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「ダイビング」を体系的に整理して理解を深めてみる

一般的に「ダイビング」と言っても、さまざまな要素が含まれます。
スキンダイビングではシリンダーを使用しません。また、沖縄でガイドインストラクターに引率される体験ダイビングもあります。さらに、熟練したダイバーが技術を習得し、深い洞窟内を潜るテクニカルダイビングも存在します。

これまで、これらの「ダイビング」を分類する枠組みは曖昧で、一括りに「ダイビング」とされてきました。そのため、技術を習得したり体験したりする際に、多くの混乱が生じたと感じています。今回は、この問題を整理することで、より良い理解が得られることを期待しています。

本題に入る前に「ダイビング」意外のもので、似たケースを考えてみます。

「山登り」
近所の高尾山登る(数時間/ケーブルカー)
夏の富士登る(それなりの装備)
冬の富士山登る(かなりの登山)
エベレストアタック(アルピニスト)
トレラン(山を走る)

「自転車」
一輪車
三輪車
ママチャリ
マウンテンバイク
ロードバイク

「野球」
キャッチボール
プロ野球観戦
バッティングセンター
草野球

「乗馬」
体験乗馬
外乗散歩
流鏑馬
障害
ドレッサージュ
総合
エンデュランス

レベル難易度、頻度、種類など様々です。


さて本題の「ダイビング」です。

下層レイヤーから①②③と分けて、①の中をさらに1-2-3、それ以降も同様に分けていきます。

①スキューバ(スクーバ)ダイビング
②スノーケル/スキンダイビング
(②-1旅行の時ちょいやる/②-2競技/②-3マーメイドコスプレ撮影)
③プール飛び込み

まず、上記の3つで大きく分類することが適切だと考えます。私は専門分野が主に①と②であり、今回の目的は特に①を体系的に分けることにありますので、以下ではさらに詳細に述べていきます。

①スキューバ(スクーバ)ダイビング

①-1体験ダイビング

①-2ダイバーライセンスを取得してのファンダイブ
①-2-1沖縄/南国
①-2-2極寒地/流氷
①-2-3湖/川/淡水
①-2-4カメラフォト

①-3セルフ
①-3-1バディダイブ
①-3-2ソロ単独

①-4テクニカルダイビング
①-4-1ケーブ/レック
①-4-2深度40mを超える大深度潜水
①-4-3ダブルタンク/トライミックス

こんな感じで、いかがでしょうか。いわゆる「ダイビング」と一言で表現しても、レベルや種類によって異なっており、その多様性をイメージしていただけるかと思います。

さて、整理した内容を基に更に進展してみると、様々な「ダイビング」の種類によって目標や最適解が異なると考えています。

潜るポイント
潜る時期
必要な技術
内包されるリスク
などです。

例えば、環境です。

カメラ派ダイバーの場合、お目当ての生物がいるかどうかが重要であり、その生物がその時点で存在するか確認する必要があります。

一方、バディ潜水者の場合、2人で安全に水中散歩を楽しむことが理想的です。

そして、大深度潜水の場合、生物がいなくても深く潜ることが重要です。

また、必要なスキルレベルも大きく異なり、スキルレベルの違いはリスクの違いにも繋がります。

具体的に言えば、カメラ撮影や大深度潜水に挑戦するためには、まずはダイバーライセンスを取得する必要があります。スキューバダイビングの基本を学び、次に難易度の高い種目に進む必要があります。また難易度の上昇は、リスクの上昇を意味します。

まとめます。

「ダイビング」と一概に言っても色々な種類があること。様々な難易度があること。それによりベストな環境は違ってくること。スキューバ(スクーバ)ダイビングの種類は様々あるが、まずはダイバーライセンスを取得することがその一歩であり、それはそのスタートに過ぎないということです。

ではそれぞれ、テクニカルダイビングは、ライセンス取得後どうしたらできるようになるのか?などさらなる詳細は今後の個別の記事でまとめたいと思います。


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