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アイデア

 MBA(経営の資格の一種)の立場から具体例(低学年向け)物語を例に多角的な視点から物事を身につける為の本の推敲中の文章を読了した。
 ネタバレをするので内容には特に触れないが、この本において私が最も重要と考えたのは『主語』を誰に置くかにおいて全て変わってしまうということだ。
 過去は、現在は、未来は、等の時を主語とした場合(無有体物)。
 私は、あなたは、彼は、彼女は、これは、それは、等を主語とした場合(有体物)。
 物事の見方、捉え方が全て変わってくるということである。この点は小説を創作する中において利活用できる。
 では、時に着目しよう。医師である。江戸時代は誰でも医師に成れた。現在は資格がなくてはなれない。ただ、医師会が利権を守る為に資格取得を難しくしている。よって医療費が高騰している。では、未来はどんな医師免許が登場するのだろう? AIが面白い創作のアイデアをくれそうだ。
 重複するが、現在という時代はAIが存在する。人間はAIによってアイデアを簡単に得ることができる。だが、日本語は曖昧さを好む。だから、川端康成の文体のように主語がわからない文章によって奥ゆかしさを生む。つまり、視点(物事の見方、捉え方)を無視した読者の創造性を駆り立てる文章を生み出すことができる。実に面白い。ただ、これもAIでできるだろう。
 最後に、AIも含め考えることは誰でもできる。でも、失敗はやったものにしかできない。
 私はここまでできた。私はこれからもできる。失敗し、続けることができる。
MBA的『アリとキリギリス』の教訓を大事にしたい。


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