人を泣かせてしまった。
今日、僕は人を泣かせてしまった。
というのも、悲しみによる涙ではなく、もっと綺麗な方の涙。
その人は、昔の僕と同じで就職活動に追われ、内定が一つもなく、会うたびに焦っている様子を見せるのだ。
なぜ、そんなに暗い顔をして、焦っているのか。と尋ねたところ、
「就職活動をしていても、まだ内定を一つももらっていない。どうすればよいかわからない。」
と、予想していた答えが返ってきた。
僕自身、就職活動をしていた時は焦っていたし、内定も一つも無く、しかも就職活動を途中でやめて1年間の休学に入ろうとしている身分だ。
最近、人生のキャリアプランを考える中で、もっとやりたいことをやるべきだ。と思えるようになってきたので、その事を彼にも伝えてあげた。
その時、彼の何か我慢していたストッパーが外れて、涙を流した。
僕も就職活動を経験していたから理解できるが、やはり自分に正直になっていない人が多いと感じる。
自分の自己実現をするために企業に入るという選択は必要なのか?
何らかの理由をつけて少しの安心を得るために、「内定」をもらって我慢していないか?
就職活動をしている人たちはそのように自分に問うてほしい。
就職活動をやめて、成功しているとは言えない立場だが、明らかに言えることが一つある。
自分に正直になって、夢を追いかけている時間の方が確実にわくわくする。
だれしもやりたいこと、叶えたい夢は一つは必ずある。
その夢に突き進むために、一度就職活動という枠組みから離れてはどうだろう。
5月20日 研究室にて