【オジおばさんと旅しちゃお】掛川 伊豆長岡 三島編③
あたくし、オジおばさんと旅気分を強引に味わえるシリーズ。
前回は掛川に到着したところまで語った。
さて、目的地は「掛川花鳥園」である。地図を見ると徒歩10分ほど。
しかしながらこのピーカン炎天下をそんなに歩く気にはなれず…バスでも行けるということでバス停を探した。
まあ、わかりにくい。バス停、どこですかぁ。行ったりきたりうろうろしていると端の方にこれはバス停でしょうか、という乗り場らしきところがあった。
時刻表を確認すると、次のバスまで40分。このバス停を探すのにすでに5分以上歩いていたことを考えると、初めから歩いて行けばよかったと後悔した。体力温存のためタクシーで向かうことにした。
オジおばさんは、日傘オジおばさんでもある。曇りの日はささないが、太陽が出ている時はさすようにしている。
紫外線云々よりも、日除けになるだけでだいぶ涼しく感じるからだ。
日傘をたたみ、タクシーに乗車。
ワクワクする気持ちを涼しい顔して隠し、タクシーは「掛川花鳥園」に到着した。焦る気持ちが前に出て、お金を払ってさっと降りた。
まず驚いたのは駐車場の広さ。施設もなかなかの大きさだ。
入場料を支払い中へ。
早速、フクロウたちがお出迎えしてくれる。
そして一旦陽の当たる所へ出たので、「よし、日傘」と鞄をゴソゴソする。
ない…
そうなのだ。タクシーに乗った時にすぐ着くだろうから鞄にしまわないでおこうと、シートに置いたのを思い出した。
しまった…タクシーの中に忘れた…
本日の目的は3つ。
①屋外バードショーでヘビクイワシの餌捕獲シーンを観る
②ハシビロコウのフタバちゃんに会う
③イケメン飼育員を凝視する
①は確実に屋外。日傘がないと強烈な陽射しをまともに受けてしまう。なんのために日傘を持ってきたのか…
でも待てよ、よくイルカのショーの観客席には屋根があるよな、屋外でも屋根はあるかぁと楽観的に切り替えた。
まずは最初の温室に入る。天井からこれでもかというほどブーゲンビリアが飾られており、これまた圧巻。
ここは食堂とかカフェがありフードコート形式でいただくことができるようだった。よし、後ほどここで昼食を取ろう。
そして次の温室。
またもやフクロウがたくさん。でもゲージに入っておらずちょこんと座っている。
オジおばさんは、フクロウにはそこまで興味がないので種類は覚えてないが、すげーでかいのから「コノハズク」まで一直線に並んでいた。
ここで気になり始めた。
どうやら隣の温室からが本気を出しているようなのだ。
鳥というと「チュンチュン」「ピヨピヨ」という鳴き声のイメージだが、明らかに様子が違う。
「ギャァぁぁー」
「ギィぃぃぃー」
凄まじい鳴き声が響き渡っているのだった。
いよいよ「掛川花鳥園」の本気を見ることになるオジおばさんであった。