ながらSDGs通信[第17回]目標14.海の豊かさを守ろう
はじめに
このコーナーは、私がタウンアドバイザーを務める千葉県長生郡長柄町の広報誌に毎月連載している、SDGsに関するコラムをnoteを読んでいる皆さんにもお伝えするものです。
目標14. 海の豊かさを守ろう
海の問題を解決するための目標が、「目標14. 海の豊かさを守ろう」です。具体的には、「海洋汚染の解決」と「海洋生物の保全」に分けられます。今日は、双方に関係するプラスチックごみの問題について考えてみます。
プラスチックゴミ
プラスチックは私たちの生活のあらゆる場面で使われています。そのプラスチックがきちんと捨てられずに海に流れ込むと、プラスチックごみとなって海の生き物を傷つけたり、海が汚れて観光や漁業に影響を与えたりします。プラスチックごみは、紫外線などの影響で、ごく微細なマイクロプラスチックとなります。マイクロプラスチックは、サイズが5mm以下の微細なプラスチックごみのことで、世界中の海に広がり、回収が難しくなっています。
プラスチックゴミの発生源
2050年までに、海のプラスチックごみの量は、魚の量を超えると予測されています。その発生源は中国、インドネシア、フィリピンなど、東アジア・東南アジアが占めており、対策が急がれます。
参考
環境省(2018)「海洋プラスチック問題について」
World Economic Forum (2016) The New Plastics Economy: Rethinking the future of plastics
掲載情報
千葉県長生郡長柄町『広報ながら』2023年1月号