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なぜ25歳で起業(独立)したのか?

この話はあまり他で語られることがないものです。今回の機会を活かしまして、まずはこの点についてお話ししたいと思います。

私は12歳の頃からダイビングを始め、世界中を巡る中でプロダイバーを目指すこととなりました。そして、学生時代から伊豆のダイビングショップで修行を積むことにしました。そのショップは、ハンマーヘッドシャークで有名な神子元島でダイビングを楽しむことができるところです。日本一難しいガイドが求められる神子元島でガイドができれば、日本一のプロダイバーとなれると思い、18歳の最年少でプロダイバー資格を取りました。

そのショップには厳しい親方がおり、一つひとつの仕事を教えてくださいました。一般的には、ブラック企業と言われるようなところではありましたが、親方の弟子に対する情愛を感じ、修行のために頑張ることができました。親方は厳格でしたが、スキルを磨くことができ、将来的にもこの会社で一生働くつもりでした。

しかし、修行を続けるうちに、親方やその会社の「限界」を感じるようになりました。私腹を肥やすような経営方針やお客様に無理を強いる営業スタイル、度を越えたハラスメントなどがありました。ここで続けて働くことは望ましくないと感じ、何よりお客様にとってもよくない、、、もっと良いサービスを提供したいと思うようになり、自分自身でダイビングを素敵に伝えるために起業する道を選びました。

起業の意思を伝えると、親方から猛烈に反対されました。「誰がここまで育てたのか?」「独立はさせない」と言われました。このような話はよくあることです。ダイビング業界は狭いため、トラブルを避けるためにも、親方に感謝しつつ数年我慢した後、なんとか退職を実現しました。

辞める際には酷い扱いを受け、退職をする前の1年間は特につらかったです。退職する際には親方から条件が出されました。お店で知り合ったお客様とは連絡を取らないこと、伊豆エリアで起業しないこと、退職後5年間は起業しないこと、などです。取引のあるメーカーには、圧力をかけて、、、活動ができないようにするとも言われていたと思います。。。

今考えると、、、納得いかない条件であったと振り返りますが、それも我慢と考え、条件を守る努力をしようと思いました。

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