起業、開業はそんなに甘くないです
パッション物語パート2
開業前に資金がなくなった話し
スティーブ・ジョブスだって
孫正義だって
最初はガレージからのスタートだ!
最初はダンボールの上に乗って
スピーチしていたんだよ!
だから俺らもそうしよう!
ということで、
僕は26歳でリクルートを辞めた後
後輩2名も無理やり辞めさせて
3名で訪問鍼灸マッサージ事業で
起業しました。
確かあれは2009年頃だったと思います
巻き込んだ後輩1名は
サッカー大好き営業得意な池ちゃん。
そしてもう1名はパソコン得意な
インテリメガネの斎藤くん。
僕らには
資格、経験、知識、
ありません
しかしリクルートで培った
営業力と根性があります
また、この訪問鍼灸マッサージってのは
資格や経験は要らないとのこと。
施術者(鍼灸師かマッサージ師)さえいれば
事業として成り立つと
そう起業雑誌に書いてありました。
僕はビビビっときたんです
資金はリクルートから支給された
退職金75万円です
75万円あればなんとかなるでしょ?
ってことでスタートです。
しかしその75万円は
開業前に無くなりましたw
僕はバカでした。
いや、大馬鹿者でした。
開業前からプー太郎3名で
毎日ファミレス会議と称して
飲食を繰り返し夢だけを語る日々を送り
僕は毎朝家族に
『俺は社長だ!』
と声高々に家を出て
売上0でファミマに向かっていました。
ボロボロの軽自動車を運転しながら
頭の中はめでたくも成功イメージばかりです
ニヤニヤする日々が続きました。
更に『この事業は会社のした方がいいべ?』
ってことで20万円かけて法人登記しました。
無駄に名刺を印刷し
『代表取締役』に印字を眺めながら
友達に自慢して配る日々。
『ついに俺も社長だ』
と言いながら
毎日、酒を飲んでいました。
一応、運転資金として用意していた
お金もありました。
これは会社の資本金として用意した75万です
しかし
この資金も
チャリ買ったり
パソコン買ったり
ファックス買ったり
事務所も借りたので
(2D Kのアパート)
手元の残金は開業前で
5万円程度だったと思います。
あれ?資金ない。。。。
『ねぇねぇ、池ちゃん
営業スタートしていないの
お金がないんだけど』
『マジっすか翔さん』
『マジっす。だからさ
池ちゃんもお金出そうか?』
池ちゃんごめん!
ということで
池ちゃんにも75万円出してもらい
資本金を150万にして
ようやく心を入れ替えて
本格的に営業スタートしました。
しかし
当然ですが肝心の施術者がいません。
施術者がいないと営業でお客様をとってきても
施術ができないので売上作れません
『一応、聞くけど斎藤くん、資格ないよね?』
『翔さん、僕があるわけないでしょ』
『そ、そう、だよね』
ってことで、最初の1ヶ月はみんなで
施術者探しからのスタートでした。
地元の鍼灸院やマッサージ院を1件、1件訪問し
施術者探しを行いました。
それから3ヶ月音沙汰なし。
資金も底をつき、
やばい雰囲気全開の事務所。
そしてついに住み込みで
事務所で暮らしていた
斎藤くんが蒸発しました。
池ちゃん
『翔さん!斎藤くんがいません!」
翔さん
『マジで!斎藤くんいなくなったか!』
布団は綺麗に畳まれ
置き手紙がありました。
『もう、あなたにはついていけません。
探さないでください』
チーン。
僕らはそこから2名の先生を見つけ
更に鍼灸マッサージ師を雇用するまでに至るのですが
そこまで行くのにも4ヶ月かかり
運転資金もないので
毎日290円ののり弁だけで生活し
最終的には・・・
池ちゃんもいなくなるんですが・・・
そんな珍道中を綴ったパッション物語。
よかったら下記より
読んでほしいと思います。
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他にもパッション物語はこちら
僕が訪問マッサージを始めた理由は見てくれましたか?
https://note.com/shosho101/n/nd8c5983e4aa5
僕が訪問マッサージを始めた理由 運命の出会い
https://ameblo.jp/miyaharashou/entry-12655368244.html
僕が訪問マッサージを始めた理由その2 開業準備編
https://ameblo.jp/miyaharashou/entry-12655739744.html
僕が訪問マッサージを始めた理由その3 資金ショート編
https://ameblo.jp/miyaharashou/entry-12657184873.html
僕が訪問マッサージを始めた理由その4 謀反編
https://ameblo.jp/miyaharashou/entry-12664225315.html
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