【オジおばさんと旅しちゃお】掛川 伊豆長岡 三島編⑥
オジおばさんと一緒に優雅な旅を共有するこのシリーズ。前回はハシビロコウのフタバちゃんに謁見したところまで語った。
さあ今回はいよいよ屋外バードショーである。目的はやはり、ヘビクイワシのハンティングシーンを観ること。
今回も心ズキズキワクワクーである。
ここでオジおばさんに悲劇が襲う。
タクシーの中に日傘を忘れたオジおばさん。
屋外バードショーでも屋根はついていると過信していたが…
屋根無しの炎天下に晒されることになった。
考えてみれば当たり前なのだ。
「バードショー」だ。鳥が飛ぶシーンを観ることになるのに、屋根があったら邪魔になる。
「ヘビクイワシのためだ、紫外線を浴びよう」
覚悟を決め、持っていたスプレータイプの日焼け止めを、腕に首に、そして顔にぶっかけて最前列を陣取った。
程なくしてバードショーが始まった。
まずは鷹の飛行パフォーマンス。
ものすごい頭ギリギリを飛び回る。
この距離である。迫力満点!!テンションも上がってくる。
いくつかのパフォーマンスの後、いよいよヘビクイワシのショーになった。
美しいスタイル。気品のある鶴のような羽模様。MODOから飛び出してきたようなお姿。
このお姿で蛇を踏みつけて弱らせてから食すというギャップがたまらない。
普段は毒蛇を食べるらしい。そして頭を狙ってキック(というか踏みつけ)をするという。
偽物の蛇に対してもこの迫力。
音もバシン、バシンと力強い。
炎天下でジリジリ焼かれながらも、夢中になって注目してしまった。
羽を広げるのは、蛇の注意を逸らすためだと言う。いくらヘビクイワシのキックが強烈でも、胴体に噛みつかれたらひとたまりもないらからだ。
ただ踏みつけるだけでなく、コブラのようにカマをもたげる蛇に対して行う、飛び蹴りも観ることができた。
いやー満足満足。
こうして炎天下の屋外バードショーは終わりを告げ、先ほどのブーゲンビリアフードコートに移動。
ふたばちゃん掛川オムハヤシライスをいただいた。チーズがフタバちゃんの形をしている。
美味しいし、可愛い。
ハヤシライスを食べ終わると、諦めきれず再度フタバちゃんの温室へ。
まだ同じ場所にジッとしており、イケメン飼育員もいなかった。
なんというオジおばさんの執念深さ…
最後にギフトショップ。
バードグッズやオリジナルグッズが充実している。その中から、ハシビロコウ柄の手拭いとヘビクイワシのフィギュアを購入。
大人になって初めて買ったフィギュアがヘビクイワシという…どんだけ好きなんや。
こうして掛川花鳥園の見学を終えた。
気付くと3時間弱滞在していた。それくらい魅力的だった。
では次の目的地、伊豆長岡温泉に移動するということで、続きはまた。
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