”未完成でも早く出す人”と”完成までこだわる人”どっちが得か。
こんにちは、豊藏(@shotatykr)です。
いきなりですが、仕事をしているとこんなシーンにぶちあたりませんか?
「ヤバい・・この仕事の締め切りは来週までだ・・でも、考えてみれば別に締め切りすぎて迷惑かかる人はいないし、伸ばしちゃおうかな・・」
大体、この問題にあたると、人は2パターンに分かれると思います。
1.とりあえず70%でいいからまず出してしまおう。
2.迷惑かからないし、自分が思う100%を出そう。
もちろん、仕事の種類によって異なりますが、僕は70%で出したほうが良いなと考えています。
今日はこの話をしていこうと思います。
成果物は第三者FBの繰り返しでレベルアップする。
コンサルティング業界では1年目で"Quick & Dirty"という言葉を習います。
「多少完成度が低くても構わないから、期日内に出せ」というメッセージですね。
これにはいくつか理由があります。
1.最初から完璧なものを作ることが出来ない。
→いくら練って色々時間をかけたところで、新人は求められた要望やクオリティを実現することが出来ない為、さっさとFBをもらったほうが早い。
2.時間が経てば経つほど鮮度が落ちる。
→ビジネスは状況が変わったり、要望が変わることが普通です。時間をかけて出してみたら要望されてなかった。なんてケースも起きます。
3.0%→70%にする工数よりも70%→100%にする工数が大きい。
→70%→100%にするにはかなり時間がかかります。また、ある程度のアウトプットイメージが出来れば、複数人でレビューし方向性をすりあわせることも出来るため、結果クオリティを上げられます。
特に、新人の頃は、与えられたミッションと成果物のズレが起きるのが普通のことです。
また、人は時間をかければかけた分だけ、その期待値が上がります。
だから、まず「成果物をある程度作って相手に投げること」が非常に重要なわけです。
インターネット時代は、フィードバックコストが低い。
このnoteを書いている僕が、記事を公開する為にかかる費用はゼロ円です。
ネットが普及したことで、成果物の作成コストはかなり下がりました。稼働時間やパソコン等のインフラをのぞいたら、究極Excelでロジックを組むのもゼロ円、テキストコンテンツを作成するのもゼロ円です。
さらに、コンテンツを届けるにも、今の時代SNSを使えば全くかかりません。
この現代において、自分の中にコンテンツをとどめておく程勿体ないことはないと考えています。
出してみて、反応が悪かったらその理由を考えてみる。また別の施策を考える。
もし、ネガティブな反応が来たら、それを受け止めて次回のコンテンツの糧にする。
このように、現代はフィードバックを前提として動いたほうがはるかに得なケースが多いです。
自分の中であーでもない。こーでもない。と考えながら、いたずらに期限を延ばす事のメリットはあまりありません。
最初から完璧を作れる人。ももちろんいますが、実際そのような人はかなり稀だと思って良いでしょう。
多くの人は、アウトプットの繰り返しとFBを踏まえた内省でしか、伸びる事は出来ないだろうなと考えています。
まとめ:恥ずかしくても、70%で良いから早くFBをもらおう。
とはいえ、70%で出す事は、非常に勇気がいることですよね。
・相手に失望されるのが嫌だな・・
・質が低いって文句言われたらどうしよう・・
・もっとうまくできるはずなのに・・
そう思う気持ちはよくわかります。
特に、時間をかけずに出したアウトプットを見て、「この程度しかできないの?」と揶揄される経験は辛いし、そうやって指摘されると少し恥ずかしい気持ちになりますよね。
ただ、そうしたFBを繰り返すことで、自分のスピードや品質はどんどん上がっていきます。
恥ずかしい気持ちももちろんあるけれど、その恥を乗り越えて少しずつ上手くなっていくものなんじゃないかな。と私は思います。
5年後を考えた時に、どちらが自分の成長につながっているだろうか。そんな視点で考えて、相手のフィードバックを受け入れてみるのが重要かもしれません。
以上、豊藏(@shotatykr)でした!