非認知能力を伸ばそう!【SHONANのSBL #1】
立正大淞南はいま「非認知能力」を伸ばす取り組みを進めています!
「非認知能力」とは…??
この言葉を聞いたことがあるでしょうか…
「非認知能力」とは、簡単に言えばテストで点数にできない力のことです。
本校では2年前から非認知能力育成の専門家である中山芳一先生に定期的に来ていただき教職員研修を重ねてきました。そして立正大淞南にしかない「認知能力+非認知能力」を伸ばす独自の教育メソッド「3つの行動目標」を作成して取り組んでいます!
1) 非認知能力とは?
ー頭の良さとは一体何なのか?ー
これまでの概念では「頭の良さ」はいかに知識を記憶できるかということをテストで測定し数値化することでした。その数値を評価していたので、いわゆるインプットの力のみになりがちだったのではないでしょうか…
「頭がいい=点数が高い」と…
では社会活動を行なう上で必要な力とは…
他者と協働するための、コミュニケーション力、社交性、協調性、共感性、親切心、貢献心、リーダーシップ…
社会を生き抜くための、忍耐力・自制心・回復力・判断力・意欲・楽観性・自信…
これを測るテストと数値はありません。
「テストの結果、きみの意欲は〇〇点だったよ」
「テストの結果、きみの向上心は満点だったよ。おめでとう!」
と言われたことは一度もないでしょう…
一般的に学力と言われるものは、テストをすれば点数が出て測ることができる認知能力のことで、それは読み・書き・計算などの理解をテスト(学力検査)によって客観的に点数(数値)にできるものです。
しかし、テストでは数値化が難しいけれども、社会に出て必要不可欠な生きる力があります。それが非認知能力と言われています。
2)中山芳一先生との出会い
令和4年(2022年)8月、岡山で開催された中国・四国地区私立学校初任者研修会で中山芳一先生から「生徒の非認知能力を伸ばし、評価するために」というテーマの講演がありました。
そこで初めて中山先生のお話しを聞きました。
「皆さん、生徒の忍耐力、協調性、リーダーシップは何点ですか?」
「えっ!(何点って…⁈)」
「数学や英語はペーパーテストで点数がすぐにわかるじゃないですか…」
「(うんうん)」
「認知能力ももちろん大切ですが、数値化できない忍耐力、協調性、意欲も社会に出た時に必要不可欠ですよね。それを非認知能力といいます。
むしろ非認知能力の方が重要視されないですか?」
「…(その通り!)」
講演終了後、すぐに先生のところに行き、
「先生、うちの学校に来てください!先生のお話をうちの先生方に聞かせてあげたいんです!」
と無理なお願いしたのをハッキリと覚えています。
そしてその年(2022年)の12月に初めて学校に来ていただいて、非認知能力についての職員研修を行ないました。
その後も定期的に何度か先生に来ていただいて教職員研修を続けています。
3)非認知能力を育む取り組み
本校はスポーツが盛んで、サッカー部や野球部が全国大会に何度も出場しています。その中で野球部からは3名のプロ選手が誕生し、サッカー部からは30名以上のプロ選手が誕生しています。
更に興味深いのは、本校を卒業してからもサッカーを続ける生徒が80%以上もいることです。
普通、高校の部活動は引退後、卒業してやめる生徒がほとんど…
進学先で80%以上がサッカーを続けるというのは驚異的な数字です!
なぜ立正大淞南の生徒は卒業後も競技を続ける人がこんなにも多いのか?
立正大淞南の3年間で子どもたちが大きく成長しいくのは「非認知能力」が育まれているからではないだろうか…
そう感じました。
「中山先生の研修を通して立正大淞南の先生方の力を『見える化』し、うちの先生方に、いま以上に自信を持って生徒の育成にあたってもらいたい!」
「生徒の良いところ、先生方の良いところをもっともっと伸ばしたい!」
それが、中山先生に本校に来ていただいた理由です。
まとめ
スクールミッションに掲げる「バランス感覚のあるリーダー」…
それは「誰からも頼りにされる人」ということ…
中山先生のファシリテーションのおかげで先生方と一緒に「3つの非認知能力の考え方」をもとに立正大淞南にしかない「認知能力+非認知能力」を伸ばす「3つの行動目標」=『SBL』を作成しました。
これはスクールミッションに直結する立正大淞南オリジナルの3つの行動目標です。
子どもたちには淞南スキルを身につけて社会で活躍する人物になってもらいたい…
これからも先生方と共に努力をしながら「淞南の教育力をもっと見える化して発信していきたい!」と思っています。
「認知能力」とともに「非認知能力」を伸ばしていきながら…
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