黒川

23歳 社会人2年目の営業職

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旅屋おかえり 原田マハ

タレントの主人公は唯一の出演番組が打ち切りとなり、人生に行き詰まる。 そんな時、たまたまファンから「代わりに旅をしてほしい」と依頼が舞い込む。 依頼人はALSという病気で体が動かず、旅行する体力も生きる気力も失っていた。 「どうしても思い出の地に再び旅行へ行きたい。」 その願いを引き受け、主人公は旅屋としての一歩を踏み出す。 主人公と依頼人、家族、旅先で出会う人々 様々な人との出会いで思いは紡がれ、予想出来ない物語が出来上がっていく。 この本を読んで旅行の概念が変わ

    • 「ゆっくり、いそげ」 書評

      ゆっくり、いそげ カフェからはじめる人を手段かしない経済 著者 影山知明 著者の影山さんは現在東京の西国分寺に「クルミドコーヒー」という喫茶店の店主をしている。 食べログのカフェ部門で全国1位にもなったお店だ。 影山さんは過去にマッキンゼー&カンパニーを経て、ベンチャーキャピタルを設立、カフェとは縁遠い人物だった。 「ゆっくり いそげ」 言い換えれば急がば回れ のんびりやっていればいいということではない。 ひとつひとつ、一歩一歩に全力を尽くす。 私自身、早く成長しなけ

      • 文章を書く、写真を撮る目的

        なぜ僕が文章を書きたいと思ったのか 写真を撮りたいと思ったのか 書いた先、撮った先には何があるのか今回書きたいと思います。 ・ ・ 僕は文章や写真を通して気づきを与えたい。 世の中には気づいていない事、表面上しか理解していない事がたくさんある。 例えば 「日本一の陶芸家が作った食器」 漠然とすごいなあ、日本一の食器なんやなぁと表面上は分かった気になっている。 しかし、ほんとに分かっているのか?伝わっているのか? 僕はこの日本一の陶芸家が 「どんな思いで、何歳から、これ

        • キングダムで学ぶ最強のコミュニケーション力

          ●どんな本? コミュニケーションの本質を捉えた本。 著者はトラストコーチングスクール、マザーズコーチングスクール代表の馬場啓介さん。 高度なコミュケーションを必要とするコーチング(コーチ)としての視点からキングダムに登場する各キャラクターのコミュニケーション力について書かれている。 話術やテクニックといった表面的なものではなく 人としての「あり方」や「人の強さ」を学べる。 ●コミュニケーション力が高いとは? コミュニケーション力が高い人に共通するのは他者へ敬意の視点を持って

          「世界は贈与で出来ている」

          お金では買えないもの。 私達はこの正体が分かっていない。 お金で買えないものとは何であり、どのようにして発生し、どのような効果を私達にもたらすのか。 本書ではこのような、私達が必要としているにも関わらずお金で買うことができないもの、およびその移動を「贈与」と呼ぶ。 例えば家族や友人、恋人など、大切な人との関係性もまた、「お金では買えないもの」 人から貰うプレゼントもこれに当たる。 私達は自分1人だけでは食べ物を得ることも、立つことさえも出来ない「未熟」のまま誕生する。

          「世界は贈与で出来ている」

          ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと

          「ものよりビジョンを買う時代」 ミレニアル世代の10人中9人が 商品やブランドのビジョンに共感できるか否かによって購買するブランドを選んでいる。 ブランドとは? 商品やサービスを競合他社から明確に区別し識別させるための、名称、言葉、デザイン、シンボル、その他の特徴。 ブランディングとは? ・戦略的に企業、商品やサービスの強みを引き出し ・環境や時代、消費者のニーズを踏まえながら ・消費者や社会に伝わるような形で表現し ・企業のブランドの価値を向上させる。 最終ゴールはフ

          ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと

          「世界観をつくる」 書評

          役に立つ→意味をつくる 文明→文化 これまで日本は「役に立つ」物の生産に目を当ててきた。 テレビ、冷蔵庫、洗濯機に始まり、いかに役に立つものを大量に生産出来るかが重要だった。 各家庭に十分にそれらが行き渡った現在、これまでの「役立つ」ものは必要なのか? 洗濯機にしろ、冷蔵庫にしろ、見た目も性能もほとんど一緒で差別化が難しくなっている。 これからは役立つ→「意味のある」ものに価値が移る。 意味のあるものとは ・物語のある ・世界観がある ・ブランド ・文化、芸術 例え

          「世界観をつくる」 書評

          海が見える家

          【あらすじ】 喧嘩がきっかけで疎遠になっていた父が亡くなった。入社一か月で会社を辞めた直後の出来事だった。 遺品整理のために訪れたのは父が住んでいた海が見える家。 主人公はしばらく家へ留まり、父の足跡を追っていく。 そこで知ったのは自分が知っている父とは全く別の姿。 人付き合いが下手で不愛想な父は、多くの人から必要とされる存在に変わっていた。 父を変えたのは、主人公が昔放った言葉。 「自分の人生が面白くないのなら、なぜ面白くしようとしないのか。他人にどんなに評価されよ

          海が見える家