エミール可愛いよエミール「NieR Replicant ver.1.22…（PS4版）」レビュー

プレイ時間：約80時間
進捗：全エンドクリア

総評

ヨコオタロウ節全開。よくこういう内容を思いつくものだ。
オートマタをプレイした方なら違和感なく遊べるので、本作もプレイして損はない。ストーリーもなかなか壮絶で、心に響くものがある。
ただし、関連作品がどこかのキングダムハーツばりに広くこのゲームだけを切り取っても全体像が全く理解出来ない。DOD1からの本ゲームシリーズ、小説、舞台、ドラマCD、設定資料集にシノアリス（まもなくサ終）と多岐にわたるので、初めからプレイ動画と考察・解説を見たほうが早い。
でも一応ゲームとして一定の完結を迎えているところが、キングダムハーツに比べて良いところ。

良かった点

・ストーリーは大変素晴らしい
主人公2人の立場から一つの話を切り取ったり、ストーリーと絡めてクリア後セーブデータ消したりってのはここからきていたのか。オートマタでも同じことをしていて、2Bのケツ目当てでオートマタが初プレイの人には新鮮な演出だったけど、こっちを先にプレイしていると「またこのパターンか」ってなるやつ。幽遊白書とハンターハンターみたい。
個別ストーリーでは特に仮面の街が好き。フィーア死んで決起するときのくだりが何回見ても泣ける。仮面の街のモデルは日本の成れの果てらしいです。日本は既にああなりかけてる。

・戦闘がオートマタっぽくになった
PS3をやっていないので違いが分からないけど、爽快でとても楽しい。ただしノーマルだと簡単すぎるからと難易度を一つ上げるだけで、突然敵固すぎ＋被ダメ多すぎ＋ひるまなすぎ＋鎧取れなすぎという微妙ゲーと化す。
結果として黒の処刑＋麻痺からのダウン攻撃の繰り返しとなり、ニーアがマモノを床に叩きつけ続ける地獄絵図となる。お兄ちゃん許して。そういえばオートマタもハッキングゲーだったか。

悪かった点

・前後の歴史がわかりにくい
ストーリーや世界観についての考察・解説をがっつり読み込まないと理解できないのは、良いことなのか悪いことなのか。キングダムハーツや地下迷宮シリーズのように広く展開される世界観自体は嫌いではないが、把握出来る幅にも限界があるのが辛い。

・マップが狭い
PS3としては頑張ったほうか？少年期、青年期を通して同じマップを何十回と周回するはめになる。

・サブイベントがお使いばかり
ファストトラベルも微妙で、その狭いマップをひたすらに走り回ることになる。多少なりとも街の人達の様子が垣間見れて楽しいものの、こいつらみんなレプリカントなんだよな、と思うと…

・素材集めが超面倒
武器強化用の素材が家庭用ゲームのくせに渋すぎる。くすんだ腕輪とか絶対無理でしょ。

・Cエンド、Dエンドまでの3週はさすがにくどい
話中にどこかで追加が入ると思うとおちおち飛ばせないし、その割にあまり変わり映えしないし…
せめてもう少しだけハッピーなエンドにしてくれれば良かった、ロボット山の兄弟とか仮面の王とかフィーアとか。いや結局全員黒文病で死滅するんだけどさぁ、なんかさぁ。

その他

・みんなかわいい
少年時代の主人公かわいいなぁ、妹さんのお薬は足りてるかい？
大人のヨナかわいいなぁ、見た目は大人、頭脳は子供！
下着姿のカイネさんかわいいなぁ、どれどれちょっと見せt
少年エミールかわいいなぁ、連れて帰りたいなぁ
お酒飲んだデボルさんかわいいなぁ、一緒に飲みたいなぁ
デボル殺されてブチ切れるポポルさんかわいいなぁ、アヒャヒャー

・死ぬ直前のポポルさん
アヒャーヒャヒャヒャーひゅーちゅどーん

・デボルさんとポポルさんどっちにしようかな
見た目と髪型はデボルさんのほうが好きなんだけどなーポポルさんは声が嫁に似て可愛いんだよなーどっちにしようかなー