【1時間雑学トレーニング#10】「チバニアン」が誕生したと聞いて
こんばんは、しょーま(@shoooomaNOsekai)です。
ちょこっとお久しぶりです。一回流れを取り戻せなくなってしまったらなかなか戻りにくいのが癖。特に怠惰な習慣が身についた時にはなかなか取り戻せないですよね。先週は少し疲れが溜まっていたとはいえ、少し間が秋過ぎてしまったので、これからまた気を引き締めて頑張りたいと思います。そういえばセンター試験受けてた皆さん、本当にお疲れ様でした。あと1ヶ月ほどの受験生活になるかと思いますが、一瞬でも気を抜いてしまうとその気の緩みから抜け出せなくなってしまうのでお気をつけください。僕も気をつけます。
さて、さっそく今回も1時間雑学トレーニングをはじめていきたいと思います。
1時間雑学トレーニングのルール
①1時間でインプットとアウトプットを完成させること。今回で言えば、インプットを完成させてからnote1記事するまで1時間で完成させるということ。
②目標は1時間で記事執筆を完成させること。目的は少しでも自分が造詣が深くなるきっかけをたくさん作り、多くの人に発信することにチャレンジできる環境を増やすこと。そしてこの記事をきっかけに多くの人に「ちょっと新しいことを知るきっかけ」を創出すること。
③テーマは自由。なるべく自分が聞いたことがある単語で、自分が詳しくない分野を選び、自分の知っている知識の層を厚くできるように心がける。
④情報ソースも自由。最悪wikiだって使う。
⑤文末にチャレンジ時間を記入。
⑥noteに公開後、多くの人の目に届くように、Twitterに流す。扱ったテーマにさらに詳しい人がいれば、積極的に情報を取りに行き、可能であれば後日追記していく。
今回扱っていくテーマ「チバニアン」
本題に入る前に、実は先日こんなことがあったんです。
これ、思ってた以上に嬉しいな。
自分が始めたちょっとしたことに共感してもらって、それを目に見える形で共有してもらえるのがここしばらくなかったので、元気をもらいました。だからこそ、本家本元の力をここに見せつけていきたいなって思います。
さて、本題。
先日、結構本気で集中して仕事をガツガツ進めていたんです。それはそれは集中してた。ふと休憩しようかなと思って、目に飛び込んできたのが
「チバニアン」、日本初
え???
いや、本当に何?って思いました。ニュースアプリで入ってきた速報だったし、最近はアメリカとイランの情勢などで盛り上がっていたので、その辺りの話かなーなって思っていたら、チバニアン。いよいよまじでわからん。そこで早速チバニアンを掘り下げていきましょう。
チバニアンとは?
千葉県市原市にある約77万年前の地層のこと。これを国際地質科学連合が「国際標準模式地」とし、約77万4000年前~12万9000年前の地質時代が「チバニアン」と正式に命名された。地質年代に日本の地層が採用されることは今回が初めてである。「チバニアン」とは、ラテン語で「千葉時代」の意味。
(参考:「チバニアン」とは? 地質時代の名前に日本の地層が初採用/HUFFPOST)
要は、地球の年代ともされている地質年代に日本の地名が使われることが初めてであるということが、今回特に大きなニュースポイントになったのだと思います。
しかし、普段あんまり地層だの地質年代だのに詳しくない僕からすると、正直何がどうすごいのかいまいちピンときていないのが正直なところ。先ほどの資料の中では、今回「チバニアン」と命名されたことの何がすごかったのかということについても触れられています。
今回の命名、何がすごかったのか。
46億年という地球の長い歴史には、恐竜絶滅などの大きな環境変化をきっかけに、「ジュラ紀」や「白亜紀」などの名前が付けられるようになっている。例えば「ジュラ紀」はアンモナイトや爬虫類が栄え、大形恐竜や始祖鳥が出現した時代だが、この時代の地層が発達しているフランス〜スイスに広がる「ジュラ山脈」から名付けられている。このジュラ山脈のように、特徴を持つ地層が分布している地域を「模式地」とよび、77万年前の地層を研究する上でもっと優れた模式地として、千葉の地層が選ばれ、命名されたのである。
(参考:「チバニアン」とは? 地質時代の名前に日本の地層が初採用/HUFFPOST)
うおおおおおおおおおおなんか急に凄さを実感してきた!!!
実は、小さい頃から化石とか天然石が大好きで、よく田舎のばあちゃんちの方に行っては、その近くにある地球博物館に行って、常設展で飾られていたティラノサウルスの標本に目を奪われたり、お土産やさんに売ってるアンモナイトや黒曜石を欲しがっていたりしていた子どもでした。もちろん映画『ジュラシックパーク』も見ていますし、ついこの間日本科学未来館で開かれていたマンモス展にも足を運ぶくらい好きです。「地質年代」と言われていまいち実感がなかったけど、これからもしかしたら「チバニアンで取れた化石だよ!」みたいなことが起こるのだとすれば話は別。めちゃくちゃワクワクしてきました。本当にすごい!!!
しかも今回「チバニアン」として登録された約77万年前に起こっていたことが、今じゃなんだか考えられないようなことが起こっていたらしいです。
「チバニアン」の特徴
地質学上「更新世」と呼ばれる時代の前期と中期の境目で、地球の磁場のN極とS極が最後に逆転した重要な節目とされる。 地球の磁場の逆転は過去にも起こっており、約77万年前の千葉では、オーロラが頭上から降り注ぎ、渡り鳥などの飛来がなく、地球環境が急変していたと推測され、新人類が現れたのもこのときではないかとされている。
(「チバニアン」とは? 地質時代の名前に日本の地層が初採用/HUFFPOST)
昔のことすぎて全然イメージがつかないけど、すごくワクワクする事だけはわかる。
今もしオーロラを見にいこうものなら、とんでもなく寒い思いをしてロシアとかもっと寒いようなところに行かなくちゃいけないし、それでも見ることができないような代物。それが千葉県で降り注いでたなんて当然考えられないし、そもそも磁場が逆転していたってことは、今とはコンパスが差す方角が逆になるってことだよね?なんでそんなことが当たり前に起きるのかは全然想像つかないけど、それが地層ではっきりとわかるポイントとして千葉の地層が選ばれたというのはすごく光栄なことなんじゃないかなと思っています。読売新聞オンラインによると、「チバニアン」を一眼見ようと観光客がたくさん訪れており、この週末でも通常の10倍以上の来訪があったとか。たかが地層を見るだけじゃん、とも言えるのですが、そこは男の子の血が騒いでしまうんですよね。あまりにも混みすぎてしまう前に見に行ってみたいなと思いました。
ところで、日本初の地質年代命名なことは喜ばしいことですが、肝心の地学のことを、僕は中2の遠足でやった化石掘り以来まともに勉強していないことに気付きました。そこで日本地質学会のホームページをちょこっと拝見して、地質年代の年表を見てみました。それがこちら。
流石にちょっともう何言ってるかこの1時間では分かりかねる。
まず「〜アン」がほとんど。さっきの「チバニアン」のことから考えると「〜時代」を意味するラテン語なのかなとは思うのですが、それにしても覚えづらい。しかもごくまれに「ステージ2」とか「ステージ3」があって、急に適当かい!って思ったら、「ステージ4」の次が「ステージ10」になってたり、もうわけがわからない。これは流石に難しいよ。でも、いつかこれを覚えられるかの耐久レースでもやってみたいな。
今回は余裕を持ってまとめ。
日本初の地質年代として命名された「チバニアン」。もちろん現在わかっているだけでも地球の磁場逆転の状況が分かりやすく残っていたり、天候変化の跡があったりと価値が高いものなのでしょうが、恐竜とまでは言わなくても、今まで我々が想像もし得なかったような、変わった生物の化石とか、まだ見たこともないパワーストーンなんかが発見されたらまた楽しみだなと思いました。ちなみに2008年に「地質の日」が制定され、それが5月10日らしいので、ぜひそれだけでも今回は覚えてかえってもらえたら嬉しいなと思います。近々また博物館いきたいなー。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。もしよろしければ、また別の1時間雑学トレーニングでお会いしましょう。
次の恐竜映画は「チバシックパーク」だね。
(執筆時間:57分06秒84)
Photo by ALEKSEY KUPRIKOV on Unsplash
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