ギスレーヌ・マクスウェル裁判2日目 - マクスウェルに不利な被害者の証言

Day 2 of the Ghislaine Maxwell Trial

By Techno Fog

ギスレーヌ・マックスウェル裁判の2日目が終了

簡単に背景を説明すると、1日目（11月29日）は、最終的な陪審員の選択、冒頭陳述、ジェフリー・エプスタインのパイロットであるラリー・ヴィソスキの尋問の開始が行われました。

検察側の冒頭陳述は、エプスタインとマクスウェルに手玉に取られ、虐待を受けた14歳の少女の話から始まりました。このグルーミングと虐待は、恋人から虐待者と共犯者になった二人の（とされる）手口であり、公判で証言を得る4人の被害者それぞれに彼らが何をしたかを説明するもので、検察側の主張の重要な部分を占めている。

マクスウェルの弁護士は開口一番、真犯人のエプスタインを指摘し、マクスウェルが「悪役化した」スケープゴートであることを示唆した。それはマクスウェルの「Me Too」の瞬間であり、エプスタインだけでなく、米国政府（ひいては彼女の犠牲者）に対する犠牲者意識の叫びのようだった。私たちが予想したように、マクスウェルの弁護士は、過去のインタビューでマクスウェルに言及していない被害者もいて、金銭的な利益のためにやっているのではないかと強調しました。

エプスタインの元パイロットであるラリー・ビソスキは、ビル・クリントン、アンドリュー王子、ジョン・グレン上院議員、ドナルド・トランプ、ケビン・スペイシーがエプスタインの飛行機の乗客であると証言しています。ビソスキは、ニューメキシコやフロリダ、ニューヨークにあるエプスタインの所有地に国内各地でフライトし、エプスタイン、マクスウェル、アシスタントの一人であるサラ・ケレン（および注目すべき政治家・著名人）を連れて行ったことを説明した。

サラ・ケレンの名前が重要なのは、未成年の少女を虐待していたギスレーヌ・マックスウェルと同じような役割を担っていた（とされる）からです。しかし、彼女はなぜか自由の身となっています。ケレンは、エプスタインの司法省との「スイートハート不起訴契約」に記載されている共謀者の一人であり、少なくとも一人の被害者がエプスタインの飛行機での性的虐待に関与したとされ、エプスタインの起訴状で言及されている共謀者の一人である可能性が高い。

Recall that the Epstein indictment references three female employees who helped him recruit and abuse minors.

We suspect this refers to Ghislaine Maxwell, Sarah Kellen, and Nada Marcinkova. pic.twitter.com/BmfQIobACM

— Techno Fog (@Techno_Fog) August 12, 2019

ケレンは証言するのでしょうか？それは興味深いですね。検察側が彼女を証人として呼ぶとは思えませんが、弁護側はどうでしょうか？花火を想像してみてください。

最初の被害者の証言

今日は、政府の冒頭陳述で言及された最初の被害者（虐待を受けた当時14歳）の証言も行われました。政府（実際にはジェームス・コミーの娘）は、時間をかけずにマクスウェルに対する刑事事件の核心に迫った。

AUSA Comey: How old were you when you first had sexual contact with Jeffrey Epstein?
Jane: 14.
AUSA: Who was in the room?
Jane: Ghislaine Maxwell.
AUSA: Do you see her here?
Jane: Yes. There. In sort of a beige turtleneck.
AUSA: She has identified the defendant.

— Inner City Press (@innercitypress) November 30, 2021

被害者は、荒れた環境で育ったこと、10代で家庭崩壊したこと、そしてエプスタインとマクスウェルに手玉に取られたことを語っていました。エプスタインは被害者の服などを買い与え、マクスウェルは虐待を奨励し、それに参加していました。

ニューヨーク・タイムズ紙：

ジェーンの証言にでは、彼女がまだ14歳だったある日、エプスタインは彼女にタレント・エージェントを紹介すると言いった。そして、エプスタインは、彼女の興味や将来についての会話を「突然」終わらせ、彼女の手を取って「ついてこい」とプールハウスに案内しました。

プールハウスの中で、エプスタインは彼女をソファか布団に案内し、自分のズボンを脱がせたとジェーンは言っています。そして、エプスタインは彼女を自分の上に引き寄せ、「自慰行為に及んだ」と、彼女はゆっくりとしたたどたどしい声で語った。終わった後、彼はバスルームに入って体を洗い、「何事もなかったかのように 」振る舞ったという。

弁護側の質問に先立って、政府は被害者にエプスタイン被害者補償基金からの支払いについて質問しました。被害者は、約290万ドルを受け取ったことを認めました。

反対尋問では、マックスウェルの弁護士が、被害者から、約20年間、虐待を報告しなかったことを認めさせました。マックスウェルの弁護士の質問はそこから続き、被害者がキャンプに申し込んだことなど、虐待に付随する問題に穴を開けようとしました。被害者の証言は、閉館時間である午後5時で終了した。被害者への反対尋問は明日の朝も続き、その後、再尋問が行われる。一日中かかるかもしれない。