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青春の日々 第1章 2012〜2014年
入学
2012年4月に、僕は中学生になった。
中学受験をする予定じゃなかったが、急に私立の学校に行きたくなったので、受験の数ヶ月から勉強し始めて行きたかった中高一貫の学校に入学することが出来た。
その時の自分にとって、勉強はそこまで重要でなくて、ただ地元の友達とは違う学校に行くというのが魅力的感じたのだと思う。
入学当初は、学校の制服もかっこよくて、かなり都会な場所にある学校に毎日行けるのが嬉しかった記憶がある。
そして4歳から趣味でエレキギターをやっていた自分は、どうしても軽音楽部に入りたかった。
でもその学校の軽音部は、過去に色々問題があって不良の学生が入る部活だと担任の先生に言われて、入部を許されなかった。
じゃあどうしようかということで
サッカーも好きだったので、サッカー部に入部した。
その学校のサッカー部は、全国大会に出場するほどの強豪チームで、サッカー推薦で入学してくる強者がたくさんいた。
トップチームじゃなくて良いから
楽しくサッカー出来ないかなと思って入部したが、いざ入ってみると、練習ではほぼずっと走らされた。
今よく考えてみるとサッカーは、ずっと走り続けるスポーツで、ボールを蹴る前にまずスタミナがなかったら成り立たない。
それまで小学校で楽しくサッカーをして遊んでいた僕には、分からなかった事だった。
辛さに耐えながら、ずっと走り続けることが意味ないような気がして、数ヶ月でやめてしまった。
もっと他に自分が夢中になれることを探したい。
サッカー部を退部すると、今まで辛い走りに耐え抜いてきた仲間たちが僕を責めてきた。
「なぜ逃げたのか、ズルい」と
同じクラスのサッカー部の友達も僕に嫌なことを言ってきた。
今考えたら別に大したことない話だが、
その時の僕は落ち込んで、クラスにもあまり馴染めなかった記憶がある。
僕の学校は、サッカー部が一番人数が多く、サッカー部員中心に全てがまわっていたような気がした。
でもその逆境の中で、サッカー部のキャプテンが、僕のことを親友だと言ってくれた。
(今もその人とは親友として定期的に会っている)
だから僕はドン底という状態ではなかったかもしれない。
その後、何をやりたいか探して悩んでいた僕に、大きな出来事が起こった。
人生の転機
2013年の6月21日に東京ドームで、アメリカのロックバンドのヴァンヘイレンが来日公演をすることになった。
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そのライブ公演の様子
会場は5万人以上の歓声でいっぱいになり、僕が今まで聴いたことがないくらいの爆音だった。
昔からヴァンヘイレンは、ギターだけで10分くらい弾き続けるので有名で、そのライブのでもそのギターソロを弾いた。
その実際の映像がYouTubeに上がっているので、
是非観てほしい。
この空間に僕はいた。
「ギター1本でこんだけ大勢の観客の心を動かす」
その光景は、異常なものだった。
僕は呆然と突っ立って観ていた。
僕もこんな人になれないだろうか、、、
その次の日から、ギターを弾くことに夢中になった。
まさにあのライブが僕の人生を大きく変えたと言える。
転機
2年生になってクラス担任の先生が変わると、その新しい先生になんとか軽音楽部に入れないか頼み込んだ。
その先生は、僕の熱意を理解してくれて入部を承諾してくれた。
やった! 僕は嬉しかった。
入部したら、中学生なのに上手い奴がいると言われ、すぐバンドに入れてもらえることになった。
軽音部には、新入生歓迎ライブや文化祭、クリスマスライブなど、毎年必ず大勢の人前で演奏を披露できる機会がある。
その後の僕は、学校の授業の内容がさっぱり頭の中に入ってこなくて、いつでも次の演奏会のことばかり考えていた。
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軽音部の部員は、僕以外みんな高校生で先輩だから、人間関係がうまく行かないと思っていたけど
みんな僕のことを大切にしてくれて良い人に恵まれたと思う。
先輩でもあると同時に音楽仲間であるので、年齢の差を忘れて、友達のような存在になっていた。
彼らは、僕にとって初めて共通のもので通じ合う友達だった。
よく夜中までスタジオで練習したり、ラーメン食べたりしたりと、楽しい思い出が浮かぶ。
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毎年、軽音部の行事の中で1番盛り上がるのは、
文化祭ライブだった。
ライブ本番は、全部で300席くらいがほぼ満席状態になる。
僕にとって初めての文化祭ライブは、入部してから初めて組んだバンドで数曲演奏した。
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どういうセンスで着たのか謎である
ギターは愛用していたDEANのフライングV
初めて、大勢の前で演奏するのもあり、
少し緊張もしていたのか
ギターソロを弾く時に立ち振る舞いがカッコ悪かった。
僕は、毎回こんなように、ライブが終わった後に映像を観て反省していた。
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そして、
いつかこの文化祭ライブで、あのヴァンヘイレンのギターソロを弾いてやろうという目標を見つけた。
みんなに自分の凄いところを見せたい
そういう感情が生まれた。
それの目標が、この後にすぐ実現します。
第2章に続く………
最後まで読んでいただきありがとうございました😊