同化よ止まれ
ふと 紫陽花の画像を送る
見せ方が違うのだろうか? 場所が違うのだろうか? と
色づかい 目づかい 筆づかい
全てが同化するように教化される現代
現代は影を奪い想像の光の先へ行くことは許さない
あなたは言う、その先へ行ってみたくないか、と 私は拒み現代へ迎合を求める
でも、数時間、いや数分、いや数秒
私はあなたを抱きたい 抱きしめたい
本物のあなたを
そこにあるのはだだっ広い空気の相違だけ
あなたの心 あなたの目に映る私
あなたが欲しい
あなたの目に光る同化の拒絶が
ふと 画像の紫陽花に目を落とす
紫陽花が優しく私を包む
そう
私の同化が詩の中に一文字落ち
一時 止った