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【オジおばさんと旅しちゃお】掛川 伊豆長岡 三島編⑤
オジおばさんと一緒に強引に旅を続けるシリーズ。前回は、ウーパールーパードクターフィッシュに襲われるところまで語った。
恐怖のインコゾーンを抜け次の温室へ。
そこは楽園だった。静かな鳥たち。それも色とりどりで美しい。
「あなた、綺麗ねー」
などと独り言を呟きながら進んでいった。
中でも美しかったのは、真っ白なクジャク。
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なんとも言えない気品。上から下までDiorを着こなすセレブリティ。うっとりといつまでも眺め続けてしまう。
やっぱりオジおばさんは、鳥が苦手なのではなく、集団恐怖症なのだろう。
さて次の温室にはハシビロコウのふたばちゃん、そしてイケメン飼育員がいる。
心ズキズキワクワク〜
扉を開けると目の前にフタバちゃんが現れた。
「か、かわいい」
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ハシビロコウはジッとして動かないことで有名だが、フタバちゃんは歩き回る映像がYouTubeにたくさんアップされている。
ちょっと期待したが、上の方にジッとしたまま動かない。時々羽を広げたり毛繕いのようなことをしていたが、それ以外はジッとしていた。
「下に降りてきて、もう少し近くで観させておくれ」
と呟いたがダメだった。
そして気がついたら、飼育員さんがいない。
あのイケメン飼育員は何処へ??
今は餌の時間じゃないからいないのか??
一旦諦めて、次の温室へ。
そこにはフラミンゴやくちばしがバナナみたいな鳥が闊歩していた。
ここでも餌をあげられたが、インコのようにバサァーとは来ず、1羽1羽、品よく食していた。
うぅぅぅ…やっぱり諦めきれない。
フタバちゃんとイケメン飼育員を間近で観たい。執念深いオジおばさんは、それから時間を変えて3度ほどフタバちゃんの温室に戻ったが、フタバちゃんは同じ場所。
イケメン飼育員にはお会いできなかった。
また機会があれば会いに来ようと思い、屋外バードショーに移動したのであった。
余談だが、後程調べたところ、イケメン飼育員さんは掛川花鳥園を退職されたようだった。
行くへはしれず…
イケメンは大空に飛び立っていったのね…と傷心のオジおばさんでありました。