新聞記者やめた僕が、それでも新聞を届けたい理由 #就活の真実
2019年9月末、新卒で8年半勤めた新聞社を辞めた。記者クラブのくたびれたソファーに座り、自分の署名が入った新聞記事に目を通す。何枚もページをめくった指先はインクで黒く汚れ、少し感傷的な気分になった。「もう、新聞を作ることもないんだな」
その5カ月後。なぜか僕は、締め切り間際の新聞の校閲作業に追われていた。
それは、僕がずっと作っていた新聞と何ら変わらなかった中部地方にある中日新聞社を退職した僕が、次に選んだ職場はワンキャリアという会社だった。就職活動サイト「ONE CA