見出し画像

こどもの居場所はどこにある?

 こども家庭庁「こども家庭審議会」が設置した「こどもの居場所部会」が5月から12回にわたって開催され、11月10日に「こどもの居場所づくり」指針の素案を公表した。今月の部会を経て、審議会で指針案が答申され、年内には閣議決定される方向のようだ。
 以下は、第1回の部会で示された「こどもの居場所」の理念や視点、求められる要素である。

■ こども・若者の居場所づくりにおける理念 心身の状況、置かれている環境等にかかわらず、こども・若者の権利の擁護が図られ、将来にわたって幸福な生活を送ることができることを目指す。

■ 居場所づくりにおける理念と大切にしたい視点-
  ~居場所の現状と課題、及び提言~
•  居場所づくりにおいて重要なことは、こども・若者の主体性の尊重であ   
  る。
•  その場を居場所と感じるかどうか等は、本人が決めることである。
•  そうした観点から、こども・若者の声(視点)を軸に「居たい・行きた   
  い・やってみたい」の3つの視点で以下のように整理した。

ここから先は

2,200字

¥ 390

私の記事を読んでくださり、心から感謝申し上げます。とても励みになります。いただいたサポートは私の創作活動の一助として大切に使わせていただくつもりです。 これからも応援よろしくお願いいたします。