たくさん起きていくと思えばいいです。
最初ウェブ漫画で投稿して人気が出たからプロの漫画家さんが書いて、アニメ会社さんに制作してもらって、世界に拡散されていく。
その流れが今後、膨大に増えるんだろうなと思います。
するとどうなるか。
結果、プロには面白い仕事がたくさん増える
結局、面白いコンテンツが膨大に増えることで、プロの仕事が増えます。
しかも加速度的に、飛躍的に増える。
到底今までの仕事方法だと捌ききれないくらい増える。
それを生成AIの進化で、ある程度効率化自動化がすすむ。
むしろAIがなければ、消えていく仕事が増えてしまう。
退屈な仕事は全部AIがやってくれて、プロには面白い重要な仕事が残る。
こういう流れなのかなと感じました。
プロのクリエイターとして生成AIを使う時代は不可逆、適応するしかないと思った
僕もウェブクリエイターとして、デザインもコーディングもプログラミングもやりますし、こういうテクノロジー進化の影響、めちゃくちゃうけるんで、生成AIへの社会的な影響もわかるんですよね。
おそらく僕の作った膨大な数の制作物も、少なからずどこかでAIに食われて足しになっているのでしょうし、正直思うところはあります。だから、最初、少し悩んだんですよね。使うの。でも、使わないと生き残れなくなるんだろうなとおもいました。
これからの時代は自分の制作物はAIに学習され、一方で、他人の制作物を学習したAIを使いこなすことで、さらに新しいスタイルをどんどん生み出していくのが、どこにでもある普通の時代になるんだろうなと思います。
クリエイタースキルの新陳代謝を急かされる時代
最強の新陳代謝というか、過去のスキルやスタイルに縋らず、新しいとこガンガン開拓していかないと、生きていけねえぞ、楽すんじゃねえ、って時代に言われているような気さえしています。
というか、それが当たり前の倫理観になる世界なんでしょう。時代によって倫理観って変わりますし。むしろ、そこに反発する人の方が少数派になり淘汰される世界になるだろうと思います。
スキルがAIに食われ続ける時代で生き抜くためには
なので、僕の作ったもの、いくらでもパクっていいし使っていいので、僕もAIどんどん使い倒し、時代や市場環境に適合した制作をじゃないと、生き残れないんでしょうね。ガチで。怖。
時代は不可逆です。進化は止まりません。スマホの時代からガラケーには戻りません。核戦争でもおきれば別ですが。よく、時代や環境に適応できる人が生き残れる人という話もありますが、生態系の変化や生物の進化、気候変動と一緒で適応するしかないんだろうなと思っています。
まあ、IT系クリエイターにとっては、デバイスが変わったり、環境や市場変化で今まで学んだことが無になることって当然のことでもあるので、慣れてしまっただけかもしれない。とにかく、考えに考えた末に自分の出した結論ではあるので、あとは生成AI極めるスタンスでいってます。
制作方法そのものが根本的に変わってきた
コンテンツ生成に関することだけ書いてきましたが、僕の主戦場であるウェブデザイン、UIUXデザイン、プログラミングなどの領域についても少々。
なぜかデザインは、まだまだ自動化できそうにないですが、プログラミングはだいぶ楽になったのを肌で感じます。
昔だったら、手作業で全部作る必要があったものを、一発でAIがすべて作ってくれる部分が増えた。よって、めちゃくちゃ仕事が効率化して、数をこなせるようになった。仕事の正確性も増した。
たぶんデザインもそうなると思うので、早く思い描いたデザインをパパっとAIに生成してもらって、プロの視点、自分の思想や思考で変えたい部分を調整し、クライアント提出して数をどんどん作っていけるような時代に突入してほしい。でもデザインは、なぜか相当時間かかりそう。なんでだろ。
人類総プロデューサー時代
とにかく今思うのは、AIに指示を出して、作ってもらったものを直して出す、しかも何パターンも数出す、というクリエイティブ制作スタイルが主流になるんだろうなってことです。
人類総クリエイターというか、人類総プロデューサーな気がする。デザインも、プログラミングも、絵も音楽も、アーティスト以外はそうなるかもしれない。
その時代に向けてしっかり準備していかなきゃなあ。正直、早くこの変化に気づいて、対応した人かつ、自分自身の実力もある人が生き残っていくんだと思う。そうじゃなきゃ、アーティストになった方がいいとまで言われる時代もあながち、すぐかもなあ。
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