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デザインのはなし

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私のデザイン観みたいなものや、日々のデザイン活動の中で思うことなどなど
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#意味のデザイン

#意味のデザインの事例を探る研究会 スケッチノートでリフレクション

株式会社ミミクリデザインの運営するWDAの公開研究会に参加しました。 テーマは「意味のデザインを科学する」参加者全員で意味について考え新たな視点を生み出すことを目的とした研究会でした。以前一緒に「意味のデザインとは?」と言う研究会を行なった小田裕和さんのお話です。ご本人による速報レポート↓ 見えているが、誰も見えていないものを見えるようにすること「研究」について、立教大学の中原先生が述べていた言葉だそうです。まず研究会にどんな気持ちで臨んでほしいかの参加者全員で共有をし

イミ視点とワケ視点

イミ(意味)とワケ(理由)似てるけど違う、この二つの言葉…モノゴトを考えるときには、この違いを意識して自身(や周りに)問いかけないと、無意識のうちに思考が引っ張られているなんてことも起こります。 例えば… 『カレーが辛い理由は?』 そう聞かれたら、あなたなら何と答えますか? 例えば 「スパイスに含まれる...が作用しているから」のように、辛さを感じるメカニズムを思い浮かべる人もいれば、「もともと、暑い地方では...食欲の増進が必要だから」と成り立ちや歴史を紐解く

「意味をひらく」ことで見える事

これは、老子の言葉です。モノゴトにはカタチ(有)と意味(用)が与えられており、このふたつの関係で価値(利)が創られています。(…と、この言葉から解釈してます。)  ※ここで言うカタチとは「様(さま)」と捉え、プロダクト・サービス全般を指して「モノゴト」と表現しています。 いま「意味のデザイン」が注目されている背景では カタチをつくるための元になる「意味」が、まるで一つの正解しか無いかのように、みんなで同じような「意味」に対してカタチを与えようとしているから、どこの製品