和紙漉き 6 和紙の加工 IIII
6.竹紙と水上勉
竹の繊維を使って紙にする世界がある。
この和紙は、なめらかで独特の表情があり、料紙として絵画や書に用いられている。
これを近年、流行させた人で小説家で有名な水上勉だ。
飢餓海峡、五番町夕霧楼、金閣寺炎上、、などなど映画でも名作が多い。
彼の作品で弥陀の舞という水上文学の最高峰と思う小説がある。中古本を探して昔読んだ。和紙のことや、情感あふれる世界だ。水上勉は福井県出身で、人生、紆余曲折、苦労して小説家になった。福井という地であるのだろう、和紙についてこの小