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都知事杯2024アプリ開発振り返り(3)〜参加を通じた学び〜


はじめに

この章では、東京都知事杯2024への参加を通した学びを書いていきます。
都知事杯に参加した背景は第1章に、都知事杯のイベントの様子については第2章に書いていますので、興味がある方はそちらもぜひ読んでいただけると嬉しいです。

都知事杯での学び

課題を自分ごと化すること

振り返ると、今回ハッカソンを通じて考えた「熱中症」という身近で重要な課題についてすら、何が問題で、どんな取り組みが行われていて、自分なら何ができるのかなど考えたことも無かったなと思います。

ハッカソンに参加したことで一時的にでも「課題を解決する側の立場」になることで、情報の受け手、解決策の受け取り手でいる時には考えない視点に立って、自分ごととして考えたり調べたりすることができました。

解決策は自分の手の中にある

都知事杯への参加を通じて、解決策は誰か(例えばプログラミングができる人)が作ってくれるのを待つものではなく、自分たちで作り出すことができるということを身をもって感じました。

課題解決のアイデアを考えた時、キーとなるデータがオープンデータとして公開されていれば、活用することができます。

そして、テクノロジーを扱うことができれば(例えば Tableau でデータを可視化したり、RAG でデータを読み込んだモデルを作ることができれば)、自分なりの解決策を世に出すことができます。さらに、僕が学生のころと比べてもテクノロジーはどんどんノーコードで直感的に扱うことができるようになっています。

課題を自分ごととして考えて何か作ろう思った時に、「オープンデータ」と「テクノロジー」は大きな武器になる、そしてそれはもう自分達の手が届く場所にあるんだということに気づくことができました。

シビックテックの盛り上がり

僕には忘れられない景色があります。
それは、学生の頃(2026-2018年ごろ)に参加したアメリカでのシビックテックのイベントの景色です。
アメリカでのシビックテックの参加者の熱量の高さや、若い世代の参加の多さに衝撃を受け、どうしたらこのような盛り上がりを生み出すことができるのだろうと考えさせられたことを今でも覚えています。

当時参加したシビックテックイベントの様子。
詳しくはこちらの記事に書いています。

今回、約3年ぶりにシビックテックのイベントに参加したのですが、100チームをこえるエントリー数、大きな会場を埋め尽くす参加者、そして何より、同世代や僕よりもずっと下の世代の方(なんと10代の方も)が多くいることを目の当たりにして、当時のアメリカで見た風景を思い出しました。

何か実現したいことがある時、そこに対して実際に手を動かして解決しようとしている人が身近にいることはとても強いパワーになって背中を押してくれます。今回参加したハッカソンではそんな大きなパワーを感じました。

みんなでものづくりするのは楽しい!

なんだかんだ、ハッカソンに参加すると毎回思おうのですが、これが一番の感想です。笑
みんなでご飯を作るとかにも共通すると思うのですが、一緒に「何作ろうか」って考えて、「これだ!」「いいね!」って思いついて手を動かして、協力して形にしていく、その過程が僕は大好きなんだと思います。
声かけばかりしてマネジメント全然できない(本当に毎回助けてくれてありがとう。日進月歩で学んでおります。)、webのコードがあまり書けないなど解決すべき個人的な課題はたくさんありますが、これからもみんなと一緒にものづくりをする機会づくりと、僕自身のスキル研磨を続けていこうと思います。

ハッカソンの日はみんなで合宿!楽しかったね

最後に

今回、3年ぶりにハッカソンに参加したのですが、仲間と一緒に手を動かしたり、技術の進歩に衝撃を受けたりと、とても楽しい思い出になりました。
そして、何より最近下がっていたハッカソン熱がとても高まりました。
今回は東京のイベントに参加しましたが、ハッカソンは身の回りの課題を解決してこそ楽しいと思うので、僕が今住んでいる伊豆地域でもハッカソンやデータ関連のイベントを開催できるよう頑張ろうと思います。
貴重な機会を作ってくださった都知事杯運営の皆様、一緒に参加してくれた熱中症コンシェルズのみんな、ありがとうございました!


お疲れ様でした!

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