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音楽ポエムに心酔する人たち
"音楽には価値がある"というある種の啓蒙のような発言は多い。
ジャンル問わず、音楽という一大芸術をそのままデカすぎる主語として振り回して「音楽ポエム」とも言うべき謎の文書をTwitterやらFacebookやらに投稿する人を目にする機会が、コロナ禍を通してなんだか増えたように感じる。
個人的に、芸術の価値というもんは現実世界において芸術を行う者と芸術を受け取る者がいる時空間でのみ発揮されるもの
豊かな娯楽は死:後編
☆前回のあらすじ☆
───「これは僕がインパしたときの話なんですけどね……」
「いやだなーこわいなー!!いやだなーこわいなー!!いやだなーこわいなー!!」───
スペースマウンテンでまばたきができなかった僕の眼球の水分は全て飛び、陶器のように乾いていた。
義眼のように乾いた眼球、こわばった四肢、無窮動に波打つ動悸、"無"に近づく魂。
確実に死に向かっている。
やはりディズニーランドは煉
豊かな娯楽は死:中編
☆前回のあらすじ☆
───二人のペニーワイズ、そして神と共にディズニーランドと呼ばれる煉獄に新たなる生を授かりに行く日になった私!いったいどうなっちゃうの~~~??!───
朝の8時にディズニーランドの入口で集合とのこと。
舞浜駅に近づくにつれ、電車は超満員になっていく。平日で。下りの電車が。満員…だと…?!
アミューズメント施設って、休日のお昼とかにいっぱい人が来るんじゃないの…?
ラ
豊かな娯楽は死:前編
僕には多くの恐怖症がある。特に代表的なものは「着ぐるみ」「高所」「驚かされること」「飲み会で『きみ、さっきから全然喋ってないけど大丈夫~?』って聞いてくるアホみたいなやつ」等である。喋るか喋らんか決めんのはワイやお前は黙っとれ
ある日、定職に就き自立した生活を送っている神のような友人から、遊びの誘いを受けた(定職に就き自立した生活を送っている人は僕にとって全員神である)。
遊びの誘いとは
「デ
未来の構文おじさんこわい
友人の演奏会やライブに行くと、必ず一人や二人は「あっ……この人は絶対にFacebookで演奏者にヤバ絡みして総スカン喰らっているな」というオジサン(またはオバサンだが、この話において中心となるのは性差ではなくてキモさなのでその辺は気にしないで頂きたい。)が存在している。
演奏後に謎のアドバイスをして去っていく、演奏者のSNSに陰部むき出し土足で踏み荒らし去っていく、等の危険な存在「クソリプファン