Perfume COSTUME MUSEUMが本当に素晴らしかった、という話
兵庫県神戸市中央区の兵庫県立美術館にて9月9日から開催中のPerfume COSTUME MUSEUM(以後、適宜「衣装展」と称する)を鑑賞してきた。
とにかく素晴らしかった、その一言に尽きる。
同展覧会は今後全国各地を巡回するとアナウンスされているが、神戸で開催されている展覧会が最大規模になるとも言われている。ならばこの機会を逃さず観に行くしかないと思い、神戸へ向かった。
まず立ち寄ったのは三宮。
駅近くの神戸三宮センター街に衣装展の大きなバナーが掲示されているとのことで、向かってみた。
このバナー、会期末まで掲示されてるとのこと。
バナーを見たあとは、会場最寄りの岩屋駅まで阪神電車で移動。
神戸三宮駅からは数分で岩屋駅に。
駅を降りてしばらく歩くと、すぐに美術館が見える。近い!
確かに展示室までのルートは複雑で迷路のようだった。順路の案内がなければ間違いなく迷子になる。
しかしそんな迷路を抜けて展示室に入れば、そこはまさしくPerfumeワールド。3人が実際に袖を通し(袖なしの衣装もあるじゃん、とかいうツッコミはナシでw)、ステージに立ったあの衣装が目の前にある。
展示室に入ってすぐのところに図録と鑑賞ガイドが置いてある。忘れずに持ち帰りたい。
服飾には疎い筆者であるが、衣装の縫製の細やかさ(精度とでも言うべきか)がよくわかる。その圧倒的なクオリティが素晴らしい。
そして、ごく一部の展示に限られるとはいえ、展示されている衣装の撮影が可能なのがありがたい。
衣装の展示にあたっては、普段からPerfumeの衣装に携わるスタッフも参加しているという。もはや単なる展示ではない。その衣装が持つポテンシャルは最大限に引き出され、ライブと同等の緊張感が伝わる。臨場感が醸し出される。
会場内では服飾関連の仕事に従事していると思われる方や、服飾を専攻してると思われる方を目撃した。分厚いノートに一所懸命にメモやスケッチを書き込んでいた。そんな方々にとってはPerfumeの衣装はこれ以上ない最高の作品なのかも知れない。
メンバーお気に入りの衣装にはメンバー自身による解説もある。衣装のチョイスや解説も三者三様。
前述の通り、撮影可能な衣装は限られており、ここですべてを紹介することはできない。それ故この衣装展がどれほどに素晴らしいものか伝えるのにも限界がある。しかし遠方からでも足を運んで鑑賞する価値は十分にある。万障繰り合わせて神戸へ行くことをおすすめしたい。それほどに素晴らしかった。
正直に話そう。実は衣装の展示で満足しきってしまい、このサイン入りボードの存在をすっかり忘れたまま美術館をあとにしようとした。美術館の係員に「こちらにPerfumeさんのサイン入りのボードが…」と促されてようやくボードの存在を思い出した次第だ。
兵庫県立美術館を代表する作品にも出会えた。
普段、美術や芸術とは無縁の生活をしている筆者ではあるが、こうやって何かのきっかけで美術館に来るのも悪くないな、と感じた。
日帰りで何かと慌ただしい遠征であった。
今度は1泊してゆっくりと神戸を堪能したい。