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どれくらい練習すればスキューバダイビングはマスターできるのか?現代社会のリアルから考察してみる。

スキューバダイビングを「マスター」するためには、どの程度の訓練が必要なのでしょうか。今回は、具体的な視点から探ってみたいと思います。

結論から言います。ダイビングの「マスター」になるまでの具体的な量は、以下が目安になってくると思います。

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資格取得(OWD/AOW/各種SP)20万円
器材100万円(ウエット&ドライスーツ&重器材&軽器材&コンピュータ)
ダイビング料金(国内日帰り30ダイブ/宿泊旅行10ダイブ) 50万円
 

合計170万円
日数25日間(水中練習時間50時間)
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お店や使うものの種類、どこにどれくらい潜るかで料金が変わると思いますが、おおよその目安はこんな感じです。以下、考え方も含めてもう少し詳しく考えてみます。

まず一口に「マスター」といってもその基準は、様々ですよね。何が「マスター」なのか?この記事でいう「マスター」というのは、プロレベルとまではいかないけど、一般人の趣味としては十分なレベルかなりそのものをやって習得しているレベルとしたいと思います。たとえば、一度や二度経験したことがあったり、資格を持っているだけでは「マスター」とは言えません。「自信を持ってできる!趣味です!履歴書などにも記載できます!」といえるレベルを「マスター」と呼びたいです。

そこで、他の趣味や資格にマスターするためには、どれくらいの時間や費用がかかるのか、ざっと調べてみました。

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読書 数千円〜
マラソン/ウォーキング 靴とデジタルウォッチ 100時間 3万円
・ヨガ
 マットとウエアー 100時間 3万円
お料理 教室20時間 20万円
・宅地取引主任者 資格予備校400時間 20万円
・普通自動車免許 60時間 30万円
・剣道 初段 500時間 50万円

・海外旅行 8日間 100万円
・ゴルフ 100切り 150万円

・乗馬 3種の歩様 100時間 200万円
ピアノ/バイオリン 200万円〜
・司法書士(国家資格) 3000時間 200万円〜
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ピアノやバイオリン、ゴルフなど、高価な道具を使う趣味は、習得に時間がかかるだけでなく、その道具自体にもお金がかかるため、高いコストがかかると言えます。

以上を踏まえて、ダイビングの「マスター」についてまとめます。
ダイビングを「マスター」するためには、おおよそ数百万円かかることと、25日間ほどのトレーニングが必要だと思います。ダイビングでは、自分用の装備が必要であり、スキルを身につけるためにはインストラクターの指導を受ける必要があります。また、潜るためには沖縄や海外への旅行も必要であり、そのためにも費用がかかります。
これらの要素から考えると、ダイビングは他の趣味に比べてお金も時間もかかる、マスターするのにコストがかかるものだと言えます。

「え?そんなの当然知ってるよ」「誰でも最初からそんなこと分かっているよ」と思われる方も多いと思います。

しかし、意外とこのことがわかりにくくなっているかもしれません。

レンタル器材が以前より充実してきました。レンタルでもある程度安全に潜れるようになってきました。初めての体験ダイビングを安く試すことができるお店も増えました。インターネットでの情報量が豊富になり、簡単に比較できるようになり、いろいろ試してみることができる時代になりました。ダイビング業界も以前に比べて始めやすくなったと思います。
しかし、その技術を「マスター」するには時間とお金がかかります。その先に、素晴らしい感動や楽しさがあるのです。

今はちょっとだけ試してみることができる時代で、趣味も多様化しています。また、VRやCGなどバーチャルな体験も可能になりました。幅広くお試しできる便利な時代ですが、真剣に労力やコストをかけて「マスター」することで得られるリアルな喜びも忘れてはいけないと思います。そのことは今も昔も変わっていない気がします。



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