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【2021年卒】航空業界を目指していた就活生の皆さんへ

コロナの影響にて、現役のグランドスタッフとして働いている私も、仕事がまだ戻らない状態です。特に外資系の航空会社で国際線を主としているのでまだまだ回復には時間がかかりそうです。


先日、日本の大手航空会社2社 日本航空と全日空は、2021年度卒の採用を中止することを発表しました。航空業界を目指していままで準備を行ってきた就活生にはこの上ないショックであろうとお察しします。特に、新卒一括採用の制度が未だに強い日本では、新卒で入社するのと既卒で入るのでは、確かに難しさが違うのは重々理解しているつもりです。

本当にショックで言葉も出ませんよね・・・。自分も新卒試験を受ける年に影響を受けたので気持ちは多少分かります。

何を隠そう私は2013年入社であったのですが、就職活動は当時大学三年生の秋から企業の採用活動開始であったので、2011年10月から活動を始めました。実は、私も小さいころからの憧れで、航空会社に入社をしようと思ったのですが、当時日系の大手では、ANA全日空しか採用はありませんでした。

2010年1月に当時の日本航空が経営破たんをした影響で、公的資金を注入されていたJALは新卒採用がありませんでした。なので、航空会社に就職したいと思っていた就活生はANA一択・・・。競争も倍率もおそらく例年よりも高く、私の手元には早々に不採用通知が来ました。

正直、恨みもしましたよ。なぜ自分の就活する年なんだで。おかしいだろって。その当時は、まあ新卒採用は厳しいだろうなって思ってはいましたが、自分が他業界に就職するとその年から信じられないニュースが・・・

「JAL日本航空は新卒採用を再開いたします。」

「は?ちょっと待てや。先5年ぐらい採用しないんじゃないのかい。たった2年くらい新卒採用中止するのであれば、俺らの年も採用すればよかったんじゃないの?」と正直思いましたよ。

JALの経営破たんから約10年ほど経ちましたが、その「採用再開と中止」、就活生に悪かったと思っているJAL社員ってどれくらいいると思います?。おそらく1人もいないと残念ながら思います。現役のJAL社員と顔を合わせることもありますが、正直対応がすごく良いと思ったのは正直ほんの数回・・・。本当に税金で助けられたとは正直思えなかった・・・。

HP上に一言「他の会社でのご活躍をお祈り申し上げます」という全然心にも無いこと書いて、それでJAL・ANAとしては終わりです。これって悔しくないですか?

なので、私自身は悔しかったので5年程他業種で社会人経験をしたのち、28で航空業界に入りました。入ってみて分かったことは、意外と新卒でストレートに入った人は少なかったということです。就職氷河期でCA志望だったけれどGSとして働いている先輩、日系GSとして活躍した後、外資系CAとしてファーストクラスまで任されるほどエアラインの顔になった先輩。

ルートは様々ですが、みんな意外と平坦な道ではなかったみたいです。

だからといって、皆さんに今すぐ気持ちを切り替えろ!と強制するつもりはさらさらありません。自分のペースで、自分の方向を少しずつみつけてもらえれば幸いです。

ただ、一つだけアドバイスが出来るとすれば、絶対に「英語」の力はつけてください。英語が使えて、この業界は絶対に損はありません。そして、外資系のパイロットやCA・航空業界ではとても有名なのですが「日系のパイロットとCAは英語はヘタクソ」と思われています。これマジです。もし良かったら、海外の人が日系の飛行機を利用したときに動画など、見てみてください。んー、確かに、思うことがしばしばあります。

いざ数年後自分が航空業界に入るチャンスはいつ転がってくるか分かりません。来たチャンスを逃さないように、今から一緒に対策していきましょう。

私も英語今まで以上に頑張ります。

SHOTA

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