【オジおばさんと旅しちゃお】掛川 伊豆長岡 三島編⑦
オジおばさんと一緒の楽しい旅に強引に誘う本シリーズ。
前回は「掛川花鳥園」での出来事を語った。
次の目的地は伊豆半島の伊豆長岡温泉。
掛川から三島まで新幹線で移動し、三島からは伊豆箱根鉄道で伊豆長岡まで移動する行程だ。
掛川駅を出たのが13時半くらい。三島までは30〜40分といったところか。
運良くスムーズにこだまに乗車できたオジおばさんは、座った瞬間に寝落ち。気がついた時は新富士だった。
朝の早い旅行は好きだが、移動を挟むと絶対に寝てしまう…本当に寝過ごさないのが不思議でならない。
無事、三島駅に降り立ったオジおばさんは颯爽と新幹線の改札口を出た。
これが大きな間違いだった。
新幹線の出口は北口。一方、伊豆箱根鉄道は南口にある。普通なら駅構内に北口から南口に抜ける連絡通路があると思うだろう。
うろうろと探すが見当たらない。
駅の外に出てガード下を抜けるパターンかなと思い、炎天下をしばらく歩くがガード下を抜ける道路すらない。
「え、もしかして南口に行くには、新幹線からJR連絡改札を抜けなくてはならなかったやつ?」
その通りだった。
三島駅に戻ってJR在来線の切符売場近くに行くと、ホワイトボードに手書きでこう書いてあった。
「申し訳ありませんが、三島駅には南北をつなぐ連絡通路がありません。南口に行かれる方は入場券をご購入ください。」
なんですと!!なんと不親切なご案内。
そうであれば新幹線の出口に大きく書いておいてくれよ!!
そもそも新幹線の改札は狭い。それなのに富士山へ向かう外国人観光客でごった返しており、そもそも在来線乗換え口もわかりにくい!!
「マジか…これも商売の一環か…」
そんなことを思いながら、渋々入場券を買って南口へ抜けることができた。
なんだか腑に落ちない。どうにも納得がいかない。三島駅の職員さん、もう少しわかりやすくしていただいてもいいですか?
おそらく同じような意見を毎日たくさんもらってるでしょ?なら、改善しましょうよ。
気を取り直して伊豆箱根鉄道へ乗車。
ローカル線あるあるだが、オジおばさんが子供の頃に首都圏を走っていた、旧式の鉄道車両が使われていてほっこりした気分になる。
新幹線とは打って変わって、ガタゴトと大きく揺れる電車に揺られていると、三島駅での出来事も小さいことに感じられ、すっかり機嫌を直したオジおばさんであった。