64 の思い出
自分、今年度で32になるんですが、ちょうど小学2年くらいの時に64が出たんです。
世代、って言い方はすごく曖昧だといつも思うんだけど、ゲームに関しては小学生の時にやってた、流行ってたのが所謂「リアルタイム」世代だと個人的に思っているので、そんな64リアタイ世代の僕が当時の空気感と自分の所持していた作品をベースに振り返りたいと思います。
所持していたゲーム
<マリオパーティ(初代)>
ついに64を買ってもらえる!ってなって、既に持ってた友達の家でやってめちゃ楽しかったマリオカートが欲しくてサンタさん(概念)に頼んだところ、マリオパーティが来ました。しかもサブのコントローラー付きで。一人っ子なのに。
でもやってみたら楽しかった。友達ともやったし、一人でも。スマブラとこれは友達の家行く時は常に持ち歩いてた。間違いなかったしね。
初代だけど内容は既に充実。操作も簡単でボリュームたっぷり。
<バンジョーとカズーイの大冒険>
やっぱ一人っ子なので一人用もやりたくなるんです。
まだまだ3D創世記の作品らしく、シンプルな操作性、情報量の少なさが逆にゲームへの没入感を演出してくれる。
レア社は海外のメーカーなので、時折演出のグロさやナンセンスさがあって子供の時は少し怖かった。
でも全体的にはあくまでポップな仕上がり。
9個くらいのステージをそれぞれジグソーを集めながら冒険していく。
グランチルダの砦をベースに、砦内の各所に配置されたステージへの入り口を開けながら進んでいく感じは、すでにマリオ64でフォーマットが完成されていたんだなぁと感じた。ジグソーもいわばスターみたいなもんだしね。
<大乱闘スマッシュブラザーズ>
記念すべき最初のスマブラ。みんな持ってた。既に基本的な部分は完成されてる。何気に全キャラバランス良い気もする。誰が強い、弱いとかはなく、どのキャラも最強になりうる感じね。格ゲー詳しくないから知らんけど。
<爆ボンバーマン2>
これ難しいです。というかラスボスがね。結局ラスボス倒せずに投げました。回復ほぼ無し三連戦はちょっとなー。
ゲームとしては、よくできてる。ボンバーマンの3Dって何で全然出ないんだろう?ちょっと前にスイッチで2Dのは出てたけどね。
今の技術で3Dも新しいの作ったら絶対面白いのできそう。
<ゼルダの伝説 ムジュラの仮面>
もはや説明不要。
ちなみに自分の中でのゼルダデビューは友達に借りた時オカ。初めて買ってもらったゼルダがムジュラ。
振動パックが無いと遊べなかったので、同梱版の大きい箱のを買ってもらったなー。
大体みんなムジュラかドンキーコング64で振動パックを手に入れる。
ムジュラについては以下記事で深く語っていますので良ければご一読ください。
<星のカービィ64>
面白いアイデアだったのに何故か後の作品に引き継がれていないミックス能力。カービィは毎度BGMが抜群に良い。んでアクションも難しくなくて、良い意味でサクッとできるのもカービィならでは。でも真のラスボスと戦うにはクリスタルをコンプリートしなければならず、そこだけ唯一ハードルが高い。
ミニゲームで4人対戦もできる。これもたまに友達とやってた。
<風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!>
未だに最高傑作との呼び声高い64のシレン。これかアスカ見参が良く最高傑作として名前が出る気がする。アスカやってないけど。
アスカと月影村以外はシレンシリーズ全部やってきたけど、まぁ半分思い出補正もありきで、確かにこれは最高傑作と呼んでも過言では無い気がする。
シレンってメインストーリークリアまでが他のゲームでいうプロローグで、
追加ダンジョン出てからが本番、とよく言われるけど、この作品はまずメインストーリーがすでにやり込み要素があって面白い。
素材を集めて城を作って、定期的に訪れる鬼の襲来から村を守る。
素材の質によって城の強度が変わるから、より強い素材を手に入れるためには上級のダンジョンに挑まなければならない。
あと全部最高級の素材にすると金ぴかの城できたよね?うろ覚えだけど。
もちろん、クリア後のダンジョンも充実。
個人的に、モンスターを捕まえて仲間にするダンジョンはもっと引き継がれて良いと思う。
システムに不満を覚えるダンジョンもなく、全体的なバランスも良い。
これリメイク出たら買っちゃうな~
<パーフェクトダーク>
ゴールデンアイはほとんどの人がプレイしてると思うけど、これやってた人いるかな?同じレア社からの作品。
言わずもがな、一人称シューティング。酔う人はとことん駄目だよねここら辺。
ゴールデンアイと同じく、スパイとして敵の組織に潜り込むゲーム。意外と、こういうゲームって任天堂で出てない気がする。今めちゃやりたいのよ、こういうやつ。ただ銃持ってドンパチやるだけじゃなく、ステルス要素もあるやつでお願いします。
これも友達と死ぬほど対戦やった。ゴールデンアイ持ってなかったから、個人的にはこっちの方が多くプレイした。
<バンジョーとカズーイの大冒険2>
たぶん総プレイ時間は断トツ一位(ほぼ対戦プレイ)
前作からよりアクションを発展させ、対戦などのマルチプレイ要素も追加した。メインストーリーの面白さは言わずもがな。各ステージがより濃密に作り込まれてる。単純にステージの面積も広がっている。
各ステージに明確にボスが配置されたのも熱くさせたなぁ。
そしてこのゲームの真骨頂はマルチ対戦。
ゴールデンアイみたいに一人称視点でのシューティング対戦ができるんだけど、ゴールデンアイほど武器が多くないから誰でもとっつきやすい。
64後期の作品なんだけど、たぶんトータルでも友達とやった時間は一番長いと思う。バンカズ独特のマヌケさも手伝って、腹がよじれるほど笑った。幼き日の良い思い出である。
実際何が流行ってたのか
これは完全に自分の交友関係周りに限定されてしまうけど、まぁそんな特殊な癖をもつ友達はいなかったのでおおよそ世相は反映してると思うんです。
大体どこの家にもあったのはスマブラ、マリパ1,2,3、マリカー、辺りかなぁ。
ゴールデンアイはもちろん俺たちのアンセムなんだけど、意外とあの一人称がダメな人とか、ハードボイルドな世界観が怖い人とかは一定数いたようで、案外持っていない友達もいた。
一人用ゲームはかなり分かれるね~
マリオ64はまぁ大体みんな持ってたかな。ただマリオ64って、当時は「ゲーム上手い人がもってるゲーム」って感じだった。
3Dゲームの先駆けなこともあって、操作性もまだ快適とは言えないし、なんかピーチ城の地下とかテレサが怖いし、各ステージに求められるアクションも難しくて長くて、多少やったけどあんまりやりこめはしなかった。もちろん、めちゃくちゃ面白いけどね。
ゼルダは一部が持ってた感じ。やっぱ謎解きが小学生には少しハードル高かったと思う。あと世界観とかトーンも若干ダーク目だしね。時オカの井戸の底とか闇の神殿とか超怖かったもんなぁ。
ただその一部が自分の友達で本当によかった。時オカを貸してくれ、ゼルダの世界に導いてくれた彼には感謝したいと思います。
ただ小学生の時のゲームって結構、友達とのマルチプレイの割合も半分くらい占めてたから、そこ込みで考えるとスマブラが一番のマジョリティを占めてた気はするなぁ。
名作なのにシリーズ化が止まってしまった作品たち
ここからは、めちゃくちゃ面白かったのに何故か続編が出ていない作品たちを忘れ去られてしまわないように明記させていただこうと思います。
<がんばれゴエモン〜でろでろ道中オバケてんこ盛り〜>
所持してはいなかったけど友達に何度も借りた。ネオ桃山じゃなくこっちばっかやってたなぁ。これほんとに好き。ゲーム自体もBGMも最高。調べてみたら、2005年にDSで出たのを最後にゴエモンの開発チームが解散してしまったため、新作が作られることがないまま今に至るそうな。再結成してください。
カスタムロボV2
これってどこまで知名度あるのか謎だけど、今遊んでもたぶんめちゃ楽しいと思う。各パーツを自分でカスタムして自分だけのロボを作って対戦するゲーム。最高に男心くすぐられましたよ。
これも調べてみたら、2006年のDSを最後に出てないんだってさ。
スイッチの64で配信されるみたいだし、再ブームになって新作できないかな?
総括
初の四人同時プレイのできるハードだったので、そこを全力で推していくソフトが多かったイメージ。
対して一人用の作品ももちろん充実しており、特にマリオ64や時のオカリナは後の3D作品に多大な影響を与えたことは周知の事実。
任天堂以外の会社で開発された作品も目立ち、基本的にファミリー向けた作風の多い任天堂に対し、レア社のポップさの裏に潜む狂気、ダークさはかなり存在感あった。
今思うと日本のハードで一番、64の時がレア社目立ってたよね。
バンカズ、ドンキー、ゴールデンアイ、ディディーコングレーシング等…名作揃い。
スイッチの64の配信が始まって徐々に作品が追加になってる。プレイしてみると、改めてどの作品も最高に面白いなぁと思う。最初に発表になった作品以外にも、どんどん追加が増えていくのかな?前の記事にも書いた通りスイッチはまだまだ息が長そうなので、楽しみ。
当時を遊んでいたプレイヤーはもちろんのこと、64を遊んだことのない10代の子とかにも、ぜひ64の素晴らしさを体験してほしいです。
皆さんの思い出の作品は何でしょうか?