見出し画像

デンマーク滞在記録8【ヴァイキングを辿る】

どうも!

デンマークに関わり始めてからずっと気になっていたヴァイキング。
今回の滞在中はヴァイキングのゆかりの地に訪れることもできたのでその時のことを記そうと思います。

暮らしの拠点としてホームステイしていたお家の近くには世界遺産にも登録されている「Jelling Mounds(イェリング遺跡)」

ホストファミリーのお二人が時間を作って案内してくださいました!

直接ヴァイキングの歴史を聞けて面白かった。
近くには博物館も併設されています。
ヴァイキングにキリスト教が伝来した経緯やデンマークの歴史を知ることができます。

ヴァイキングのキリスト教徒によって作られた最初の教会がある場所です。
この土地には当時のヴァイキングの王様と王妃のお墓がありそこから出土された貴重な石碑などが展示されています。

お墓から出土されたルーンルーン文字が記された石碑
お墓の上には登ることができ、そこから教会を見ることができます。
博物館の中には当時のヴァイキングの生活の様子を知ることができる展示などがありました。
こちらの展示はかなりバイオレンスでした。
それぞれの武器で人のどこを殺傷するとどれくらいで死に至るかということが体験できる
ヴァルハラにいく体験ができました。
ちょっとよくわからない写真ですが笑
実際に当時使っていたアックスやソードも展示されています。
こうやってみてみると、この時代においては圧倒的な行動範囲の広さだなと感じます。

実際にヴァイキングの歴史を辿ってみて感じたことは
「ヴァイキング強っ!」っていうのが印象です。

北欧神話に基づくヴァルハラの思想が「死」を克服させてくれていることもですし、その航海術による交易先の広さなども非常にすごいなと思います。

この時代を経て強すぎるが故に、フランスに領土をもらい受けられたノルマンディー公がイングランド王国を結成して、今に至るプロセス、その後のイングランドイギリスとなっていくそのダイナミズムもまた歴史において自分たちと無関係であるとは言えない繋がりを感じました。

個人的には北欧神話に関心があるのでその点においてもとても面白かったです。各地域に残る自然の中に神々を見るような土着した信仰はとても共通性があるように感じています。日本の八百万の神々もにも同じようなことを感じます。
今ではデンマークではキリスト教が主軸の宗教ではありますが確かにヴァイキング時代に信じていた北欧神の物語もまた彼らの物語として受け継がれているのだなということを感じました。

現代でも自然を資源としてみる見方ではない、当時の土着信仰に近しい感覚がリバイバルしてきているように感じます。
改めて、生命的なものとして捉え直しどのように循環する世界の中で生かし合っていくかを考えることが大事になってきているような気がします。

ヴァイキングになりきる長男くん。


いいなと思ったら応援しよう!