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続 窓ぎわのトットちゃんを読んで
定期的に本屋さんを歩くようにしている。
すると、やはりこのいわさきちひろさんの表紙の続編は否応なしに目に飛び込んできた。
本書は黒柳さんの自慢話を多く含む。
思うに、本作は周囲が死を迎える黒柳さんにとって歌い納めではないが、書き納めのような作品という位置づけなのだろう。
ただ、その成功秘話を含む作品においても、戦時中のことが多く語られ、それに対してどう考え、どう耐え忍んできたかを知ることができる。
私は物が溢れた現代において148頁の口語のやり取りは意義深いと思った。