トライアルアンドエラー
1)一度やってみる!
何事においてもチャレンジする気持ちを忘れないことは大切です。
「一回やってみましょう。それで何か問題があれば元に戻せばいいじゃないですか」という考えを持つポジティブな先生が本校にはいます。
私はこの考え方に大賛成!
良いと思ったことは「一度やってみる!」ということを推奨しています。
学校の中で良いアイディアが浮かんだら、みんなで話し合って「じゃあ、一度やってみよう!」とすぐ試します。
良いことはドンドン取り入れてアップデートしていった方がいい。
教員からの「こうしたら学校が良くなると思う」という意見は多い方がいいに決まっています。積極的に出してほしいと思います。
常に「生徒のために学校を良くしていこう」と考えている先生方の意識こそが、学校を良い方向へ進めていく大きな推進力になります。
例えば、今年から式典以外での制服の着用を見直し、試験的に登校時の服装について新たな取り組みをはじめています。
今年4月から成人年齢が20歳から18歳に引き下げられ、高校時代に社会生活を見据えた成人としての準備が必要となってきます。
そこで、社会に出る責任と自覚を持つキッカケとして「学びにふさわしい服装の選択を可能にする取り組み」をはじめました。
昨今の感染症対策や熱中症対策、また衛生面や多様性の観点からも「学びにふさわしい服装とは何か」を自ら考え判断し、自己管理や柔軟に対応する力を身に付けて欲しいと考えています。
2)トライアルアンドエラー
「トライアルアンドエラー」という言葉があります。
(トライアンドエラーとしても知られていますが、本来はトライアルアンドエラーというそうです)
「やろうと思っていたのだけれども」と言っているうちは少しも前進していないし、何も変わっていません。まずは一度やってみる。
「ああでもない、こうでもない」と頭で考えてばかりいても、行動しなければ何も始まりません。
ベストを尽くしてやってみて、その後のことはそこから考えればいいのです。
授業の取り組み方や部活の練習の仕方でも、ポジティブ思考で前向きな試行錯誤を繰り返すことは、新たな発見を手にすることにもつながります。
アップデートのヒントも見つけられる可能性もあるし、逆に「変えてはいけない」大切なことも、よりハッキリと浮かび上がってくることもあります。
3)失敗は成功のもと
また、成功から学ぶことも大きいですが、失敗から学ぶことも大きい。
昔から「失敗は成功のもと」と言われるように、失敗の体験は実は重要です。
失敗は何ももたらさないと考えてしまうとネガティブな思考に陥ってしまいます。
落ち込むことがあるかもしれませんが、いつまでもくよくよすることは良いことではありません。
早く切り替えて、なぜそうなったのかと思いを巡らすことで、自分なりの経験値を手に入れることができるでしょう。
若い人にとって、これからの人生を考える時、未来は何も確定していません。
どの方向を向いても大きな可能性が広がっています。
無限の可能性があると思っていい。
エネルギーに溢れる若い世代の特権は挑戦する心です。自分の希望に向かって、様々な新しいことに果敢にチャレンジすることを楽しみましょう。
失敗を恐れてはいけません。
「失敗の科学」という本があります。ここには、失敗を恐れたり、非難したりするのではなく、失敗から改善点をみつけることが重要なことだと、実例をあげて説明してくれています。
まとめ
価値観がめまぐるしく変化する現代にあっては、過去の習慣に捉われず、良いと思ったことを「一度やってみる」ことは大切です。
その積極的な姿勢が真の学び、深い学びにつながっていくのです。
そして、自分のためではなく「生徒のために」「誰かのために」と思ってチャレンジをすることは、価値ある行動だと思います。
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