【オジおばさんと旅しちゃお】掛川 伊豆長岡 三島編②
あたくしオジおばさんと一緒に旅をするシリーズ 掛川 伊豆長岡 三島編。
新幹線こだま号に乗り込んだ続きから一緒に旅を続けましょう!
こだま号に乗るときは、自由席がおすすめ。東京駅からだったら始発なので確実に、座りたいところに座れるし、指定席よりも空いている場合が多い。混雑時以外は自由席で十分だと思う。
オジおばさんはE席(2人掛けの窓側)がお気に入りだ。特に三島以降に行くときは、絶対にそこに座る。
ひとつは陽が当たりにくいこと、もうひとつは富士山を見られるからだ。
すーっと動き出すこだま。新幹線は本当にすごい技術だと思う。走り出しも滑らか過ぎて気がつかないくらいだ。
平日だと言うこともあり、仕事へ向かう人や旅行を楽しんでいる方でそこそこ混み合っていた。それらを横目にクロワッサンとチョコスコーンをモグモグ。コーヒーをゴクゴク。
優雅な気分を「自由席」で味わっているうちに品川に到着。ものすごい人が乗ってくる。
オジおばさんの横にも人が座るくらいの満員になった。
新横浜で2割くらいが降りた。やはり通勤で使っている人もいるなだな。今でこそ、東横線から直通で新横浜まで行けるようになったが、それができるまで東京から新横浜に行くのはちょっと面倒だった。
横浜アリーナにライブを観に行ったときなどは、在来線ではなく新幹線で帰ってくることがほとんどだったので、新幹線通勤している人がいるのも当たり前か、と納得した。
小田原に着く前。大山を背に青々とした田んぼが非常に美しかった。
「よし、この様子だと富士山も見えそうだな」
そんなことを考えていると、熱海に着いていた。熱海のホームは湾曲しているので、停車している写真を撮るには絶好だ。
それを見越してなのか、
「熱海に着きますとすぐに出発します。停車時間が非常に短いのでお早めにご支度ください」
とのアナウンスが入る。きっと撮鉄さんとかがいるのかなぁ、なんてぼんやりしていたら、
「ドボンっ」
と言う鈍い音に気がついた。オジおばさんがデーブルに置いていたお茶までのペットボトルが床に落ちてしまった音だった。
隣に座ってた方がご親切に拾ってくれたら、その方は席を立った。
いつの間にか三島についている。
なんとオジおばさん、熱海を出た瞬間に寝落ちしていたらしい。熱海・三島間はたった8分ほどだ。この時間で熟睡できるあたくし。
いびきをかいてなかったか心配しつつ、起こしてくれたペットボトルと拾ってくれた方に感謝。
「よし、富士山を見るぞー」
と息巻いていたが、伊豆半島の山々を超えた途端雲が多くなり、富士山は裾すら見せてくれなかった。
三島で多くの人がおり、8割埋まっていた席も新富士で1割まで減った。やはり出勤や日帰り出張の方がまだ多いのだなぁ。
がらんとなったこだまは東京から約1時間半後に掛川に到着した。
さあ、いざ掛川花鳥園へ参りましょうぞ!!