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ゼンブ・オブ・ショーナン〜選手総評DF陣編〜

こんにちは。
皆さんお待ちかね?の選手総評のお時間です。
私のような何も成し遂げていないポンコツ大学生が選手の方々の評価をするなんて恐れ多いと思いつつもあーだこーだ言いながらチームを振り返るのは楽しいですし一般人同士が熱中してお話できるのもプロスポーツの良さなのかなと思っています。ということで今回はGK.CB.WBの選手の評価からいきたいと思います。今シーズンは多くの選手が試合に絡んだのでその分たくさんの特徴が見られました!


⚠️評価対象は今シーズンチームに登録していた選手です。(レンタルで別のチームにいた場合や特別指定として参加した選手は対象外)

⚠️個人的な意見が多く含まれます。それも含めて楽しんでいただければ幸いです。

GK陣

さてGKの総評です。基本1人しか出れないという制約からセカンドゴールキーパー以降は出番が回ってこないのが難しいポジションではありますが湘南ではスタイルの変化から多くの選手に出番が回ってきました。そのため単純なセービング能力だけではなくチームのスタイルと含めた評価をする必要があったのかなと思います。個人的には色々なGKのスタイルが見られて嬉しかったですね。それでは個人の評価です!

NO.1 ソンボムグン

韓国代表のGKであるソンボムグンの今シーズンは代表の時期とキャンプが被ってしまい合流が遅れたことで開幕戦は富居がスタメンに。中盤戦ではスタメンを奪取するものの後半戦は上福元にポジションを取られてしまったことでサブが続きました。セービング等のボールを止める、弾く技術に関しては群を抜いていてシュートに対して1番安定感があるのは彼なのは間違いないです。しかしながらゾーンで守るやり方を開幕で採用したことや保持面での強みを 途中から活かそうというチーム方針からほとんど ゴールから動かない守備範囲の狭さやビルドアップでのポジションの不足が気になったのも確かです。圧倒的なセービングで利点を出していた昨シーズンと比べハイボールでのミスもやや目立ってしまい勝ち点に繋げられなかったのも出場時間が減った要因かなと思います。やはりチームは全体で1つなので実力があっても必要な能力が無いと上手くいかないのだなと思いました。難しいですね。

NO.21 馬渡洋樹

めちゃくちゃしんどい時期に出番が回ってくる馬渡ですが今シーズンも最初の出番が広島戦の退場がきっかけでファーストプレーで大橋とのPKという。そこから数試合出番がありましたがチーム自体がゾーンでの理解の不足からエラーを連発していた時期だったこともありシュートに対しての弾く場所やクロスに対しての判断で後手を踏んでしまったかなという印象です。実際そこの不足が失点にもつながってしまいスタメン奪取にまでは至りませんでした。 ただホームの神戸戦は後方でのビルドアップの参加やパスコースの確保、中盤へのボールの受け渡しなどの判断が光り試合を優位に進めていました。  スタイル次第では能力を活かせるので来シーズンにも期待です。

NO.23 富居大樹

開幕戦からスタメンを掴んだ富居さんですが怪我?も重なり浦和戦以降からメンバー外の試合が続きました。能力は尖った性能が多い湘南のGK陣の中では1番バランスが取れており、背後のボール対してのケア、ビルドアップの参加、セービング等で穴はないかなと思います。ラインの上げ下げや連動した守備が必要ということで指示役としても開幕から選ばれた理由ですかね。ただ能力のバランスが良いということはめちゃくちゃプレスをかけられたりめちゃくちゃ攻め込まれたりすると足りない部分が見えてくるということでもあります。チームの様々な不足からビルドアップや守備の皺寄せが富居さんにきたのも事実でそこを支えきれずにミスが出てしまった開幕からの数試合かなと。京都には勝って川崎とは接戦、浦和と福岡には引き分けだったのでやっぱり安定感はありますよね。シーズン途中で水戸へと期限付き移籍をしました。来年はそのまま水戸になるんですかね…尊敬する人なので移籍は悲しいな…

NO.31 真田幸太

シーズンを通して出番はなかったもののマリノス戦ではベンチメンバー入りを果たしました。サイズに恵まれているのでここにチームとしてやってほしいラインの裏ケアや後方でのパスコースの確保などができてくるとスタメンも狙えると思います。ユース出身なので是非頑張ってほしい!

NO.99 上福元直人

シーズン途中から川崎フロンターレから完全移籍で獲得しました。保持の傾向が強まってきた湘南で後方からのやり直しやラインが上がったことによる裏のケアの不足があったことは確かでありそこをドンピシャでケアしてくれたかなと思います。ハイボールとミドルに対してのポジショニング等で味方との連携が必要かなと思いますが1対1にも強く、何よりスライドが早いため決定的なピンチにも追いつけるんですよね。見事な神セーブも光り最終的に人でバランスを取った湘南の痒いところに手が届くような良い補強だったと思います。たまにやるポカもエンタメ性があって良いですね(良くない)     来シーズンはどのようなサッカーをしていくのか、そこにどう合わせていくのかに期待です。

CB陣

こちらもスタイルの変化によって大きな入れ替えがあったシーズンかなと思います。プレースタイルが真逆の選手が多く、どのように起用するかも悩ましかったのかな。統率を取らなければいけない分若手中心で組むのもリスクがあるポジションですしね。そんな激動の1年間を過ごしたCB陣の評価に移りましょう。

NO.4 舘幸希

今シーズンのリーグ戦の出場は3試合に留まり不本意なシーズンとなってしまいました。今シーズンは副キャプテンにも就任し年齢的にも中堅に差し掛かったという立場でなかなか試合に絡めなかったというのは個人的にも残念でしたしチームを引っ張るような立場であってほしいなと思ったのも事実です。 CBの真ん中で起用された際にはライン管理の甘さが気になり右で起用された際はスペースに逃げて追い込まれているのが気になりました。強みのカバーや対人の強さも調子が上がらず競り負けるシーンも。しっかりとライン統率ができればカバー範囲や競り合いにも強くCBの真ん中に適任だと思いますし実力的にもこの出場時間で甘えるような選手ではないと思っています。
(母親は部活思考なので髪を染めたからだ!とまだ言っています。)

NO.8 大野和成

和成も35歳か…と時代の流れを感じざるを得ないですね。長年湘南を支えてくれている和成ですが世代交代も重なって徐々に…という風になると思ったらハイプレスに回帰した時期にはバリバリの主力で出場しました。出足の良さと潰しの能力の高さは健在ですが段々とその部分に遅れが見えてファウルになっている部分も。ただ和成は学びの意識が高くボールを運ぶことや相手を引きつけるという苦手な部分に対して取り組み成果を見せているというのがこの年齢でも重宝されている理由かなと思います。   和成に頼らざるを得ない状況は湘南のCB陣の層の薄さでもあると思うので上手くチームの循環を回していきたいですね。               プレーとは関係ないですが交代選手が帰ってきた時に必ず声をかけているのが和成でした。そんな風にチームのために動けるところが好きなんですよね。

NO.22 大岩一貴

異様にテクニカルなアシストを見せたりとんでもない上がり方をして観客を沸かせたりとエンターテイナーぶりを発揮した大岩は保持メインで戦った中盤戦は出場無し、それ以外は出場というハッキリと分かれた形となりました。本人の強みがフィジカルで優位を取れて積極的に味方に使ってもらうことで 発揮されるということが分かりますね。
もちろん大岩の攻撃参加は魅力的ですがその分CBに穴をあけてしまうのとその動きに合わせる選手が 必要になってしまったりとかなりリスクが高い動きなんですよね。後方からの引きつけて1つ前に運ぶことができず保持メインの試合では絡めなかったことを考えると今後のサッカー次第で扱いが変化してくる選手なのかなと思います。とはいえ今シーズンは大岩のプレーに支えられてめちゃくちゃ楽しませてもらったので感謝ですね。広島戦で飛び出していって2人薙ぎ倒したプレーは私の中で1番の爆笑ポイントでした。はちゃめちゃすぎるやろ。

NO.30 鈴木淳之介

ホームG大阪戦でまさかのCBコンバート。    ポゼッションでのレボリューションを起こした立役者であり穴であった左のCBのポジションを埋めることに成功しました。引きつけてからパスを出す、 相手に向かって運ぶ、斜めにポジショニングをするというビルドアップに必要なスキルを持っていてキックの質が高いのも魅力的。ただ運ぶだけではなく目的を持ってどこを引きつけるかを考えられる冷静さやメンタルの安定感も素晴らしいですね。プレスを受けると一気にプレーの質が落ちていたのもCBにコンバートすることでプレス自体が緩和されたことが大きかったかなと思います。カバーのポジション取りの遅さや飛び込みすぎて交わされることも多いのでDFとして必要な能力も身につけながら成長を見ていきたいですね。

NO.32 松村晟怜

正直なことを言うと晟怜はJ1の舞台ではプレーのスピードや強度についていけないと思っていたのでしっかりと試合に絡めたのが嬉しいサプライズでした。相手に振り向かれたらほぼパワーで負けてしまっていた今までとは違いプレスがちゃんと機能してスライドを早めることで相手に対して自由を与えない基礎的な部分が底上げできていました。今後はじゃあそこから何を強みとして出していくかですね。判断力やキックで勝負するタイプだと思うのですがまだまだ強みを出す部分にまでは至っていないのかなと思います。後ろ向きの相手にズバズバ縦パスを入れることが多いのでしっかりと自分が運んで相手を引きつけることやフリーな状態で何が自分にできるかを突き詰めていくことが個人の強みを出すことにつながると思いました。

NO.33 髙橋直也

私の母親の推しメンです。声をかけると必ず手を振ってくれるナイスガイでもあります。中盤での起用は序盤ありましたがレボリューションを起こした時期に右のCBのスタメンとして本格的に起用されました。彼のプレーで相手を引きつける、運ぶだけでこんなにサッカーが簡単になるのかと感動したのが印象に残っていてビルドアップをやる上で必須のスキルだなと改めて感じましたね。DFの対応も1対1で抜かれることも少ないし競り合いもそこそこ強い。 ラインが杜撰な部分やフィジカル面で無理が効かない部分もありますがここに関しては湘南のチーム全体の問題かなとも思うので来年はしっかりとチームとして連動した中で見たい選手ではありますね。鳥栖戦の1点目の起点、磐田戦での池田へのアシストなどは彼の利点が活かされた素晴らしいプレーなので振り返ってみてください。

NO.47 キムミンテ

チームのキャプテンとして1年間チームを引っ張ってくれました。ハッキリとモノを言うスタイルの選手が今までいなかったのでそういった意味でも弱い部分をなぁなぁにしない環境は作ってくれたかなと思います。プレー面で言うと起用な選手ではないので複数のことをやらなければいけなくなると後手に回ってしまう部分が多かったですね。レボリューションを起こしてからは保持での立ち位置とライン管理、両脇のカバーとやることがキャパオーバーして明らかに調子を落としていました。去年できていたラインの上げる、下げるタイミングがイマイチ今年は発揮されず最終ラインの統率とカバーという自分の強みが出せずに気合いでなんとかする場面が多いのも気になりましたね。キャプテンとして難しい立場ではあると思いますが個人での伸び代もまだまだあると思うのでチームと個人の両方を高めていってほしいと思います。

WB陣

人数的にも足りないし質で見てもどうにもならないポジションだったのかなと思います。鈴木雄斗の頑張りがとにかく目立ったポジションで左サイドは試行錯誤の末に畑が自信を取り戻してくれたことが印象的ですね。サイドに張ってビルドアップの逃げ道になること、後方で引きつけること、最終ラインのカバー等やることと運動量がとにかく求められて負担が大きいんですよね。CBとWBは補強ポジションかなぁ。

NO.2 杉岡大暉

サイドバックとしての出場が多かった杉岡はこちらにしました。うーんとにかく迷いが多かった気がしますね。1列前の選手と動きが被ったりサイドで張っても何もできなかったりという場面が目立ったかなと思います。運ぶこともできずに相手を引きつけられなかったのでどこが強みなのか分からない状態が見ていて多かったんですよね。多分本人も感じていだからこそ自分の強みを出しやすい町田に移籍したのだと思いますがそこでも最終的には出れなくなってしまいましたからね。とにかく自分の推進力とフィジカルのバランスの良さ、左足の強襲をどのように活かせるかを見つけてほしいですね。

NO.3 畑大雅

シーズン序盤は仕掛けることが一切なく何が強みなのか分からない状態になってました。途中から何かが吹っ切れたようにプレーの質が良くなり4ゴール5アシストという記録を残すことができましたね。 畑みたいにスピードとパワーを持っている選手は張って仕掛けるだけでも相当ありがたい。ビルドアップで逃げ道になるのはサイドだし仕掛けられるというだけで相手のラインを下げることにもつながるので無駄に色んなことをやろうとしなくてもいいんですよね。そこを理解できたのがスコアにも表れたのかなと思います。畑に張らせて仕掛けられる状況を作る、畑はサイドに張った位置で仕掛けるor裏を取るという優位の取り方は来年にも必ず活きてくると思います。

NO.6 岡本拓也

鈴木雄斗の加入によって出場時間が激減してしまった今シーズンですが全然スタメンでもおかしくない出来を披露してくれました。裏を取るのが抜群に上手く、いつどこでどう動くかを考えられる選手なんですよね。味方が運んだタイミングで相手の視野から外れ裏か足元どちらかを選択できているのでフリーで受けることができる。味方の立ち位置に合わせて動けるというのも他の選手にはない強みです。それだけにもっと出番があれば…仕方ないですけどね。

NO.28 吉田新

畑と小野瀬の離脱により出場機会を得ました。左足の精度はチームの中でもトップレベルでありセットプレーでも質の高いボールを送ることができるのが強みです。出場した試合ではその強みを活かす場面を作れなかったかなと思います。クロスを上げることが目的となってしまいボールをもらうために寄ってしまったりサイドに逃げてしまったりともったいないなと思いましたね。相手からしたらそこでクロスを上げられても怖くないしもし合わせるならとんでもない精度が必要になるんですよね。あくまでもクロスは手段であり自分の手札をどこでどのように使うかを判断していく必要があるかなと思いました。

NO.37 鈴木雄斗

個人的に文句無しのMVPです。WBでお休みが1回、ほとんどがフル出場ってちょっと異常ですよね。戦術理解度が高く守備ではスライド、切り方、プレスのタイミング等でほとんどミスがありませんでした。ボールを受ける際も後方からは相手を引きつけてしっかり運び、サイドに張った場合には相手と向き合って選択肢を作ることで右サイドで手詰まりになったことはほぼなかったと思います。前に質問で1対1で負けてるけどデュエル数では上位という内容が届いたのですがまさに鈴木雄斗というプレーヤーを示すデータで、個人能力で突出したものがないもののしっかりとサッカーという競技で何が必要かを精査したプレーをしているからこそこれだけ活躍できているんですよね。ピッチ外でもリーダーシップを発揮してチームに必要なことを提言したり若手の手助けをしたりと大車輪の活躍でした。補強したフロント偉いぞ!!!

明日はMFとFWをあげます!

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