【1時間雑学トレーニング#9】「ハスカップ」のために、僕は北海道にいくだろう。
こんばんは、しょーま(@shoooomaNOsekai)です。
こちらのプロフィールでは、会社の「学生採用」をやっていると書いていますが、最近別の仕事をゴリゴリ進めていて、それが最近楽しくて仕方ないです。つい先日こんなツイートしました。
いろんな仕事に携われることも幸せだし、そこに自分なりの仕事の価値観の共通点を見出してのめり込めてるのもよかったなーと感じています。
さて、さっそく今回も1時間雑学トレーニングをはじめていきたいと思います。
1時間雑学トレーニングのルール
①1時間でインプットとアウトプットを完成させること。今回で言えば、インプットを完成させてからnote1記事するまで1時間で完成させるということ。
②目標は1時間で記事執筆を完成させること。目的は少しでも自分が造詣が深くなるきっかけをたくさん作り、多くの人に発信することにチャレンジできる環境を増やすこと。そしてこの記事をきっかけに多くの人に「ちょっと新しいことを知るきっかけ」を創出すること。
③テーマは自由。なるべく自分が聞いたことがある単語で、自分が詳しくない分野を選び、自分の知っている知識の層を厚くできるように心がける。
④情報ソースも自由。最悪wikiだって使う。
⑤文末にチャレンジ時間を記入。
⑥noteに公開後、多くの人の目に届くように、Twitterに流す。扱ったテーマにさらに詳しい人がいれば、積極的に情報を取りに行き、可能であれば後日追記していく。
今回扱っていくテーマ「ハスカップ」
多くの人はTwitterやInstagram、テレビや新聞で情報を集めていることがほとんどなんじゃないかと思いますが、僕はよくYouTubeで情報を集めることが多いです。中でも都市伝説系とかクイズ系のチャンネルを見るといろんな新しいことが知れて好きです。先日、最近よくみているチャンネルでこんなクイズがありました。
企画の中身はというと、味を正式名称で当てようという「味覚クイズ」。視聴者は一緒に参加しにくい企画なので難しそうだなーとか思いながら見ていたのですが、そこで出てきたクイズの答えに聴き慣れない言葉が出てきました。
「正解は、北海道限定・ハスカップ味〜!」
は???と思いました。他の問題は食べたことがある味だったのでイメージしやすかったのですが、こればかりは謎すぎる。ハスカップなんて聞いたこともなければ食べたこともないし、出演者の中で当てにいった人がいることも、それが当たっていることもびっくりしました。そこで今回は謎の食べもの「ハスカップ」を掘り下げていきたいと思います。
ハスカップとは?
アイヌ語で「ハシカプ(木の上にたくさんなるもの)」からきている果物のこと。苫小牧を中心とする勇払原野や、大雪山・知床などの高山から亜高山地域に自生している。馴染みの深い人からはユノミ(アイヌ語で「エノミタンネ(細長い実))とも呼ばれている。
(参考:不老長寿の北国果実、ハスカップ!北海道ならではの魅惑の果実とは?/北海道ラボ)
動画の中でも少し触れられていましたが、「木の上にたくさんなる、細長い実の果物」とのこと。やはり北海道で主に自生・栽培されているものらしく、自分のような本州の人間にはあまり馴染みのない果物だったようです。写真を見てみると、ブルーベリーの細長いバージョンのような見た目をしていて、なんだか美味しそう。
元々はサハリンやシベリアで自生しており、そこから渡ってくる渡り鳥のフンに種子が含まれていて、そこから広がったのではないかとされているそうです。果物の原産国と聞くと、勝手にあったかいところをイメージしてしまうのですが、ハスカップは日本よりも遥かに寒いところからきていたんですね。
果物は栄養素が多いと言われているものが多いように感じますが、ハスカップもその例からは漏れないようで、なんと「不老長寿の果実」とも言われているそうです。
ハスカップの栄養素
ハスカップは「不老長寿の果実」とも言われるほど栄養素が多く、特に抗酸作用を持っているビタミンEがとても多く含まれている。さらにビタミンEの「一度活性酸素を無害化してしまうと効力を失ってしまう」という弱点を補うかの如くビタミンCも含まれているため、名実ともに「不老長寿の果実」となっている。
(参考:不老長寿の北国果実、ハスカップ!北海道ならではの魅惑の果実とは?/北海道ラボ)
不老長寿ってかっけー!!!と思い僕の厨二病魂がうずきましたが、ここで強気に「不老不死の果実」と言わないあたりが現実味があってさらに興味が湧きます。非常に繊細の果物らしく、ジャムやゼリー、動画内でもあったフレーバーウォーターなどで販売されることが多く、北海道の中でも生のハスカップが売られていることは非常に稀とのことです。そもそもジャムとかも食べたことないので、まずその味が美味しいのかどうかから知ってみたいものです。
このハスカップ、6月〜8月が旬のようで、その前の5月頃には白い花が咲きます。僕自身、お花の話を聞くと、ロマンチックに「花言葉」とか知りたくなってしまうので、ちょっと調べてみました。
ハスカップの花言葉
花期は5~6月で、枝先に白や淡い黄色の小さなラッパ状の花を咲かせる。花言葉は「愛の契り」。
(参考:ハスカップ/FLOWERs)
想像以上にロマンチックだった。
北海道・苫小牧の市の花としても指定されているようで、小さなラッパ状の花が愛の契りとして咲いて、その実が不老長寿の果実として食べられるわけですね。アダムとイブの話でも出てくる「禁断の果実」はブドウとかリンゴとかいろんな説があるようですが、これがハスカップだったらめちゃくちゃ綺麗な話になるなーなんて勝手に妄想してしまいました。いや絶対に違うとは言い切れないけど、「そこにあるハスカップ食べちゃえよ!」ってならないと思うんだよ。うん。
ここまでいろんな話を調べてみましたが、コーンフレークと違って、ハスカップも生産者さんの顔が気になるところ。実際自生している地域も難しく、その果実の扱いも難しいとなると、生産するのもより一層難しそうだなと思って調べてみると、生産者の方のインタビューが出てきましたのでご紹介いたします。
ハスカップを、「その土地の土壌や水に影響を受けやすく、同じ農園でも味が少し変わってくる、生産者のこだわりが出やすい果実」と紹介しながら、次のように語っています。
「ときいろファーム」鴇崎さんへのインタビューにて
鴇崎さん「小規模の農家でトン単位を供給するのは難しい。やはり、生産者同士で連携していかなくてはいけません。実際、そういった兆しも見えてきました。情報共有したり、協力して販路拡大をしたり。いまがハスカップ生産者にとって大事な時期といえるでしょう」
(参考:過酷な気候でこそ生育する 不老長寿の実「ハスカップ」/SHUN GATE)
どんな食べものであっても作るのは大変だし、現在は産業革命の影響で第一次産業の生産者は激減している中で、このような考えを持って「どうやって多くの人にハスカップを伝えることができるか」ということを考えて生産に臨んでいる姿は、一人のビジネスマンとしても学ぶことがあったし、こうやってひょんなことからハスカップについて知ることができたことをきっかけに、もっと触れて知っていきたいな、と感じることができました。「ときいろファーム」ではハスカップの収穫体験もやっているそうで、北海道に行ったことない自分としては、行ってみて食べてみたいなーと思いました。
今回のまとめ。
最初は動画の1コンテンツとして聞いた、ちょっとエッチな言葉だなぐらいにしか思っていなかったハスカップ。しかしいろいろ調べていく中で、本当に興味深い果実で、加工されたものももちろんですが、簡単に食べれないと分かっているからこそ、現地に出向いて生でその味を確かめてみたいなと思わせられた時間でした。北海道に行ったことがない、ブルーベリー好きな自分としては、北海道にいく理由が新たにできて、いつかいく北海道もとても楽しみになりました。早くハスカップの季節にならないかなー。
全然関係ないですが、第162回直木賞受賞作品の『熱源』もアイヌを舞台にした作品だったはずなので、これを機会に読んでみようかな。受賞された川越宗一さん、おめでとうございます。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。もしよろしければ、また別の1時間雑学トレーニングでお会いしましょう。
不老不死の果実が生まれたら、それはどんな形なんだろう。
(執筆時間:57分30秒77)
Photo by Sarah Cervantes on Unsplash
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