「経営の定石」の失敗学 傾く企業の驚くべき共通点
今回はこちらの本です
いつものように箇条書きで書いていきたい思います!
・花形事業の過激投資がゆえ、維持することから守ること、そして事業関係者の権益確保、しまいには学芸会になって失敗することがある
追加投資してもしすぎることはない。過度な圧力で、現場が学芸会(視察のときだけいい風を装う)につながる
・会議資料はできるだけ1枚で(分厚くしない)
紙がもったいない。ではなく、作製時間が無駄。
・情報収集や分析に加え,クロスチェックをして、示唆をとることが重要
アイフォンのほうが売れているではなく、中国ではアンドロイド特に男性の….のように分析した風で終わらせないこと
・空気を読むように、思い付きや根拠のない意思決定で進むのは危ない
空気を読んで流されてはいけないということ
・whyやwhatを忘れ、howに飛びついて意思決定は危ない
そもそもなんでやるんだっけ?につながってしまう
・議論が細かい所に入り、会議本来の目的を忘れてしまってはいけいない
ラーメンの味を決める会議のはずが、大豆の原材料の話して時間が終わったとならないように
・陰の実力者(社長のお気に入り)にならないように少し距離を置き、現場の空気が偏らないように注意
社長がそうしてるつもりではなくても、周りがそう感じると、その実力者の意見に流されてしまう
・特定の人だけに聞くのではなく、全く違うクロスチェックも重要
いろいろな部門の意見を聞こうということ
・コミットできない目標により、現場で学芸会が始まり、粉飾会計につながりかねない
現場の学芸会は、そもそも経営層の圧力で発生することがある
・シェアのために市場を狭く定義した結果、事業機会を見逃さないよう注意
市場を狭くしたらシェア率は上がるが、必然的に顧客の数が少なくなっていることを意識する
・新事業投資には、あらかじめ上限と下限と選択肢をつけておく
3年内に1億行かなければ撤退、あるいは1000万円以上予算はない等
・花形商品の賞味期限を意識し、次の投資の判断をするのは経営者の仕事
花形が爆弾にならないように、浮かれないようにしようということ
・花形部門と他の部門で激論になった際、部長を入れ替えるとよい
お互いの状況が理解でき、情報交換としても、やる意味があるかも
・カリスマ経営者になると誰も誤りを指摘してくれなくなるため、経営者に対するチェック機能(社外取締役等)の整備をすることが必要
指摘されなくなるからこそ、指摘してくれる人を見つけてようということ
・言葉の意味と定義の共通認識の確認も必要(品質は、性能?歩留まり?人によって違う)
人によって解釈が違うからこそ、認識確認の無駄な時間をなくすために、各々の言葉の意味を共有しておこう
実体験による座学的な本で、活用できるかは何とも言えないですが、参考にはなるかと思います。