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【13回転職履歴→1社目】地獄のスタイリストアシスタント〜その1〜

自分らしく生きるために必要なこととは?転職やキャリア形成で迷っている人にとって何かヒントになるかも?そんな13回転職、常に待遇を上げてきた、掴み取ってきた僕のキャリア形成ストーリー。その一番最初の物語。

クリエイターになりたい人、何者かになりたい人の参考になれば。。

僕は、新卒採用の就職活動をした事がない

というよりも、バンタンデザイン研究所という専門学校を卒業する前に『就職活動をする』ということすら考えていなかった。好きな時に好きな仕事に就ければ良いんだから、好きな仕事が見つかるまでとりあえず自分のセンスとスキルを磨こう!と思っていました。


学校の作業部屋で家具やオブジェなどの作品を作り、家に帰ってAdobeのIllustrator(当時は7)でグラフィックデザインの作品を作り、完全に夢想アーティスト状態。


しかし、卒業間際になると周りはしっかりちゃっかりインテリアショップやデザイン会社などに就職先を決めていて、アーティスト気取りの僕はその時初めて気付いたのです。というか現実から逃げれないことに気付いたのです。


『卒業したらどうやって暮せば良いんだ?もう仕送りはないんだよな…ど、ど、どうしよう!?』

クリエイターになりたいけれどどうすれば?

周りが就職を決め、社会人になった卒業後の4月、僕は何もせずに毎日ブラブラしていました。自分は何がしたいのか?やりたいことはよく分からないが、どうなりたいのか?というイメージだけは持っていたのです。


それは『クリエイターになりたい』ということ。


でもクリエイターにどうすればなれるのか?その時の自分は分かりませんでした。クリエイターになるために、デザイン会社?編集プロダクション?ニューヨークとかに行けばなれるのか?と頭の中はクリエイターとは?が常にぐるぐる回っている状態。

何よりも断固として会社員になることを拒絶していました。働いたら負け!的な形で会社勤めで社会の犬になったら、自分の才能が潰される!クリエイターになんかなれない!と勘違いしながら過ごす日々。


実際に今、大学生や20代の若い世代と話していると、当時の僕のように『やりたい・なりたい・こうありたい』が決まっていない人はかなり多い。僕もそんな普通の若者でした。未来への不安だらけの日々の中で、自分を支えてくれるのは若さゆえの根拠のない自信だけ。

その根拠のない自信を確固たるものとするために、何をすれば良いのか?それだけは毎日考え実行していました。

とにかく毎日デザインする!

毎日ブックオフに行って安い本を買って読む!

渋谷中のフライヤーを集めまくって研究する!

そんな自信を保つための日課が、この後20年のキャリアを助けることになろうとは!

そんなある日、卒業した学校から連絡がきたのです。

続く...


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