しょり

大分→福岡→東京→横浜。 2022年1月に第一子を出産しました。 育児/アート/旅行/…

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大分→福岡→東京→横浜。 2022年1月に第一子を出産しました。 育児/アート/旅行/ふるさと別府愛。

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ある通信教材の思い出【育児日記 vol.2】

自分が子供のとき何を楽しいと思い、何を後悔していたか?今でも明確に覚えている思い出は何か? と、親になってからというもの、よく回顧している。 考えてみれば「自分が子供の頃にできなかったことを、我が子にはなるべく叶えてあげたい」というのは親として自然な感情ではあるなと思う。 すごくしょうもないけど、私は小学校の時、下校時間に校門の周りで知らない大人がたまに配布しているポピーとかベネッセの通信教材のお試しワークをやるのが好きで、親によく本教材を受講したいとねだっていた。 実

    • おっぱいと、息子【育児日記vol.1】

      出産とは、産んで終わりじゃないからね。ながいながい子育てのスタートラインにようやく立ったのであるよね。 息子を渾身の力で出産後、翌日からさっそく母子同室になり、「母親業」がはじまった。 縫合した股の痛みでうまく座ったりトイレに行ったりできない、自身の身体も完全に健康ではない中で、おむつの替え方とか、ミルクの作り方とか、おっぱいのくわえさせ方とか、代わる代わる病室にやってきてくれる助産師さんのレクチャーを必死で覚える。 私は割といろいろな物事に対し周到に準備してからのぞむ性

      • 母になったわたしへ(無痛分娩出産の記録・後編)

        無痛分娩出産の記録・前編の続きです。 じっと我慢の子であった 無痛分娩では、はじめに局所麻酔をしてから背中に太い注射針を指し、そこから麻酔液を腰のあたりに入れていく(この処置は全然痛くなかった)。  腰のあたりに液が流れ込んでいくヒンヤリとした感覚があって、まもなく、それまで規則的に訪れていた陣痛の痛みがフワッと一気に和らいだ。 私は痛みから解放され、世界はよろこびに満ちていた。ライフ、イズ、ビューティフル! 麻酔しゅごい…逃げ恥のドラマのとおりや…!とめちゃくちゃ感

        • 母になったわたしへ (無痛分娩出産の記録・前編)

          2022年1月末に第一子となる男の子を出産した。 計画無痛分娩からの吸引分娩というやつである。 生後まもなく3か月、息子の睡眠時間も日に日に規則的になり、ようやく隙間時間に過去を振り返る余裕が出てきたので、出産の記録を残しておく。 里帰りも、痛みも、ないんだよ もともと本当は地元で里帰り出産したいという淡い希望はあったものの、世間はコロナ禍。 実家付近にただ一つしかない小さな産院には、「うち、いま県外からの里帰り出産受け付けてないんですよ…」と早々と断られてしまったので、

        ある通信教材の思い出【育児日記 vol.2】

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          母になるわたしへ(妊婦生活の記録)

          2021年の5月の終わりに妊娠が判明してから、お腹の中の子はすくすく育ち、2022年の年明けに臨月を迎えた。 産休中は穏やかに寝たり食べたり起きたりちょっと動いたりを繰り返し、刻々とお腹の中の3kg程の生命がこの世に降りてくるのを待つ日々である。 あまりにも暇なので、これまでの妊婦生活をちょっと振り返ってみることにした。 一番最初の検診では6.3ミリのまめつぶだった私の中に宿る生命も、その次の検診では四肢が分かるようになり、ドラえもんみたいな丸い手足をふねふねさせていて、

          母になるわたしへ(妊婦生活の記録)

          買ってよかったものオブザイヤー 2021(マタニティ編)

          大晦日なので今年買ってQOLが向上したものの記録。 妊娠して環境が大きく変わったので今年たいへんお世話になったマタニティ用品を紹介します。 dacco ホットキュット(着圧ソックス) もともと浮腫みやすくて、ちょっと歩いただけですぐに足パンパンになっていたのですが、これを夜履いて寝ると翌朝足スッキリ。色違いで2足買った。キツすぎずゆるすぎずちょうどいい圧。 IKEA レーン 授乳クッション シンプルなデザインのクッションが欲しくて買った。授乳クッションという建前ではあるが

          買ってよかったものオブザイヤー 2021(マタニティ編)

          結婚式をした話

          去る9月某日に、地元の大分県別府市で結婚式をしました。 ほんとうは今年の4月にやるはずだったのですが、コロナが年明けから猛威を奮い、3月あたりから学校が休みになったりディズニーが休園したり、世間がただならぬ雰囲気になり始めてしまって、毎日結婚式を実施すべきか悩んで正直この時は準備どころではありませんでした。 精神衛生上もよろしくなかったし、何しろ未曾有の事態だったので、そこから半年先の9月に延期したのでありました。 夏の間も感染者数は増えたり減ったりしたし、やれGoto

          結婚式をした話

          どきどきトロピカル★ケアンズ旅行記

          去る9月に仕事を辞めました。 転職が決まり、次の仕事が始まるまでのモラトリアム期間にあったかいところに行くぞ!ということで、南半球はオーストラリア、ケアンズに突如行ってきました。 ◯なぜケアンズか? オーストラリア→コアラ抱く→グレートバリアリーフ→キュランダ鉄道 という発想を経て、この3つのアクティビティが全部含まれているケアンズ5日間のパックを友人が見つけてきてくれたのです。 ほどほどに放置プレイ、でも確実にコアラを抱け、グレートバリアリーフの島に行けて、キュランダ鉄

          どきどきトロピカル★ケアンズ旅行記

          瀬戸内めぐり Day3  直島

          1日目(犬島→豊島)はこちら 2日目(豊島)はこちら <3日目> 10月12日、関東方面に猛烈な台風19号が直撃した日、私は直島にいた。 前日の夜に高松港に張り出されていたフェリーの運航スケジュールは、犬島行きも豊島行きもすべて欠航、そもそも瀬戸内国際芸術祭の全プログラムがすべて中止となっていた。当然だ。東京からの飛行機は全便欠航になったのだから。 しかし、掲示板をよく見ると、直島行きのフェリーは欠航になっていない。しかも直島でやっているベネッセ関連の施設は通常どお

          瀬戸内めぐり Day3  直島

          瀬戸内めぐり Day2 豊島

          1日目犬島→豊島はこちらhttps://note.mu/shorinnposu/n/n65e06181adbe 豊島メモ。 ◯天気のいい日は絶対レンタサイクル(電動アシスト必須)で回ったら気持ちいい ◯からとレンタサイクルは荷物も預かってくれるし、今浦港まで荷物運ぶオプションもあった ◯豊島美術館は(芸術祭の間だけ?)9時から空いてた。10時から今浦港から押し寄せる観光客でいっぱいになるので、9時〜9時半くらいまでに行くと並ばずにすぐ観れる ◯島キッチンは10:30から整

          瀬戸内めぐり Day2 豊島

          瀬戸内しまめぐり Day1 犬島→豊島

          瀬戸内国際芸術祭は瀬戸内海に浮かぶ12の島々で開催される、3年に1度のアートのお祭り。 混んでいると分かっていても、なんとなく島々が色めき立つこの時期に行きたくなる。 なぜなら祭りだから。 えいやっと時間が取れるときにゆっくり巡りたかったので、去る9月末に仕事を辞めハイパー無職を謳歌している今回の秋会期に行くことにした。 瀬戸内国際芸術祭、春夏秋と107日間もやってるのもすごい。運営に頭が下がる。 瀬戸内の島々は私の脅威であった。 そもそも不慣れな島への船の乗継ぎ(

          瀬戸内しまめぐり Day1 犬島→豊島

          変容する世界、情の時代。-あいちトリエンナーレ-

          どうしても自分の目で見てみたくて、あいちトリエンナーレに行った。 話題になっていた「表現の不自由展・その後」は、数多くのプログラムのうちのコンテンツの1つ。不自由展の展示中止を受けて、他の作品も見られなくなったり、展示内容が変わったりしていた。もう見られなくなった作品の数々を、展示室入口に残されたキャプションから想いを馳せる。 私は芸術家ではないけれど、文化芸術に触れることは、「わけのわからないものに出会う」経験をすることだと思っている。 わけのわからないものは怖い。だから

          変容する世界、情の時代。-あいちトリエンナーレ-

          2018年 美術館・展覧会・芸術祭 備忘録

          2017年の記事(https://note.mu/shorinnposu/n/nc03cd1c40481) に引き続き、備忘録として記録。 2018年は27の展覧会(芸術祭)を観に行った。前年は19だったので少し増えた。地元の大分と東京を行きつ戻りつしながらも、可能な限り大分の展覧会にも足を運んだ。国民文化祭の開催地になったこともあり、これまでになく地元がアートで盛り上がった1年だった。 個人的には、昨年はギャラリーや個展にはあまり行けず、比較的大きな展覧会や芸術祭に足を運

          2018年 美術館・展覧会・芸術祭 備忘録

          大分で、日本美術の巨匠達に出会う。-東京国立博物館名品展 @大分県立美術館 OPAM-

          美術館が面白いと思ったのは、高校3年生の夏だったとはっきり覚えている。 部活での大会参加のために訪れた東京、空き時間に顧問の先生に連れて行ってもらった東京国立博物館で行われていた特別展「対決-巨匠たちの日本美術」が、最初のブレイクスルーだった。 当時受験勉強の為に日本史Bで習った、本阿弥光悦の「舟橋蒔絵硯箱」を生で観て、その意匠のあまりの美しさに、しばらくその場から動けなかったのを覚えている。 それは、生きた教科書を眺めるような不思議な感覚だった。 日本史の図説に載っている

          大分で、日本美術の巨匠達に出会う。-東京国立博物館名品展 @大分県立美術館 OPAM-

          文化の祝祭、おおいた大茶会 -いま、大分で起きていることについて-

          今年の秋、大分県では「国民文化祭」と「全国障害者芸術・文化祭」という2つの大会が、「おおいた大茶会」というテーマのもとに同時開催されています。毎年どこかの都道府県で行われている国民文化祭が大分にやってくるのは20年ぶりです。 この20年間で、文化やアートをめぐる取組は、全国各地で地域づくりの文脈と深く関わりながら、一昔前よりも多様かつ盛んになってきました。 大分県内でも、「混浴温泉世界」(2009〜2015)や「国東半島芸術祭」(2014)、「竹田アートカルチャー」(20

          文化の祝祭、おおいた大茶会 -いま、大分で起きていることについて-

          ianakiarin

          この2年間で1番の繁忙期を迎え、精神と肌のコンディションが最低のまま9月を駆け抜けている。 週末、職場から直行で沖縄に行った。 特に何がしたい訳でもなくて、プランも何もかも友人達にお任せして、自分は飛行機を予約しただけで、ただただ非日常を浴びた。 こうした機会が巡ってくることをありがたく思うのと同時に、同じような形で沖縄を訪れることはもう無いのだろうとなんとなく感じてもの寂しかった。 海は迷いのない青さで、たおやかだった。 一足先に東京に戻ってきた。 ニライカナイ