Takeshℹ︎ FukumotO

『西野亮廣エンタメ研究所』サロンメンバーです。 西野さんが制作中の物語【夢幻鉄道】の二次創作で小説を執筆中^_^

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『夢幻鉄道』が気づかせてくれたこと

『夢幻鉄道』とは お笑い芸人で絵本作家のキングコング西野亮廣さんが手掛けるコンテンツ。 主人公は誰かが見ている夢の中へと『夢幻鉄道』で導かれ、知る事のなかった真実に触れると言うフォーマット。 誰もが、このフォーマットを使い、自分の作品を生み出す事が出来る… *この物語は、私の思い出をベースに『自分にとって大切なこと』を書き記した作品です。 *写真はイメージです。PAKUTASO さんより 〜プロローグ〜 名古屋駅から少し離れた住宅街、街に溶け込む様に佇むCafeがある。

    • →→→10年前を振り返る→→→

      2011年3月11日 あの日は金曜日だった。偶然にも息子の卒園式があり、私は有給休暇を取得して自宅がある横須賀にいた。 午前中の卒園式本番を終えて、私は一人自宅に帰り掃除や洗濯の続きを、妻と息子は卒園式後の謝恩会に参加していた。 【2時46分】私は近所のコンビニに立ち寄り、入店しようとした瞬間! 「バチン!!」 急に店内の明かりが落ちた。 停電?そう思った次の瞬間!! 大きな揺れが体を突き上げるように襲い、駐車場に止められていた車は、ゴム鞠が弾むように上下していた。

      • #17 『夢幻鉄道』と少年野球

        カート一杯に積み上げられた買い物袋と、箱買いした2ℓのお茶をトランクルームに乗せてショッピングセンターを出た。 建物を周るように進むと、向かいにある小学校のグランドからは、少年野球の練習音が響いていた。 引っ越すことになる4年生まで続けていた少年野球は、日曜日になると近くの中学校で練習を行っていた。 コンクリートで3列に積み上げられた大きな応援席が、とても印象的なグランドだった… ** 彼女は時々、友達を連れて日曜日のグランドに遊びに来ていた。お昼が過ぎて彼女達は家に帰っ

        • #16 『夢幻鉄道』と駄菓子屋

          妻が免許を持っていないので、休みの日に運転手をするのが結婚してからの習慣だった。 今までは家族みんなで出かけていたのが、コロナ禍で買い物メモを持たされ、一人で買い出しに出かける週末が続いている… エレベーターから降りた所には、駄菓子を多く扱うテナントが新しくオープンしていた。 ** 駄菓子屋は、私と彼女の家の中間付近にあった。店舗は角地に建っていて、側道側にはインベーダーゲームやピンボールなどが並んでいた。 アスファルトの道には白い石で、大小の丸い輪っかが描かれ「けん!け

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        『夢幻鉄道』が気づかせてくれたこと

          #15 『夢幻鉄道』とピアノ

          寒さに震えて小走りに家に着くと、電子ピアノの音色が玄関の外まで聴こえていた。隣り合う鍵盤の音が重なり聴こえる不協和音は、妻ではなく娘が弾いているからだとわかった。 ** 駅前にあった市民ホールは、幼稚園のお遊戯会や子供番組のイベントが開催されていた馴染みの場所だった。 そんな場所で開催されたピアノの発表会に彼女が出るという事で、母親と一緒に観に行った。 スポットライトを浴びた彼女は、綺麗なドレスに身を包み辿々しくも演奏を奏で終えた。なんの曲を弾いていたかは覚えてないが、眩

          #15 『夢幻鉄道』とピアノ

          #14 『夢幻鉄道』と粉雪

          会社帰り、夜になって急に気温が下がったかと思うと、チラチラと雪が舞い始めた。鞄の中からマフラーを取り出し素早く首に巻くと、雪はマフラーに落ちてスーっと消えた。 子供の頃、毎年のように積もる雪で彼女と遊んでいた事を思い出した… ** 朝、目が覚めて窓を開けると向かいの駐車場には雪が降り積もっていた。小学校から帰ってくると、微かに雪が振り残る中、彼女と小さな雪だるまを作った。 彼女が巻いていたマフラーに雪が落ちて消えた。 夢幻鉄道に乗って、彼女はまだ来ない… #夢幻鉄道

          #14 『夢幻鉄道』と粉雪

          #13 『夢幻鉄道』とクスノキ

          上司から急ぎの資料作成依頼があり、営業車を公園の側道に止めてパソコンの電源を入れた。公園に植えられた木々の隙間からは、木漏れ日が車内に降り注いでいる。 ** 私と彼女が通っていた小学校には、とても珍しく校庭のど真ん中に大きな楠(クスノキ)が立っていた。樹齢は100年を越えていたと思う。 幹の太さも子供10人以上が手を繋ぐほどで、追いかけっこでは木の周りを、みんな笑顔でグルグルと回っていた。 あの楠は、未だに校庭の真ん中で子供達の笑顔を、眺めているのだろうか? 夢幻鉄道に

          #13 『夢幻鉄道』とクスノキ

          #12 『夢幻鉄道』とランドセル

          夕方、営業車に乗り会社を出る。駐車場から車道へと出る為に一時停車すると、ランドセルを背負った小学生達が車の前を横切った。 ランドセルには黄色いカバーが掛けられていた。恐らく一年生だろう。 *** 小学校へ入学すると、1学年4クラスあったが、幼なじみの彼女とは偶然にも同じクラスになった。彼女は当時としては珍しいピンク色のランドセルを背負っていた。 3年生のクラス替えでも同じクラスになった私達。お昼休みは勿論、学校から帰った後も一緒に遊んでいた。 夢幻鉄道に乗って、彼女はま

          #12 『夢幻鉄道』とランドセル

          #11 『夢幻鉄道』が聞こえる窓

          お昼の休憩時間が終わり、会社へと戻る道すがら無機質なモルタルの建物に、青空が反射した大きな窓が見える。 幼なじみの彼女は、交通事故で入院した私に会いに、何度も病院へ来てくれた。腕に点滴を刺すことを嫌がり、足首に針を刺していた私と、椅子に腰掛けた彼女はトランプをして遊んでいた。 静まりかえった夜には、遠くに走る電車の音が微かに聞こえていた。 夢幻鉄道に乗って、彼女はまだ来ない。 #夢幻鉄道 #キングコング西野 #西野亮廣

          #11 『夢幻鉄道』が聞こえる窓

          #10 『夢幻鉄道』と、かけっこ

          昼休みに近くの公園へ出てみると、暖かい風が吹きはじめ春の訪れを感じた。日差しが降り注ぐ広場では子供達が元気に走り回っている。 私より足が速かった幼なじみの彼女。 あの日も、幼稚園から帰ってきて二人で近くの公園まで競走する事になった。幹線道路の歩行者用信号が青になると二人は笑顔で駆け出した。 もう直ぐで公園だ。彼女の背中は遠のくばかり、負けたくなかった私は横断歩道の手前で急に道路を横切った… キィィィ! 夢幻鉄道に乗って、彼女はまだ来ない… #夢幻鉄道 #キングコング

          #10 『夢幻鉄道』と、かけっこ

          #9 『夢幻鉄道』と赤いワンピース

          オフィスの窓からは微かに東京タワーが見える。青い空と鼠色の森の中で、真っ赤なワンピースを着た彼女が呼んでいる。 幼稚園のお遊戯会では主役を演じて、ひとり大人びた表情を見せていた彼女。その他大勢の衣装を纏い、並んで撮ったツーショット写真は未だに実家に残っているのか… 生まれた年が一緒で、生まれた場所が近所。ただそれだけなのに…赤いワンピースを着た彼女は、いつまでも無邪気に笑っている。 夢幻鉄道に乗って、彼女はまだ来ない… #夢幻鉄道 #キングコング西野 #西野亮廣

          #9 『夢幻鉄道』と赤いワンピース

          #8 『夢幻鉄道』は、朝陽の中で

          リモートワークが推奨され、出社するのは週に1〜2日程度になった。 毎日2時間かけて都心のオフィスに通っていたのが嘘の様に重たい足取り。最寄駅が通勤電車の始発駅というのが唯一の救いだ。 朝陽が差し込む車内で1時間ほど眠ると、電車は乗り換え駅に到着する。ここから海の方へ向かう路線に乗り換えて、30分ほど進んだ場所で私は生まれ育った。 電車のドアが開き、流されるようにホームから階段を降りて改札口を出た。 都心へ向かういつもの路線。そして、生まれた町へ続く路線。 多くの人が行き

          #8 『夢幻鉄道』は、朝陽の中で

          #7 『夢幻鉄道』に託して

          人生は無数に繰り返される『選択』で形成されている。 小さな選択もあれば、受験や就職のような大きな選択もある。 あの日、なぜ彼女に会いに行かなかったのか… ** 私が小学5年生で引っ越して、離れ離れになり5年を迎えた中学3年の秋、突然彼女から電話が来た。 「中学の文化祭に遊びに来て」と言う連絡だった。嬉しさと同じだけ、恥ずかしさもあった…中学3年の男子なんてそんなもの 「あぁぁ、行けたら行くね」 多分、そんな言葉で返していたと思う。 あの日、なぜ彼女に会いに行かなか

          #7 『夢幻鉄道』に託して

          #6 『夢幻鉄道』に乗って来て欲しい人…

          夢幻鉄道の主人公は、自分の意思で誰かの夢に行くのではな無く『誰かから誘われる様に』夢の中へ訪れて行く。 だから、もし自分が『夢幻鉄道』を使う事が出来るなら『誰を夢の中に誘うのか』と妄想するのが正しいだろう。 ・疎遠になっている父親 ・生き別れの娘 ・危篤状態の祖母 ・意識不明の友 ・入院中の妻 考えてみたけど自分には該当する人はいなかった。 #いないんかい 唯一、幼稚園から私が引っ越す10歳まで一緒に遊んでいた幼なじみの"彼女"を思い出した。 彼女は今、どこで、どん

          #6 『夢幻鉄道』に乗って来て欲しい人…

          #5 『夢幻鉄道』は[現実]と[誰かの夢の中]を行き来する物語

          西野さん曰く、『夢幻鉄道』という作品は、誰でも自由に使えるもの(=パブリックドメイン)だと言い、物語の軸なる設定が 「主人公が夢幻鉄道に乗り[現実]と[誰かの夢の中]を行き来する」という事 誰かの夢の中に広がる世界は、夢を見る人が生きていた中で蓄積された記憶や経験が投影されている。 主人公は夢を見ている人と共通の記憶を持っていたり、『持っていなかったり』する… 夢を見ている人が思っている感情は、主人公の知らない側面であり、言葉には出せない感情なのかも知れない。 誰もが経

          #5 『夢幻鉄道』は[現実]と[誰かの夢の中]を行き来する物語

          #4 『えんとつ町のプペル』の次は『夢幻鉄道』が動き出す

          キングコング西野さんが『えんとつ町のプペル』に続き、次に仕掛ける大きなプロジェクトとして『夢幻鉄道』がある。 YouTubeでは西野さんが作詞作曲した『夢幻鉄道』の歌を唄う動画も多く上げられており、曲が先行して話題となっている。 #HigtT #松尾優 ↓ #素敵な歌声 西野さんが制作している『夢幻鉄道』については今後発表される為、楽しみに待っていたい。 ただ、『夢幻鉄道』と言う物語は、既に沢山の人達が独自にストーリーを書き上げて、このnote内でも投稿されている。

          #4 『えんとつ町のプペル』の次は『夢幻鉄道』が動き出す