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「心」と「頭」の距離を近くする
しばしば「心」で感じることと「頭」で考えることが離れてしまうことがある。自分自身の感情と向き合っているときや物事を言語化して他人に伝える際にその乖離が起こる。自身の抱く感情を必要以上に複雑に捉えてしまう。また、心で感じていることを直接的に表現するのではなく、むしろそれを遠回しに複雑化して言葉にすることがある。
心で感じていることを放って置かないことはとても重要だろう。しかし、それと真剣に向き合おうとすると頭が割り込んでくる。本来はシンプルであるはずの感情を何とか説明しようと思考が介入する。それが必要な場合もあるが、必要以上に考えてしまうと悩みに突入する。シンプルに、気軽に心に語りかけるくらいが丁度良いように思う。
かつて電通で働かれており、現在は読書を通じたマッチングサービスを提供する森本萌乃さんは、ビジネスをする上で大切にしていることに関して、以下のように仰っている。
結局人からしか新しいものは生まれないので、自分の心と頭の距離を近くしておくことをすごく日々心掛けています。ちょっと嫌だと思ったことを我慢してしまうと、どんどん心が器用になっていって脳みそとの距離が離れていってしまうので、「今の嫌だ」とかをちゃんと言うようにしてます(笑)
心に生じる感情は現在の自分の行動や考え方に対する一つの明確なサインである。それはポジティブなものであれ、ネガティブなものであれ、次の行動のきっかけになる。自分の人生を切り開くための道しるべになる。
心をシンプルに捉え、頭との距離を近くしておく。それが悩まずに人生を生きるヒントなのかもしれない。
2023年8月27日