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#8.今年読んで良かった本【2023年版】

今年も終わるということで
1年を振り返る意味でも
読んで良かった本というのを紹介していきます。
12月中旬に更新したかったのですが

ギリギリでいつも生きてるんでね

どうしてもそうなっちゃうのです。

2023年版とタイトルにあるように
毎年やっていけたらいいなと考えてます。
それではやっていきましょう。

モモ ミヒャエル・エンデ

ドイツの児童文学として親しまれている作品。
児童文学だからといって侮ることなかれ
大人が読んでも響く作品です。
物語としては
灰色の男たちが人々に時間を節約せよ
と迫ります。
そんな灰色の男たちに洗脳されてしまった人々を救うため
主人公モモが立ち向かっていきます。
この世界観、僕たちが生きている資本主義社会そのものだなと
感じました。
時間を節約しよう、そのことばかり考えてしまうことは楽しいと思う気持ちを失くしてしまうことではないのか、
逆に時間ばかり意識してしまうと時間の奴隷というか常に時間に追われているということではないのか、っていうことを考えました。
世の中便利になっても人類はいつも忙しくしてる感じがする。
AIが発達して働かなくてもよくなる、なんて聞いたりもするけど
そうはならないんじゃないかなって思いますね。



「山奥ニート」やってます。 石井あらた

ひきこもりとなって大学を中退し、ネットを通じて知り合った
ニート仲間と2014年から和歌山の山奥に移住。
ジャンルとしてはノンフィクションですね。
ニートといっても集落の手伝いをたまにしていたり
日払いの仕事もやったりしてなるべくお金をかけず
暮らしているという感じです。
そういう生き方も有りなのではないかと感じました。
今の世の中生きづらい人はたくさん居て、
それぞれが生きやすい場所を見つけられたら素敵だなって
感じました。
あと、ネット環境が整っていればどこおでも生きていけるのではないか
と思いました。
ネットがつながればAmazonで注文できるし
オンラインで人と話すこともできて
発信力があれば支援者を募ることも出来ますね。
僕は自給自足の生活に憧れはあるけれど
山奥で暮らしたいかというとうーんって感じです。
虫が苦手なんで。それも慣れなんでしょうけど。


地球星人 村田沙耶香

同じ作者の「コンビニ人間」も衝撃的でしたが
この作品も同じくらい、いやそれ以上に
衝撃でしたね。
倫理観がぶっ飛んでます。
読んでて怖くなったけど
なんだか惹きつけられて
怖いもの見たさでどんどん読み進めちゃいました。
30代になって人間の闇の部分を描いた作品好きになってきました。
村田沙耶香さんの作品は「消滅世界」「殺人出産」など
タイトルからしてヤバそうな匂いがして
いつか読んでみようと考えてます。

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